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Oracleのバージョンに隠された意味について

More than 3 years have passed since last update.

タイトルは少々煽り気味。

中身はOracleのバージョンに関して調べることがあってその時のメモで、

エクセルに個人メモとして残していたんだけどどうせなら、ということで投稿。

引用元サイト

http://www.sql-dbtips.com/architecture/opatch/

http://yskwkzhr.blogspot.jp/2011/02/some-of-oracle-patch-you-might-not-know.html


PSR (Patch Set Release)

安定したパッチセット。

重要度の高いバグフィックス。

PSUやCPUなどを適用する上での前提条件であることも多い。

下記のSQLを実行したときに、4桁目のバージョン番号で識別できる。

select * from v$version;

たとえば、10.2.0.5.0ならPSRの5が適用済み、11.1.0.7.0ならPSRの7が

適用済みであることがわかる。

PSRを適用する場合は、Oracle Universal Installer(OUI)でソフトウェアを更新し、

その後dbuaでアップデートする。


PSU(Patch Set Update)

四半期ごとにリリースされる累積型の修正パッチ。

PSRごとに提供されている。

下記を参照したときに、バージョン番号の5桁目で識別できる。(未適用の場合は0)

select * from v$version;

たとえば、10.2.0.5.4ならPSR 10.2.0.5に対してのPSU 4が適用済み、

11.1.0.7.5なら、PSR 11.1.0.7のPSUの5が適用済みであることがわかる。

PSUを適用する場合は、Oracl Universal Installer(OUI)ではなく、

Opatchというパッチ適用ユーティリティを使用する。

対象のPSUによってはOpatchのバージョンについても前提条件があるので要確認。


CPU(Critical Patch Update)

PSUと同様に四半期ごとにリリースされる、累積型のセキュリティ修正パッチ。

CPUはPSUの中にバンドルされていることが多いので、PSUを適用した後に個別に

CPUを適用する必要があるか確認が必要。

PSRやPSUとは異なり、v$versionでは参照できない。(opatch lsinventoryなどで参照する)

CPUを適用する場合は、Oracle Universal Installer(OUI)ではなく、

Opatchというパッチ適用ユーティリティを使用する。

対象のCPUによってはOpatchのバージョンについても前提条件があるので要確認。


PSE (Patch Set Exception) 別名:個別パッチ

次期PSRやPSUなどがリリースされるまでの間(またはリリース予定のないバグ対処のため)、作成されるパッチの最小単位。

基本的には回避策のないクリティカルな問題に対応するための手段であり、

環境によっては競合が発生する可能性があるため、慎重に行うべきである。

例えば、個別パッチ A を適用してある環境に、個別パッチ B を適用を試みたが、

B で修正されるモジュールが A と同じだったため、個々のパッチの修正自体に

問題は無いのにも関わらず、競合が発生するというケースもある。

つまりバグ対処を行える反面、適用すればするほど、以後アップデート時の際に

前提条件が増える可能性が高いということ。(Oracle に限ったことではない)

将来的に、その個別パッチが PSR や PSU 等にバンドルされることもあるので、

クリティカルな場合を除き、積極的に適用しないというスタンスでよいと思う。


診断パッチ (Diagnostic Patch)

不具合を修正するためではなく、問題を診断する目的のために作成されるパッチ。

リリースタイミングは不定期。

顧客に対してサポートより必要と判断されると提供される。

OPatch で適用する。

注意事項: ◾問題を修正するパッチではない。

診断パッチを適用することにより、問題の原因が特定できた場合にのみ個別パッチが作成される。


バンドルパッチ (Patch X)

Windows プラットフォーム用累積パッチ。CPU や PSU も含まれる。

基本的に四半期ごと。

My Oracle Support よりダウンロード可能。

注意事項: ◾Windows プラットフォームではオブジェクト・ファイルごとの提供が不可能であるため、個別パッチのようにパッチを提供することが出来ない。(バイナリをリコンパイルする必要があるため)

特定の不具合のパッチの申請が行われた場合、将来の Windows Bundle Patch X に累積して含める形で提供される。


Oracle Database ソフトウェアのリリースの識別

11.2.0.1.0

ドットで区切られた数値は、左から順番に次のような意味になります。

バージョン番号

メンテナンス・リリース番号

アプリケーション・サーバのリリース番号

コンポーネント固有のリリース番号

プラットフォーム固有のリリース番号