ポモドーロテクニックとは?
初めて聞く方は、ポモドーロ?なにそれ美味しいの?って思うかもしれませんが、
簡単に言うと集中力と生産性を高め、効率よく仕事を進めることができる時間管理術のことで、
1つのタスクを細かく分割し、分割した1つ1つのタスクを短時間で終わらせてから休憩するという短い作業時間と休憩を繰り返していく方法のことを言います。
この方法を行うことで、1つの時間区切りのなかでタスクを終わらせるために、集中力と生産性のアップが期待できます。
なんでポモドーロって名前なの?
- 90年代はじめに、起業家で作家でもあるフランチェスコ・シリロ氏が発案
- ポモドーロ(イタリア語でトマトの意)という名前は、シリロ氏が学生時代に愛用していたトマト型のキッチンタイマーに由来している。
具体的にどうやって行うの?
結論から言うと、「25分間作業に集中し、5分休憩を取ること」です。
もっと詳しく説明していくと、
① その日に達成したい1つのタスクを細かく分割する
② 分割した1つのタスクを25分間集中して行う(タイマーをセット)
③ 5分休憩を取る
④ ②と③を繰り返し、4ポモドーロ(2時間)ごとに30分間の休憩を取る
の、流れになります。
それって効果あるの?→【ある】
まず、集中力には脳内伝達物質であるβエンドルフィンが影響しているといわれています。
βエンドルフィンは「脳内麻薬」とも呼ばれ、集中力・作業スピードをアップさせる効果があります。
人が集中し始めるとβエンドルフィンが徐々に分泌され、15分~20分でピークに達します。
そこからは下降していくので、これが25分に1度の休憩が効果的と判断された根拠とのことです。
当然、個人差はあるので、25分を基準として自分に最適な時間を見つけるのが理想的です。
私は会社で1週間に一度、1時間だけ「ポモドーロ会」がありますが、そこで自分が学びたい分野を学び、インプットする時間とアウトプットする時間に分けてポモドーロテクニックを使用していますが、これが意外と集中できて1時間があっという間に過ぎ、やるべきことに集中できているので、おすすめです。
ポモドーロでもっと生産的になりたいあなたへ
実はポモドーロテクニックの効果を上げるポイントもあります。
①正確に時間を測ること
これぐらいかな?って自分の中の時計ではなく、タイマーを使ってしっかり測りましょう。
ちなみに会社のタイマーはこれを使っています。
②その25分間で完璧にこなすのではなく、中途半端に終わらせる
これは中途半端に終わらせることで、次のポモドーロの時に続きから始めやすくなるためです。
③1ポモドーロ(=25分)で何をするかまで細分化する
このポモドーロの時はこれ!と明確にし、次に何に取り組めばいいのか分かるようにタスクを細分化しておきましょう。
④やらないことをリスト化し、決めておく
例えば、
・メールを見ない、電話にでない→休憩時間にまとめて行う
・音楽を聴かない→ノイズキャンセリングを使用する
・携帯を触らない→目の見えないところに置く
・分からないところをすぐに質問しない→あとでまとめて聞くようにする
このように「〇〇しない」代わりに、「あとで〇〇する」という自分なりの行動パターンを決めておくと良いです。
⑤休憩中は作業をせずに頭の中を開放(深呼吸、ストレッチ,コーヒーなど)
休憩中も仕事が気になったりしますが、頭の中を空っぽにし一度リセットしましょう。ひたすらボーッとするのでもいいですし、体を動かしてみるのも良いです。
⑥最初のポモドーロに最も集中することが大切
最初の時にポモドーロのスイッチを入れましょう。最初がダレてしまうとその後のポモドーロも上手く効果を実感できません。
どうしても集中できない時は、無理にポモドーロを意識しなくてもよいでしょう。
⑦簡単に集中することが難しいことに使うべきである
逆を言うと、「自分の自由時間に使うべきではない」ということです。
仕事のここぞと言うタイミングでこのテクニックは使うべきでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
一度集中すると長い時間集中できる方もいるので、無理に25分に合わせなくても良いです。
自分に合ったポモドーロテクニックで、仕事もプライベートも充実させていきましょう!!