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Power Automateで日付を簡単に変換する

Last updated at Posted at 2022-12-20

はじめに

2022年10月より、クラウド版のPower Automateで「例を使用してデータを書式設定する」という機能がプレビューで提供されました。
Microsoft 公式ドキュメント

これは、入力例と出力例をたくさん入力すると、自動でそれを変換するための式を生成してくれる機能です。
様々な時間をベースに、日付項目に値を設定する際にとても便利そうだったので、使ってみました。
「例を使用してデータを書式設定する」の使用方法として、参考になれば幸いです。

メールの受信日時の入力フォーマット

今回は全てメールの受信日時から変換する例です。メールの受信日時の入力フォーマットは以下となります。
2022-12-02T04:22:48+00:00

入力フォーマットが間違っていると正しい式には出来ないので、入力フォーマットがどうなっているかは必ず確認してからフローを作成するようにしましょう。

翌日の日付を取得する式を生成する

「希望する出力」が翌日になるように、以下のように例を入力します。
希望する出力が全て9:30としているのは、私が翌日の9時半に期限設定をしたいためですが、もし日付情報だけでよければ「2022-12-03」とすることで、日付だけを出力することもできます。

受信日時の値の例 希望する出力
2022-12-02T04:22:48+00:00 2022-12-03T09:30:00
2022-12-03T10:15:50+00:00 2022-12-04T09:30:00
2022-12-19T07:36:31+00:00 2022-12-20T09:30:00

実際に入力した画面がこちら
image.png

「式を取得する」ボタンを押下すると以下のように式が提案されます。
image.png

テストすることも出来るので、イメージとあっているか検証することができます。
あまりこった入力例を作成せずに生成した式でしたが、年またぎも月またぎも出来ていることがわかります。
image.png

式が問題ないようだったら「適用」ボタンを押下して完成です!

かならず月末を指定する

希望する出力が月末になるように、以下のように例を入力します。

受信日時の値の例 希望する出力
2022-12-10T04:22:48+00:00 2022-12-31T09:30:00
2022-11-12T15:10:30+00:00 2022-11-30T09:30:00

生成されました!
2月の例を設定してなかったので少し不安だったのですが、2月も問題なく月末を指定しています。
image.png

固定文字列と月を結合する

以下のように希望する出力を設定するだけで、式が生成されます。

受信日時の値の例 希望する出力
2022-12-10T04:22:48+00:00 12月精算作業
2022-11-12T15:10:30+00:00 11月精算作業
2023-02-26T04:22:48+00:00 2月精算作業

できなかったこと

  • 「前月の月」を取得すること
    12月の月初に、11月の精算作業というタイトルのタスクを作成したかったのですが、生成できませんでした。
    翌月でも当月でもできたんですが、なぜか前月はNG…。
    image.png

おわりに

今回は日付の変換で活用しましたが、例えば「メール本文からいつも期待したところを抜き出したい」など、活用方法はたくさんあるかと思います。
プレビューではありますが、是非ご活用ください。

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