はじめに
私はPower Platformについて学習し、社内外の課題解決を行っていきたいと思っており、
Power Platform App Makerの資格は保持しています。
App Makerの勉強を進める中で、Dynamics 365(以下D365)についても知識もあったほうがより理解が深まるのではないかと思い、D365についても勉強を始めることにしました。
というわけで今回取得した資格はこちらです。
MB-910: Microsoft Dynamics 365 Fundamentals (CRM)
定期的に開催されているVirtual Training Dayで無料バウチャーをゲットできます。
D365 Fundamentals(CRM)って何?
CRMとはCustomer Relationship Managementの略です。
顧客とのリレーションシップを管理するサービスのことを指します。
D365の顧客管理系のサービス(Dynamics 365 Customer Engagementアプリ)に関する基礎知識を問われるのが、MB-910です。
D365 Fundamentals(CRM)の対象サービス
Microsoft Dynamics 365 Marketing
見込顧客を獲得・管理・商談化を行うためのサービス。マーケターをサポートする。
マーケティング活動に必要な全ての機能を提供。
Microsoft Dynamics 365 Sales
商談情報や、商談化した顧客を管理するサービス。営業をサポートする。
Microsoft Dynamics 365 Customer Service
既存顧客のサポートを支援するためのサービス。お客様窓口をサポートする。
Zendeskとかその辺のサービスと近いイメージ。
Microsoft Dynamics 365 Field Service
技術者を派遣する際のもろもろを管理するサービス。
洗濯機や車が壊れたから直す技術者を派遣するとか、そういった作業のイメージっぽい。
Microsoft Dynamics 365 Project Operations
プロジェクトを管理する。PMや管理職をサポートする。
おさえておくべきLinkdIn連携
LinkdInとはビジネス特化型のSNSで、Facebookのビジネス版と呼ばれています。
LinkdInにはLinkedIn Campaign Managerを使用してLinkdInで広告キャンペーンをうてるので、それをD365 Marketingに潜在顧客情報としてインポートしたり、
LinkedIn Lead Gen Forms からリードを同期したり、
LinkedIn Sales Navigatorを使用して高度な検索機能を使用して見込み顧客を探せるので、Dynamics 365 Salesと連携したりできます。
受験した感想
780点くらいで合格しました。
私は職務上、市場調査~リード獲得~商談~受注あたりのプロセスをなんとなくわかっているので、「こういうことがきっと出来るだろう」というイメージでざっと2時間くらい勉強したら受かることができました。
LinkdInに馴染みがなく、そこが理解できていなかったため、上位資格受験時にはしっかり勉強したいと思います。
Power Platform App Makerを持っているので「これビジネスプロセスフローだな」とことが分かり理解を助けてくれましたが、この資格を持っているからと言ってApp Makerの勉強に役立ったかというと、不要だったとおもいました。
次はMB-910と同等の資格であるMB-920:Microsoft Dynamics 365 の基礎 (ERP)を受験予定です。