はじめに
Opigno LMSはDrupalのディストーションの一つで、今日現在(2020/12/04)drupal.orgのMost installedで上から3番目のディストリビューションです。もしかしたらこのコロナ禍の中で伸びているのかもとも思ったけど、利用統計(申告分)見ると関係なくも見える。
縁あって調べたところ他のディストリビューションとはまた一味違う感じがして興味深いので紹介します。(と言っても、簡単に調査したり、デモ環境で軽く触った程度なので話半分に聞いて下さい)
LMSとは
Learning Management System(学習管理運営システム)の略で、eラーニングシステムにおける重要なモジュールあるいはサブシステムの一つである。
興味深い点
生徒側として初めてこのOpignoを触ったとき、出題されて課題やドキュメントがインタラクティブであることに非常に驚いて感動すら覚えました。(単に選択肢をぼちぽちクリックするだけではない!)
失礼な話ですが、Drupalだけの為にこんなに作り込める筈がないと思って調べたところやはりH5Pというものを利用していまいた。
H5Pとは
H5Pのコアはオープンソースで公開されているようで、プロジェクトホームページは H5P – Create and Share Rich HTML5 Content and Applications です。日本語コミュニティもあるようですが、公式ではないかもしれないので各自探してみてください。
About the project | H5P にはイントロダクションとして、「インタラクティブコンテンツは作るのも再利用するのもいろいろ大変なのでそれらを簡単につつリッチなコンテンツ作れる様にするよ」(超訳)的なことが書いてあります。
百聞は一見に如かずなので Examples and Downloads | H5P で触ってみるのが良いかと思います。
オリジナルのコンテンツも実装できる様ですし、これからもっと盛り上がって行きそうな気がします。
eラーニング標準規格との互換性
Opigno LMS is fully compliant with SCORM (1.2 and 2004 v3) and Tin Can (xAPI).
ここは挙げておいてアレですが、具体的な確認はしてません。ただ事実だとすると他のシステムなどからOpignoへの移行やその逆もしやすいのかと思います。これは良いことです。
Drupalの立ち位置
これは主観ですが、オープンソースのCMSであるDrupalとその他のオープンソースや標準規格を取り込んだお手本みたいなプロジェクトだなと思いました。Opignoの開発元はサポートやコンサルティングでマネタイズしているようです。
おわりに
ということで、今回はディストリビューションの紹介を勢いで書きましたがこのご時世LMSがますます注目される事と思ってます。気になった方はOpignoのデモやH5Pのデモはたくさん用意されているので触ってみて、感想などを共有していただけると嬉しいです。
https://demo.opigno.org/ <-デモリンク。クリックするだけで、StudentまたはManagerで
ログイン出来ます。