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Windows11 コンテキストメニューを Windows10 以前の仕様に戻す

Last updated at Posted at 2022-07-17

これは何?

こいつを叩き潰し「その他のオプションを表示」を選択した際に出るコンテキストメニューに標準化する方法です。

image.png

結論

以下のレジストリ キー を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32

その後、レジストリ エントリの "(既定)" について、値を空に設定します (= "(値の設定なし)"では NG です)。
image.png

※ NG 例
image.png

レジストリ更新後、再起動でコンテキスト メニューが変更されます。

下記コマンドがレジストリ登録においての同等の処理となります(再起動は手動で行うこと)。

context_menu_change2win10.bat
reg add HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32 /f /ve

image.png

戻し方

当該レジストリ削除後、再起動で Windows11 コンテキストメニューに復帰します。

下記コマンドが同等の処理となります。

context_menu_back2win11.bat
reg delete HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2} /f

補足(というか推測)

・CLSID は、COM クラス オブジェクト識別用の OS 全体で一意の識別子。
・レジストリ キー CLSID における InprocServer32 の役割は下記の通り。

Registers a 32-bit in-process server and specifies the threading model of the apartment the server can run in.
(32ビットプロセス内サーバーを登録し、そのサーバーのアパートメントが実行可能なスレッドモデルを指定します)

・InprocServer32 は値が設定されていない or 存在しない場合と 何かしら構成されている場合で挙動が変わる
 (これが"値の設定なし"のままではNGな理由)。

If ThreadingModel is not present or is not set to a value, the server is loaded into the first apartment that was initialized in the process.
(ThreadingModel が存在しない、または値が設定されていない場合、サーバーはプロセス内で初期化された最初のアパートメントにロードされます)

{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2} は コンテキストメニューを指す。
また、デフォルトでの挙動で Windows11 用のコンテキストメニューを呼び出す処理がある。
この設定は InprocServer32 に値を何かしら設定することでアパートメントへの呼び出しを回避する、というところか。

再起動でないと反映されない Process Monitor タイプの設定なのでちょっと追いにくいのでここまで。
気が向いたらおいおい調べてみる。かも。

出典

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