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さくらエディタでなでしこさんを使いたい! その1、さくらエディタの導入と設定

Last updated at Posted at 2020-02-24

はじめに

 これは、なでしこ(v1)でプログラムができるようになって毎日が楽しいドシロウトが、v3でいよいよはまり、開発環境を快適にすべくがんばる話です。
 さくらエディタの導入と設定から始まって、なでしこ3用のシンタックスハイライトの作成、キーワードヘルプの表示や入力補完までできるように、えっちらおっちら各種設定ファイルを作っていきます。

追記とファイル置場

 この記事を書いてから1年以上が経ち、その間のなでしこ3の発展はめざましいものがあり、なんだかんだとぼやいていた簡易エディタも、今やすっかり進化しています!1
 ちょっとしたものは、web上だけでもかなりいい感じにプログラム出来るようになりました。
 ところが! なんと!! ご本家の、なでしこ3エディタの一覧ページから、高機能エディタのプラグインの一つとして、この記事をリンクして頂いています(*゜ロ゜)
 なので、もしかそこ見て来られた方がいらした場合に、えっちらおっちらムダに長い三部作の記事を全部読まなくっても必要のファイルが得られるよう、ここにGithubの完成したファイル群へのリンクを貼っておきます。

 zipでダウンロードしてインポートしたら、とりあえず使えます☆
 個別に設定したい場合や、設定ファイルの内容に変更を加えたりしてみたい場合には、記事をお読み下さい。(2021/05/19追記)

そもそもなでしこ3とは?

 なでしこは日本語でプログラムが出来る言語です。素晴らしい!

 日本語でプログラムって言ったって、話し言葉や書き言葉のようにただ書けば動く訳じゃ無いんだし、BやらCやらその他モロモロの言語だって然りで、英語圏の人ならすらすら読めるって話しじゃないんだからどーたらこーたらと、アンチは言う。
 そんなことは、分っていますのですよ~~~。
 でも、アルファベットと数字がずらっと並んでんの見たらもう具合わるくなっちゃうんですから仕方がない。日本語だからったってローマ字じゃ駄目なんですからっ。2バイト文字万歳っっ!

 というわけで、詳しくはこちらの

なでしこ公式ページ

をご覧下さい。
 ちなみに今年はv1の正式版が公開されてから数えて15周年にあたるそうです。めでたい!

 さて、現在なでしこは、Windows版のv1と、ブラウザ版のv3とがありますが、v3は、Windows/Mac/Linuxのみならずスマホやタブレットなど、HTML5の動くモダンブラウザが搭載された端末なら何ででも動かすことが出来るのです。
 わたしのよーなこんぴゅうたぁのこともぷろぐらむのこともよくわかんにゃい・・・という、横文字アレルギーのドシロウトでも誰でも、日本語で簡単にWebアプリが作れちゃうってワケなんです! しゅごい!!

しかしながらv3は開発環境がまだ充実してない

 ・・・すごいんですがね。とてもとても楽しいんですがね。
 v3は、なんのダウンロードもインストールもしなくても、web上で動くよ! というのがウリのひとつで、公式ページの簡易エディタで、今すぐお試しできるのですが、なにしろ簡易エディタですからね。そりゃー簡易です。ガチで何か作ろうと思ったら、とても無理です。
 最低行番号とシンタックスハイライトは欲しいし、何よりブラウザのエディタは、うっかりリロードすると全部消えて、元に戻すも出来ないから大ピンチなんです。1

 で、これまではなんとなくv1のnakopadを使っていたんですがね。色も付くし、使いなれてるしと。
 でも、ついついF5押してエラーだしちゃうのにはもううんざりなんです。(nakopadのF5には実行機能が登録されている)
 v1とv3とでは、命令にも文法にも若干の違いがあり、それ以上にWeb用の独自の命令も多数あり、よっぽど簡単なプログラムでないとv1のエディタでは実行出来ないんですね。

 というわけで、さくらエディタです。
 名前が可愛いと気に入るとか、そんなようなトコもね、あるよねw
 ちなみに、なでしこの作者であらせられるクジラ飛行机氏は、テキスト音楽「サクラ」という、ドレミでMML入力のできる素敵な音楽ソフトも作っておられますが、それとは特に関係ありません。

ダウンロードしてインストールとか

 サクラエディタは、Windows用の日本製(重要)テキストエディタです。フリーウェアです。
 高機能でプログラマな人々にも人気だそうです。
 どうせ使いこなせないので、テキストエディタにメモ帳以上の多くの機能を求めてはいなかったわたしが、はじめて高機能で多機能なエディタをだうんろーどしていんすとーるして、なんとかベンリに使えるようになりたいとがんばる的な話です。

 さて、とりあえず導入するなら、さくらエディタのページから、インストーラパッケージをダウンロードしてくるのが一番簡単なんだと思います。

さくらエディタ

最新版の本体

 しかし、どうやらこのVer.2.2.0.1というのは最新版ではないらしい。そもそも、さくらエディタのページのWhat's Newに、Ver.2.3.2.0がリリースされた旨のお知らせがあるのです。が、なぜかこれは、単体配布版しか無いもよう。
 どうせ使いこなせないとか言いつつそういとこ、こだわるよね。
 ともかく、最新版は、GitHubにあるということで見てみると、どうやらVer2.4.0 beta4まであるらしいんだけど、一応プレリリースでは無いVer2.3.2.0を頂いてくる。2
 インストーラーは無いけど、インストールに必要な手順がすべてreadmeに記載されているので大丈夫~。ぷろぐらむふぁいるに勝手にぶっ込まれるより、自分の好きなトコに置いたりフォルダごとまるっと移動したり出来る方が、実は好き。

ヘルプ

 ヘルプファイルはGitHubに移してないのだろうか。ナゾである。
 (どこかにあるのかもしれないけど、GitHubがよく分からず、探せない;)

拡張ツール

 何に使うのかよく分かんないのもあるけど、まず正規表現は使うし、差分は見たいかも知れない。

※ 一応全部入れても良いけど、今のところ必要そうなのは、こんな所か。

さくらエディタの設定覚え書き

 わたしの個人的な設定の記録であり、別に世の中の皆々様に広くおすすめするものではありません。
 後に何か必要のことが出てきたら、追記するかもしれん。

タブを有効にする

  • 共通設定 > タブバー > タブバーを表示する

 タブ便利!

自動保存を有効にする

  • 共通設定 > ファイル > 自動的に保存する

 自動保存、大事!

終了時の確認

  • 共通設定 > 全般 > 同時に複数の編集用ウィンドウを閉じる時確認

 すぐ×で、間違えて全部閉じちゃうからさー。

フォント、折り返し、行間

  • タイプ別設定 > スクリーン
    • 右端で折り返す。
    • 行間2。
    • TAKAOゴシック
    • フォントサイズ12 (10とかムリ~)。

ツールバー追加

  • 共通設定 > ツールバー
    • 「ファイル操作系 > ブラウズ」
    • 「マクロ系 > 外部コマンド実行」
    • 「設定系 > ミニマップ」
    • 「検索系 > アウトライン解析(トグル)」。

ショートカットキー

  • 共通設定 > キー割り当て
    • 「F5」に「ファイル操作系 > ブラウズ」を登録。(HTMLをプレビュー出来るので、HTML埋め込みのなでしこさんを実行出来る!)
    • 「F4」に「マクロ系 > 外部コマンド実行」を登録。(後述)
    • 「F11」を「アウトライン解析」から「検索系 > アウトライン解析(トグル)」に変える。
    • 「F10」に「設定系 > ミニマップ」を登録。

 (一応念のため、もともとはF4にいた「ウィンドウ系 > 上下に分割」をctrl+4、F5にいた「ウィンドウ系 > 再描画」とやらをctrl+F5にしておく。F10のSQL*Plusとやらは使う予定が無いからいいや)

v1のための追記

 ブラウズは、いわゆる関連付け実行、編集中のファイルを関連付けされたアプリケーションで開くという機能なので、「.nako」ファイルに「vnako.exe」が関連づけされていれば、nakopad同様なでしこを実行することが出来ます。(エラーメッセージやその他色々の面で、v1ならやっぱりnakopadの方がいいと思いますですけれどね;)

外部コマンド

 ブラウズだとHTMLファイルに関連づけされたブラウザだけだし、AJAX送信でデータを取っているとダメだし、IEだとローカルストレージを使っているだけでダメなので、localhostでなでしこさんをお試し出来るようにする。

  • ブラウザのショートカットで右クリック > プロパティ > リンク先をコピーする。
    • 外部コマンド実行に「(コピーしたやつ) http://localhost/"$f"」を登録。
    • (IE、Google Chrome、Firefoxなど各種ブラウザで同様の設定にしておく)
    • 標準出力を得るのチェックを外す。

※ 「"\$F"」は、フルパスのファイル名。「"\$f"」は、パスなしでファイル名+拡張子を渡す。念のため""で囲う。でもIEはなぜか囲っていたらダメだった。
※ 当然ながら、先にサーバーを立てて、作業するフォルダをlocalhostに割り当てておく必要があります。
 世の中にはよきサーバソフトが色々あるのだろうし、なでしこ3のコンソール版にもサーバーを作る機能があるようなのですが、わたしはサーバーという物がそもそもよく分らないので、とりあえず超簡単な簡易HTTPサーバーを使っています。

つづきます

 次がある意味本題で、強調キーワードを設定して、なでしこのシンタックスハイライトで表示出来るようにしたり、なでしこ用に各種定義ファイルを整えたい。

次の記事:『さくらエディタでなでしこさんを使いたい! その2、シンタックスハイライト』


  1. 簡易エディタv2で、行番号、シンタックスハイライト、入力補完機能まで付きました! 加えてなでしこ3貯蔵庫のエディタには、直前に実行したプログラムを復元する機能もあります!(2021/05/19追記) 

  2. 現在の最新はv2.4.1となっていました。インストーラー付きも配布されているようです。ただしVer.2.4.0.0以降のバージョンは、win10のみ対応っぽいです。(2021/05/19追記) 

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