41
42

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Lambdaで早く帰りましょうアラートを毎日19時にSlackに送る

Last updated at Posted at 2016-08-08

はじめに

自分達のチームでは**「残業=カッコ悪い事」**という共通認識を持っております。
ただ、集中してるとどうしても時間を忘れて作業していたりという事があるので、毎日19時になったらアラートが飛ぶようにしています。

こんな感じです↓

スクリーンショット 2016-08-05 16.15.09.png

我々の間で最近「藤井萩花」がアツいので藤井萩花が19時の到来を教えてくれます。
それでは設定とコードについて書いていきます。

前提

  • ローカルのマシンでnode.jsが使えること
  • AWSが使えること

Lambdaの設定

AWSからLambdaを開いて Create a Lambda function でfunctionを作っていきます。
今回はNode.jsで作ります。

スクリーンショット 2016-08-05 16.20.05.png

この辺は他にもたくさん情報あるのでここでは割愛します。
ここではfunction名をslack_overtimeとして作成しました。

CloudWatchの設定

CloudWatchのルールを追加します

ルールからCreate ruleを押下します。
スクリーンショット 2016-08-05 16.38.35.png

スクリーンショット 2016-08-05 16.39.27.png

左側のEvent selectorはスケジュールを選択します。
Cron expressionで定期実行する設定を入れます。

今回の場合は月曜日から火曜日の19時に実行したいので

0 10 ? * MON-FRI *

としました。

0 10となっているのは、LambdaのCronはUTCに基いて実行される為です。

右側のTargetsには先程作成したslack_overtimeのfunctionを指定します。

入力するとこういう感じになっていると思います

スクリーンショット 2016-08-05 16.44.09.png

ここまで入力したら詳細の設定ボタンを押します。
スクリーンショット 2016-08-05 16.52.18.png

詳細情報の入力

名前と、説明、ステータスを設定するのでこんな感じにします

スクリーンショット 2016-08-05 16.53.41.png

入力したらルールの作成で作成します。

スクリーンショット 2016-08-05 16.55.07.png

LambdaのTriggersの確認

先ほどLambdaで作成したslack_overtimefunctionに戻ります。
Triggersのタブを見てみると、先ほどCloudWatchで設定したCronが有効になっているはずです。

これで平日19時に動くようになりました。

スクリーンショット 2016-08-05 16.58.02.png

SlackのWebHooks設定

SlackのWebHooksについては他にも色々と説明しているところがあるのでそちらを参照してください。

以下、WebHooksの項目ざっくり説明

  • Post to Channelに通知したいチャンネルを設定
  • Webhook URL後述のNode.jsのコードにこのURLを埋め込みます
  • Customize Name ここに通知をくれる名前を入れます。
  • Customize Icon 通知をくれるアイコンです。

ここまで設定すると最下部でこんな感じになってると思います。

スクリーンショット 2016-08-08 10.33.38.png

設定したらWebHooksの設定は完了です。

Slackに通知するコード

必要なパッケージのインストール

今回、requestが必要なので
https://www.npmjs.com/package/request

npm install request

でインストールしてください。

node.jsのコード

ここからはLambdaで動作させる為のコードを書いていきます。
WebHookのURLのみ変えれば動くはずです。
あとは、適宜メッセージとか変えて使ってみてください。

ファイルは
index.js
として作成してください。

index.js
const request = require('request');

exports.handler = function(event, context) {

  // 本文の成形
  var message = '@channel:' + "\n";
  message += '*' + 'もう19時になっちゃったじゃない:lips:' + '*' + "\n";
  message += '*' + '残業はモテないし早く仕事終わらせて飲みましょーよ:hearts:' + '*';

  // WebHookのURLをここに入れます
  var slackWebhookUrl = 'https://hooks.slack.com/services/......';

  // リクエスト設定
  const options = {
    url: slackWebhookUrl,
    headers: {
      'Content-type': 'application/json'
    },
    body: {
      "text": message
    },
    json: true
  };

  // メッセージ送信
  request.post(options, function(error, response, body) {
    if (!error && response.statusCode == 200) {
      context.done(null, body);
    } else {
      console.log('error: ' + response.statusCode);
      context.done(null, 'error');
    }
  });
}

ファイル構成の確認

ここまでやると以下のようなファイル構成になっていると思います。

スクリーンショット 2016-08-08 16.32.21.png

アーカイブ

Lambdaにアップロードする為にファイルを圧縮します。
index.jsnode_modulesを選択して.zipで圧縮します。

Lambdaにアップロード

AWSにログインして、Lambdaのサービスに移動して、作成してあるfunctionに移動して、Uploadボタンから作成済のindex.jsnode_modulesが圧縮された.zipのファイルをアップロードします。

スクリーンショット 2016-08-08 16.35.51.png

SaveかSave and test で保存しましょう。

スクリーンショット 2016-08-08 16.38.17.png

エラーが無ければ保存か、保存後にテストが走って完了です。

ここまで出来たらあとは設定した時間を待つのみです!

おわりに

「ITは帰りが遅い」「エンジニアは帰りが遅い」みたいないつの日からか出来た固定概念を無くしたいですよね。早く帰る意識を持つのが一番大事ですが、仕組みがあるとより早く帰りやすいと思って作りました。

npm installしたり、コードのコピペが面倒でしたらGithubに一式アップしたので良かったらご利用ください。
https://github.com/s-noguchi/slack_notification_lambda

早く帰れるエンジニアが増えることを心より願っております。

41
42
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
41
42

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?