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Apple Developer Programとは

iOSアプリの開発と配信に必要なすべてのツール、リソース、サポートが含まれている年間メンバーシップのサブスクリプション(「年額$99」、日本円にして「11000〜14000円」ほど)です。登録することでSwiftなどで作成したiOSアプリなどをApp Storeに公開することができます。
また、ベータ版ソフトウェア、Appサービス、テストツール、Appアナリティクスなども利用できます。

詳しく一つずつ見ていきましょう。

作成したiOSアプリをApp Storeへ公開

xcodeを使用し、SwiftやObjective-Cの言語で作成したアプリを世界中のユーザーに提供することができます。
もちろんiPhoneのアプリだけでなく、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVのデバイスのアプリケーションも公開することができます。
自分が作成したアプリが世界中のユーザーに使ってもらえると思ったらワクワクしますね。

最新のベータ版の取得

OSのアップデートが来ると基本的にユーザーはすぐにアップデートを行います(iPhoneとかは自動アップデートをオンにしている方が多い)。
しかしOSのアップデートが来てから、作成したアプリをそのバージョンに合わせた対応を行っていると、その期間アップデートによる不具合が発生しユーザーへ迷惑がかかる可能性があります。
それが起こらないよう、事前に提供されているベータ版を取得することでアップデートへの対応を行い、リリースに合わせて各OSの最新機能をAppでシームレスに提供することができ、いつでも次世代の機能に対応できるようになります。

開発者用ツール

Appサービスの設定、デバイスや開発チームの管理、新しいAppやアップデートの提出に使用する包括的なツールセットをすべて利用できる。
さまざまありますが、一例を紹介します。

App Store Connect

  • App Storeで配信するAppの提出や管理を簡単に行うことができる
  • TestFlightでAppを最大10,000名まで外部テスターを招待することができる
  • 売上とトレンドを確認できる

Certificates, Identifiers & Provisioning Profile(証明書、ID、プロファイル)

  • Appの開発、配信、サービスを有効にします
  • 簡単にいうと「このアプリは開発者が認めたアプリ」ですよという証明書が作成できる→これがないとアプリを提供することができない

CloudKit Dashboard

  • AppにおけるCloudKitのサーバアクティビティを詳しく把握することができる

などなど他にもさまざまあります。

Appアナリティクス

ユーザーがどのようにしてAppを見つけ、利用しているかを調べることができます。
またアプリのダウンロードに関する情報も確認できます。

App Storeのパフォーマンス

  • App Storeでの検索やブラウジングを通じて、あなたのAppにたどり着いたユーザー数を確認
  • ユーザーがどのAppやWebサイトからプロダクトページにアクセスしているかを調べる頃ができる
  • 初回ダウンロード数、再ダウンロード数、合計ダウンロード数などのAppのダウンロードに関するデータの確認
  • App Storeでのコンバージョン率を測定

Appのエンゲージメントと使用状況

各種のユーザーエンゲージメント指標や、ユーザーによる継続的な使用の有無、インストール数、セッション数、アクティブなデバイス数などを把握することができます。こうした情報を活用することで、オンボーディング内容の調整や、スペシャルコンテンツの追加など、Appのアップデートの効果を評価することができます。また、クラッシュや削除に関するデータを、プラットフォーム、Appのバージョン、オペレーティングシステムのバージョンごとに確認できるため、原因の可能性を特定して、ユーザー体験の質を高めることができます。

引用:https://developer.apple.com/jp/app-store-connect/analytics/

購入ユーザーの把握

特定の購入ユーザー数を日、週、月単位で確認することができる
Appに変更を加えた場合にApp内課金の購入にどのように影響するかを分析することもできる

Appleのエキスパートによるサポート

Apple Developer ProgramおよびApple Developer Enterprise Programのメンバーはバグを修正できない場合や、特定のテクノロジーの実装に関して問題が発生した場合、あるいはコードレベルの質問がある場合に、デベロッパテクニカルサポートのエンジニアによって、コードのトラブルシューティングや回避策など、迅速に開発するためのサポートを受けることができます。

最後に

Apple developerに入ると、さまざまなサポートが受けることができることがわかりました。
こちらの記事に記載している内容の他にもたくさんのサポートがあります。
せっかく高い金額を払ってサービスを受けるなら、積極的に活用していきたいですね。
記事の感想や意見、ご指摘等いただけると助かります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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