Go言語のv1.22がリリースされたので試したいとなったときに、自身の環境には既にGo言語のv1.20がインストールされていました。
どうやって新しいバージョンをインストールして切り替えればよいのか分からなかったので調べた所、〇〇env系のツールを使わずともできることを知りました。今回は、Goの公式ドキュメントの方法で切り替えました。
新バージョンのインストール
バージョン番号は All releases を参考に今回は 1.22.1
をインストールします。
$ go install golang.org/dl/go1.22.1@latest
GOPATH
配下にソースがインストールされます。GOPATH
の場所は go env GOPATH
で確認できます。
次に download
コマンドを実行すると、~/sdk
以下に指定したバージョンのGoがインストールされます。
$ go1.22.1 download
...省略
Unpacking /home/snyt45/sdk/go1.22.1/go1.22.1.linux-amd64.tar.gz ...
Success. You may now run 'go1.22.1'
goコマンドの末尾にバージョン番号を追加したコマンドを実行して、指定バージョンのGoがインストールされていることを確認できました。
$ go1.22.1 version
go version go1.22.1 linux/amd64
goコマンドを切り替える
ここまで新バージョンをインストールできましたが、goコマンドのバージョンは古いままのため新しいバージョンのgoコマンドを使うようにする必要があります。
GOROOT
に Go SDK のパスを設定するために、1.22.1
の GOROOT
の値を取得します。
$ go1.22.1 env GOROOT
/home/snyt45/sdk/go1.22.1
次のコマンドを実行してgoコマンドのバージョンを切り替えます。
$ export GOROOT=`go1.22.1 env GOROOT`
$ export PATH=$GOROOT/bin:$PATH
$ go version
go version go1.22.1 linux/amd64
# 永続的に有効にしたい場合は`~/.bashrc`などに記述する
echo 'export GOROOT=`go1.23.3 env GOROOT`' >> ~/.bashrc
echo 'export PATH="$GOROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc