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XAMPPでPHP開発環境構築(XAMPPインストール〜複数サイトの運用を考慮した設定まで)

Last updated at Posted at 2019-05-21

概要

  • 案件でPHP開発環境を構築する必要があった
  • 本番環境と同じ(HTML等はもちろんこと、JS、PHP)ソースが動作する環境を作るための手順書
  • また、ざっくりとしたXAMPP周りの知識を収集したメモあり。
  • 基本的には、XAMPPインストールでソースを配置し、表示が確認できれば完了。今回は、今後のことも考慮し、複数サイトの開発にも耐えられる環境の構築まで行い完了。

事前準備

  • 事前準備は、不要。
  • OSは、Windowsで進行。

事前知識

XAMPPとは

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/XAMPP

  • 最も人気のあるPHP開発環境(オープンソースパッケージ)
  • 開発用・学習用として優れている。
  • XAMPPは、下記主要ソフトウェアを一括してインストールして、すぐに開発や運用が開始できる。
    • Apache(Webサーバソフトウェア)
    • MariaDB(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)
    • Perl(プログラミング言語)
    • phpMyAdmin(データベース接続クライアント)
    • SQLite(軽量なリレーショナルデータベースマネジメントシステム)
  • つまり、Webサーバ + RDB(データベース) + phpMyAdmin(データベースにブラウザ接続)を一括インストールして、すぐに開発できる環境を構築してくれる。

XAMPPの名前の由来

  • X・・・Windows、Linux、macOS、Solarisのクロスプラットフォーム
  • A・・・ApecheのA
  • M・・・MariaDB(旧バージョンはMySQL)のM
  • P・・・PHPのP
  • P・・・PerlのP

作業内容

XAMPPのインストール

XAMPPインストール時にインストールされるソフトウェア群

  • チェックマークをつけたソフトウェアがインストールされます。
    image_preview.png

  • なんと、Tomcatも同梱されている。

  • インストール先 => C:\xampp

XAMPPインストール直後、主要ソフトウェアのバージョン確認

  • C:\xampp直下のreadme_en.txtを読むと、そこに全てのバージョンが書いてあった。

readme_en.txt 一部抜粋(参考程度に)

XAMPP:7.3.5
Apache:2.4.39
MariaDB:10.1.40
PHP:7.3.5
phpMyAdmin:4.8.5
Strawberry Perl(MS Windows用のperl環境):5.16.3.1
  • 念の為、readme_en.txtが最新なのかどうか不安なのでコマンドを叩いて確認。
  • 直接コマンドプロンプトから、バージョン確認コマンドを叩いても認識されないのでXAMPPのShellからコマンドを叩く必要があります。
    • XAMPPのShellは、XAMPP Control PanelのShellボタンから開けます。

XAMPPのShell からコマンドで確認。一部抜粋(参考程度に)

XAMPP:コマンドはなさそう??
Apache:2.4.39
MariaDB:10.1.40
PHP:7.3.5
phpMyAdmin:コマンドはなさそう??
Strawberry Perl(MS Windows用のperl環境):5.16.3
  • 結果、readme_en.txtのバージョンと相違がなく、readme_en.txtのバージョンを正として進めても良さそう。

Apacheを起動し、http://localhost/ にアクセス

複数サイトの運用を考慮した設定

  • 基本は、C:\xampp\htdocsにフォルダ(例:プロジェクトA)を配置すれば、http://localhost/プロジェクトA にアクセスすることで、サイトが表示される。

ただし、このままだと

  • ドキュメントルートが、デフォルトだとC:/xampp/htdocsのため、ソースに/img/aaa.jpg/info/form/index.htmlなどと記述されていると、画像切れやリンクが正しく飛ばない。
  • 複数サイト毎にプロジェクトのディレクトリを作成し、プロジェクト毎にドキュメントルートを設定したいときに困る

ので、

XAMPPで複数のサイトのテストサーバーを作ってみました(バーチャルホスト)を参考に設定しました。

参考サイトでは、3つのプロジェクト(サイト)運用時の例だったので、私は1つのプロジェクトだけ同じように設定をしました。

事後確認&作業

Apacheを再起動し、http://localhost/プロジェクト名 にアクセス

これで、画像・リンク切れ等がなければ完了です。

ルート相対パスで記述されていた箇所も正しいドキュメントルートを基準に読み込むため、画像切れやリンク切れの問題が解決しました

まとめ

  • ほぼ、XAMPPをインストールしてしまえば、簡単にPHP開発環境が作れたので、やはり有名なだけあるなと思いました。
  • 複数サイトを考慮した構築は、初めてでしたが設定ファイルを書き換えれしまえばすぐに反映&いろんな設定ができるので良いですね。特に、バーチャルホスト機能は良い!
  • JSPを動かすTomcat(Webコンテナ)が入っていたのは驚き(笑)
  • 多分、本番のソースによっては、JSがエラーや正しい挙動をしてくれず、完了と言えない人(私です・・・)はいると思いますが、ひとまず汎用的な設定はここまでです。
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