完全に趣味です。
食べる方のクッキーの型を任意に作成する備忘録です。
しばらく間空けるとすっかり忘れてるので思い出すコマンドの負荷を減らす試みです。
クッキー作るのにアイシングやってみたけど線を一から一発書きする実力が特になかったのでモールド自作に踏み切ったという。
- 素材を適宜画像検索するなどして用意するか型にしやすい何かを考える
適宜アイシングクッキーにしたら映え映えになりそうな何かを検討
無いものは作るしかない的な観点からまず間違いなく絶対売ってないかつ今後も商品化される可能性の低い何かを対象とする方向
※太さ1mmの線で表現しきれる程度にデフォルメされている素材が3Dプリンタノズル的に無難
- ibisPaintXとかで画像をトレースまたは自力で描く
レイヤ画面で画像を取り込んで透過50%とかにしてレイヤ追加したとこに黒線でトレース
または見て描く
用紙サイズは100mm四方くらい
紙で書いて写真撮っただけの画像でもまあいいのでは
模写のコツとおすすめの練習について美術系としての経験から考える
- Inkscapeでパスをビットマップトレースする
画像を選択>パス>ビットマップのトレース
Multiple scansを選ぶ>Briteness steps>Remove backgroundにチェックを入れる>OK
トレースした方の画像を移動し選択された状態にしておく
ファイル>ドキュメントのプロパティ>ページサイズをドキュメントに合わせて変更、を展開>Resize...を押す
(※影ができている場所がキャンバス)、元の画像を消す
ファイル>名前をつけて保存>SVGで保存
あと必要だったらパスのアウトセットで線太くする
Inkscape>Inkscapeの設定
振る舞い>変化量>インセット・アウトセット量を0.25くらいにする(役1mmのつもり)
画像を選択する>パス>アウトセット
線が太くなったのを確認する
ファイル>保存
https://clrmemory.com/design/3dmodeling/fusion360-png-to-svg/
https://inkscape.eksd.jp/knowledge_paths_pathoffset.html
- Fusion360でモデリングする
非商用の無償1年利用でサインアップ登録してログインして利用する
新規ファイルを名前をつけて保存する
挿入>svgファイルを挿入>面を選択
画像が選択された状態で右上の角を引っ張る
基本的にはホイール押しながらドラッグ、シフト+ホイール押しながらドラッグなどで視点や画像の大きさを調整する
スケッチ終了
とりあえず全部選択してからcommand+クリックで押し出さない箇所の選択を解除
押し出しで2.5mmくらい押し出す(線の部分のオブジェクトを押し出す)
次にまた全選択してそのまま押し出しで-1mmほど押し出す(線がついた板の部分、結合)
ボディを選択して1mm下がった分を移動、スケッチに重ならない部分に横に移動
スケッチを表示して全選択、15mmくらい押し出し、シェルで外側に1mmの空洞ボディにする
下の面を選択し2mm押し出して新規ボディを作る
プレス・プルで側面を1つ1つ全て選択して枠の幅を外に広げる
角尖ってる線を選択しフィレットで丸くする
別れてるボディを結合する
スケッチで1センチ弱四方くらいの長方形をかく
15mmほど押し出す、角を選択して丸くする
底面がずれないようになど位置を調整して保存する
浮いていると出力時に余計なサポートがついて削るのが面倒なことに
- stlフォーマットで出力する
ファイル>エクスポート>stlファイル(*.stl)を選択>エクスポート
そこそこ時間かかるようでジョブステータスの進捗バーが進んでく画面が出ます
- 3Dプリンタで出力する
3Dプリンタを買うと高いのでレンタル予約する方向
結果としてDMM.make AKIBA1にスポット会員12時間7700円でレンタルしてきました。
フィラメントと出力台を自費購入で計6000円くらい。うちフィラメントは2500円でABSを買いました。
(最初にオリエンテーションで電動の研磨機とかドリルとかノコギリの解説と試用がありました)
3Dプリンタのデータはstlからgxという拡張子のファイルにFlush Printというソフトで変換する必要がありました。
セキュリティの関係で開発元未確認のメッセージ出ましたけどpkgファイルをcommand押しながら右クリックインストールみたいな感じでいけました。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/mac-help/mh40616/mac
簡単な使い方としては、
起動>ロード>stlファイル取り込み>範囲に収まってるか確認して「移動」でベッドに置くで床に設置、センターで位置調整
サポート材>自動調整でサポートがつくか確認して必要なら調整>戻る
スライス>樹脂の種類でABSが選択されていることを確認>解像度は低いにすると失敗しがちなので標準に>その他のオプション>レイヤーの高さ(積層の幅)が0.2mm以上だと失敗しがちなので注意>充填率は内部の空洞が必要ない構造なら80%とかにする>保存
※サポートとは床面と素材の間に空間がある場合にあとで取り外す素材を配置すること
※視点の操作はShift+右クリックしながらマウスで。
データはUSBメモリで機材に移します。
借りた機材はAdventure3。この機器が出力できるのは15cm四方。
台座を取り付けてから起動後にノズルと台座の間隔調整をします。具体的には名刺一枚が挟まって少し動かせる程度。そうすることでノズルが台座に押しつけられて樹脂が出てこなくて詰まるという事態を回避。起動後に一度必要な操作。
フィラメントを入れ替えて出力するテストをします温度が235度くらいに。
データをUSBで取り込みます。で、プリントアウト。
温度が上がらない時はフィラメント入れ替えを試すとかいる感じでした
最初に台座に最初の土台のサポート部分が印刷されるまでくらいは見守ったほうが良いとのこと。
プリント後に取り出したあとは台座を少し歪ませてベリッといわしてから左手は革手袋で保護してヘラで剥がす。
必要ならサポート材を素手で折ったりニッパーやデザインナイフなどで削りとる。
という下りをスタッフの方に初回説明受けました。マニュアルも整備されていた。
機材は一人1つでフィラメントは1台に一ついる感じ。純正のフィラメント使ってくれとのこと。
12時間でモールド6つしか出力出来なかったのでうっかり同じ機種をポチッとしてしまいました。だって6万円ならミシンより安いじゃんと思って。
- 樹脂素材の話
ABSが柔軟で加工しやすく熱に強いらしい。見た目はマットな感じ。
デメリットとしては温度差の収縮で反りやすいため部品が多いと温度が下がる端が反ったりすることもあるらしい。
PLAは硬く加工しづらく熱に弱いが反ったりはしない。見た目は光沢がある感じ。
3Dプリンターフィラメント材料完全ガイド。種類とおすすめ
飲食店なら知っておきたい「プラスチック材」の特徴と気になる安全性!
- cookie生地を作る
以下のレシピは美味しいんだけどふくらんじゃうので、
ベーキングパウダーを卵に変えて牛乳無しにするといいと思う。
エリザベス女王のペストリーシェフが伝授! イギリス王室伝統ジンジャーブレッドクッキーのレシピ
カロリーを抑えるには砂糖をラカントSに、バターをオリーブオイルに、小麦粉を全粒粉にするかオカラやオートミールを一部混ぜるなどで多分多少マシに。
- アイシングでデコる
アイシングの硬さは硬すぎると絞り袋から出てこないし時間経過で固まっていくので思うより緩めで良さそう。硬めと緩めで分けて縁取りを硬めで、中身を緩めのアイシングでデコる。
Sweeten your day 365日楽しめるアイシングクッキーレシピ集
デコったら写真を撮るのを忘れずにどうぞ。
物撮りのコツにレフ板使えとかあるけど最近のスマホにはシャドウの調整できたりするのであとから調整してもいいかも。
https://www.n-pri.jp/print/tips/tips40/
https://join.biglobe.ne.jp/mobile/sim/gurashi/iphone_pictureapp_light/