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スクラムチームの管理ツールにNotionを使い始めたのでメリット・デメリットをまとめる

Last updated at Posted at 2023-12-12

ディップ株式会社 Advent Calendar 2023の記事です。

はじめに

数ヶ月前からスクラムマスターをやっており、スクラムの原則をチームに浸透させるため奮闘しています。

さて、最近弊社ではドキュメントリポジトリとしてNotionの全社的な活用が求められています。
Notionはドキュメント管理ツールですが、プロジェクト管理としても使用でき、スクラム向けの機能も公開されています(2023/12/12時点ではβ版)。

自分の所属チームでは、元々プロジェクト管理にAsanaを使用していました。
Asanaの使用感に強く不満があったわけではないのですが、組織的な背景からプロジェクト管理もNotionで行うことができれば何かと都合がよいと思い、Notionへの切り替えに至りました。

この記事では、実際に使い始めて感じたメリットとデメリットをまとめてみます。

管理ツールの選定や移行の判断材料になれば幸いです。

この記事で触れないこと

  • スクラム自体の話
  • Notionの使い方
  • AsanaからNotionへの移行に関する内容

ざっくりとNotionで出来ること

  • プロジェクト管理
    • AsanaやJiraと同じようなことができます
  • タスク管理
    • AsanaやJiraと同じようなことができます
  • スプリント管理
    • Jiraと同じようなことができます
  • 上記管理周りの設定
    • 特にレイアウトに関してはかなりの自由度でカスタマイズできます
  • 外部連携
    • AsanaやJiraと同様に、タスクのステータス変更をフックにSlack通知ができます

メリット

レトロスペクティブも管理できる

スクラムの管理をする上で、個人的にこれが一番嬉しかったです。

自分が経験したスクラムチームでは、いずれもプロジェクト管理ツールとレトロスペクティブに使用するツールは分かれていました。
スプリントごとの振り返りなので、スプリント管理ツールと統一しておきたくないですか?

自分は統一したい派なのでハッピーになりました。

情報の検索性が高い

これはドキュメント管理とプロジェクト管理をまとめてNotionで行う場合のメリットだと思いますが、経緯や状況、ナレッジの検索を全てNotionで行える点はすごく良いと思います。

また、最近だとNotion Q&Aという機能が公開されおり(2023/12/12時点ではβ版)、対話式に検索を行うこともできます。

レイアウトの自由度が高い

とにかく見た目に関しては他のプロジェクト管理ツールと比べてはるかに自由度が高いです。

ユースケース(開発者以外の人に見やすくしたり、デイリースクラムで使うことに特化させたり)に合わせて使い心地をカスタマイズできるのは利点の一つだと思います。

デメリット

導入コストが他のプロジェクト管理ツールよりもかかる

個人的にはこれに尽きると言っても過言ではないです。

スクラムのプロジェクト管理向けテンプレートが公式で用意されていますが、実務で使用する場合はこれに多少のアレンジを加えると思います。
その際にNotionの細かい仕様や、レイアウト構成に悩むことがありました。

他のプロジェクト管理ツールでは初めから決まっているものが、Notionでは使用者が自ら考える必要があります。自由度が高いが故に...。

この辺りの凝り具合は、自身の業務の本質から逸れない程度に留めておきたいですね!

一部機能は2023/12/12時点でβ版

Notionに切り替える前から承知の上でしたが、スプリント管理機能はβ版です。
正式版のリリースで使用感が変わる可能性があります。

まとめ

いざNotionに切り替えてみると、メリットが大きく感じており満足しています。

挙げたメリットを振り返ると、プロジェクト管理以外の用途でもNotionを利用している(利用する予定がある)であれば、プロジェクト管理もNotionで行ってみても良いかもしれませんね。
プロジェクト管理のみの用途ではメリットが少し弱いと感じました。

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