概要
pythonの開発でvenvを使うことは多いと思いますが、
調べてみてもMacの情報などが多かったので、
windows版での構築手順をまとめてみようかと思います。
ついでにVSCodeを使う方法も併せてまとめます。
pythonのインストール手順などは省いています。
以下の記事を参考にさせていただきました。
https://qiita.com/fiftystorm36/items/b2fd47cf32c7694adc2e
https://qiita.com/some-nyan/items/7f20fa5fa0b6e451a42b
https://qiita.com/Avocado/items/3e71870815d6c54c1eea
準備
- 作業ディレクトリの作成
- まずどこで作業するかを決めます。
その場所でライブラリのインストールなどを行うことになるため日本語が含まれていない場所が必要です。またVSCodeの作業用のフォルダにもなるのであまり長くないほうが良さそうです。(C:\pythondev\001
とか作成します)
- まずどこで作業するかを決めます。
- インストール先を作成
-
venv
など適当な名前でインストール先のディレクトリを作成します。
-
- PowerShellの実行ポリシーを
RemoteSigned
にする。
PowerShellを管理者権限で開いてSet-ExecutionPolicy RemoteSigned
を実行する。 - VSCodeの拡張機能の
PowerShell Language Support for Visual Studio Code
をインストールする。
環境作成
- コマンドを実行して環境を作成する
- 作成した作業フォルダに移動して次のコマンドを実行する。
python -m venv {ディレクトリ名}
{ディレクトリ名}はインストール先を指定します。
今回の例ではpython -m venv venv
となります。
- 作成した作業フォルダに移動して次のコマンドを実行する。
- VSCodeの作業フォルダを準備の1で作成した作業ディレクトリを指定します。
- CTRL+Shift+Pを押してPythonのインタープリンタから作成したvenvを選択する。
- 各種ライブラリをインストール
コマンドラインから実施したい場合は後述のコマンドラインの確認方法を参照してvenv環境に切り替えて実施する。
確認
-
VSCodeでの確認
ターミナルのシェルをPowerShellに変更する。
以下のようにvenvをインストールしたディレクトリが表示されていれば成功です。
(venv) PS C:\pythondev\001>
-
コマンドラインでの確認方法
- 作成した作業フォルダに移動して
.\venv\Scripts\activate
と実行することでvenv環境になります。
以下のコマンドで終了できます。
.\venv\Scripts\deactivate
- 作成した作業フォルダに移動して
活用方法
- 新しいライブラリのバージョンを確認したいときに切り替えて確認する
- 現状動いているシステムが古いバージョンの場合合わせるときなど
注意点
- proxy下の環境の場合切り替え後に設定する必要があります。