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Rのカイ二乗検定で回転寿司を嫌がる男を調べる

Last updated at Posted at 2020-01-24

事の発端

先日、ふと次の記事を見つけました。

初デートで「回転寿司」ってアリ?ナシ?男女の答えが意外な結果に

「初デートで回転寿司に行く」のはアリ?ナシ?

<男性>
「アリ」44.4%
「ナシ」55.6%

<女性>
「アリ」58.6%
「ナシ」41.4%

意外なことに、男性よりも女性の方が「アリ」と考えているよう! 気軽で緊張しない感じが「逆に」初デートでもOKということらしいです。

この記事では「初デートで回転寿司に行くのは、男性の方が抵抗感がある」と結論づけていますが、本当に男女で『アリ』とする割合に有意な差があるのでしょうか?
それとも、回転寿司への抵抗感について、本当は男女で差分はないけれども、たまたまアンケート結果がバラけてしまって差分が生じてしまっただけなのでしょうか。

気になったので、カイ二乗検定を使って独立性を調べてみます。

カイ二乗検定とは?

カイ二乗検定の説明は、次のサイトがわかりやすいです。

カイ二乗検定 | Logics of Blue

χ二乗検定は別名「独立性の検定」とも呼ばれます。
独立という言葉はやや難しいのですが「独立→関係がない」「独立でない→何か関係性がある」と解釈してもらえれば結構です。

今回の場合は、「性別」と「初デートで回転寿司に行くことに対する抵抗感」が独立かどうかをカイ二乗検定で調べることになります。

Rによるカイ二乗検定

Rでカイ二乗検定を行いたい場合は、標準関数であるchisq.test()を使えば一発で実行できます。

# サンプルサイズは男女ともに500人ずつ
data <- matrix(c(500*0.444, 500*0.556, 500*0.586, 500*0.414), ncol=2, byrow=T) 
chisq.test(data)

# 	Pearson's Chi-squared test with Yates' continuity correction
# 
# data:  data
# X-squared = 19.618, df = 1, p-value = 9.459e-06

今回のケースでは、p-value = 9.459e-06となるため、有意水準5%において「性別と抵抗感の有無は独立ではない(関連がある)」と結論付けられます。

ちなみに

僕は回転寿司は全然アリ派です。

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