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社内SEが初めて自作PCを作った記録 ~パーツ購入編~

Last updated at Posted at 2023-04-17

1. はじめに

初めて自作PCを作った記録として、パーツの選定~購入までを本記事にまとめました。

約10年前に購入したパソコンが悲鳴を上げ始めたので、新しいパソコンを買うことにしました。
「SEたるもの人生に1度くらいはパソコンを自作してみよう!」の精神で自作を決意。
社内SEをしていると「パソコンが壊れた!」とBIOSさえも起動しないパソコンを持ち込まれて対応することもあるので、分解&組み立てくらいできればきっと役に立つはず。

システム開発が十分にできるだけのスペックをできるだけ低コストをかけずに作ります。(金欠SE)

2. 希望スペック

以前プログラマーをしていた時に仕事で使っていたマシンは快適に開発できていたので、それと同等(か以上)のスペックを目指しました。
Visual StudioでAndroidエミュレータやWPFなどを使いたいので、ビルドや実行に時間がかからないくらいのスペック。
金欠なので予算20万円以内です。(重要)

パーツ 当初の希望スペック
CPU Intel Core i7 9700 以上
マザーボード ATXかMicro ATX(244×244mm)ぐらいのサイズ。
自作初心者なので作りやすさ重視。
メモリ 32GB以上 PCI-ExpressGen4
ディスク SSD 1TB×2個 M.2対応
GPU あまりゲームはしないけど余裕があったら欲しい…。
今回はスモールスタートすべく購入は見送り。
電源 将来的にGPUを追加してもある程度耐えられる750W                      
ケース ATX対応ミドルタワー でコスパが高い箱 (色は絶対ホワイト[重要])
キーボード 無線の薄型フルキーボード。以前仕事で使用していたDELL KM636と同等。
ディスプレイ WQHDの27インチが欲しい…。が、こちらも今回は購入見送り。
OS Windows 11

3. パーツの購入

3.1. 購入したパーツ

全てAmazonで購入して揃えました。
Amazonセールのタイミングを狙って購入したので、ポイントアップキャンペーンで5000ポイント(上限)がキャッシュバックされました。大変ありがたい!
型番のリンク先は各公式サイトです ↓↓↓

パーツ メーカー 型番 価格 (税込)
CPU Intel Core i7 12700 BOX ¥48,480
マザーボード MSI MSI MAG B660 TOMAHAWK WIFI ¥23,698
メモリ Corsair CMK32GX5M2A4800C40 ¥16,869
ディスク Western Digital WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E-EC × 2個 ¥11,346 ×2
電源 玄人志向  KRPW-BK750W/85+ ¥5,316
ケース Thermaltake Versa H26 White /w casefan ¥6,848
OS Windows Windows 11 Pro ¥22,200
キーボード DELL KM5221W-W ¥5,390
合計金額 - - ¥151,493

3.2. パーツの選定プロセス

CPU → マザーボード → メモリ → SSD → 電源 → ケース の順で選定しました。

パーツを選ぶにあたり、「自作.com」というサイトにお世話になりました。
欲しいパーツを選択すればパーツ同士の互換性をチェックしてくれるだけでなく、価格も表示してくれるので全体感を捉えることができて便利でした。


  • CPU
    Core i7 12700 BOX
    Intel Core i7 9700 のベンチマークをベースに、それ以上の型番を調べました。コスパを見て12700を選択。
    これだけスペックがあればシステム開発もゲームもある程度スムーズにできるはず。
    今回GPUは購入しないので、もちろん内蔵グラフィックス有りの無印型番を購入。

    マザーボードを選定するために、対応ソケットとチップセットを控えておきます。

    ・ 世代:第12世代
    ・ 対応ソケット:LGA1700
    ・ 対応チップセット:Z690, H670, B660, H610

  • マザーボード
    MSI MAG B660 TOMAHAWK WIFI
    CPUに合わせてIntel第12世代対応ソケットLGA1700で、オーバークロックはしないだろうということでチップセットはミドルクラスのB660から探しました。
    フォームファクタがATXで、メモリはDDR5対応ということでMSIからこちらを選定。
    購入後の後日談ですが、同等スペックで人気どころの ASUS ROG STRIX B660-F GAMING WIFI でもよかったかなと今では思っています。

  • メモリ
    Corsair CMK32GX5M2A4800C40
    マザーボードの規格に合わせて DDR5-4800MHz で、有名どころのCorsairから選びました。
    32GB×1枚より16GB×2枚のデュアルチャンネルの方がパフォーマンスが良いので2枚刺しで探しました。

  • SSD
    Western Digital WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E-EC
    システムドライブとデータドライブに分けたいので、1TB × 2個の構成にします。
    SSDも有名どころのWestern Digitalから選びました。
    マザーボードの規格に合わせて M.2 type2280 M-Key のものを選択。

    無印の"WDS100T3X0E"と、1,000円程度高い"WDS100T3X0E-EC"とで2種類あったのですが、調べても違いがよく分からず…。Error CheckのEC…?
    結局"WDS100T3X0E-EC"なら出品元がAmazonで購入に関するサポート面で安心できたので、"WDS100T3X0E-EC"を選びました。

  • 電源
    玄人志向 KRPW-BK750W/85+ 750W
    将来的にGPUを載せても耐えられるように電源は大きめに750Wを選択。
    値段を抑えたかったのでコスパ重視で、玄人志向を選択。
    BronzeのKRPW-BK750W/85+(プラグインあり) を選択。

  • ケース
    Thermaltake Versa H26 White /w casefan CS7071 CA-1J5-00M6WN-01
    ATXのサイズに合わせてミドルタワー型から探しました。
    外観がホワイトで初心者でも組みやすい形状で価格がダントツでお安い品から選定。
    フロントファンがデフォルトで1個搭載されていて、青いファンライトがいい感じ!
    自作PC初心者には若干サイズが大きく感じましたが、組み立ては確かにやりやすいサイズ。

  • キーボード
    DELL KM5221W-W
    前職で薄型フルキーボードを使っていて打鍵感が忘れられないので、DELL KM636の後継機から選定。
    白の薄型フルキーボードって探しても品種が全然なくて衝撃でした。

4. まとめ

GPUこそ無いものの、デスクトップアプリを開発するには十分なスペックのパーツを約15万円で揃えることができました。
パーツを全て選ぶのに20時間くらいは考え込んだと思います。

4.1. 失敗談

組み立てた後で気が付いた反省点としては、電源の選び方にミスがありました。。。orz
マザーボードのCPU電源が8pin × 2個なのを見落としており 4pin × 2個の電源を買ってしまったため、CPUを補助電源なしで動かすことになってしまいました。一応動きはするけど安定性が心配なところですね。

↓↓↓ 次回:自作PCの組み立て~インストール作業編につづく! ↓↓↓

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