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Glideを使ってイベントカレンダーを作ってみた

Last updated at Posted at 2023-05-13

こんにちは。私はスーパーのお惣菜部門でチーフとして働く27歳男性です。

1.スーパーマーケットにおける行事の重要性

スーパーで働く人にとっては、 世の中の行事やイベント に敏感である必要があります。
世の中の行事というと、ここでは

  • 年末年始、GW、お盆などの大型連休や、節分、土用、彼岸などの特別な日。
  • 小中学校、高校の始業式や修行式。
  • 地域の祭り、花火大会.
    などが挙げられます。

このような行事によって、スーパーで売れるものが変わってきます。
大型連休では、オードブルやお寿司やバーベキュー用のお肉が売れるようになります。
節分では、節分豆、恵方巻きが売れますし、土用は鰻が売れます。
始業式や終業式はその日とその日の前後の日に給食がなくなりますので、 
お弁当やおにぎりが売れるようになります。

そのため、行事がいつあるのか、行事によってどういう商品が売れるのか を 
把握し、お客様が欲しい時に、欲しい商品が売り場にある状態 にしないといけません。 

2.現在の行事の情報の取り方は

大型連休や節分や土用などの特別な日はカレンダーに記載されていますし、お店のミーティング 
で情報共有されるので、情報が勝手に入ってきます。

しかし、学校の行事や地域の行事は、情報をこちらから取りに行かないといけません。 
今の私の情報の取り方としては、

❶事務所の所定の位置に貼られている地域行事カレンダーを参照する。 
(行事が書かれている時と、書かれていない時があり、あまり機能していません) 
❷インターネットで調べる。(学校の行事はでてきません)
❸近所に住んでおり、お子さんがいるパートさんに聞いてみる。
(これが一番確実です。)

が挙げられます。

3.行事をカレンダーアプリにまとめてみる

今は聞いた情報や見た情報をメモ帳にメモしていますが、
メモ帳には違う情報もあり、探すことに時間がかかったり、
メモ帳自体をなくしてしまうこともあります。
スマホのカレンダーアプリ だったら、もっと、手軽で確実に行事のスケジュール管理ができそうなので、
導入を検討してみました。 

既存のカレンダーアプリを活用するのも手ですが、
自分の必要な機能が搭載されていて、 
必要最低限の機能だけを搭載したいという思いから、
今回は Glide というノーコードツールを使い、 
自分でカレンダーアプリを自作してみました。

また、世の中の行事の他に 当社の業務スケジュール も一緒にいれ、
全てのスケジュールをカレンダーにまとめられるようにもしていこうと思います。

4.Glideでイベントカレンダーの作成に挑戦

後述のフィードバックを受けた、最終的なイベントカレンダーの流れです。

Glideのリンクはこちらです。
https://s-project-di6e.glide.page

4-1.使用するツール

・Glide
・Googleスプレッドシート
 
 

4-2.実際の動いている様子はこちらから

4-3.作成手順

はじめに日付の列、イベント名を入れる列、イベントの内容を入れる列が入ったスプレッドシートを用意しておきます。

Glideを開いて、
New projectを選択し、Mobileを選択します。

Google Sheetsを選択します。

Glideと連携したいスプレッドシートを選択します。

アプリの外観を作っていきます。

・Source→連携したいシートを選択します。

・Label→アプリのタイトル名として使います。今回はイベントカレンダーと入力します。 

・STYLE→Calendarを選択します。

・ITEM DATAでスプレッドシートと連携したカレンダーを作るための設定をします。

「日付」の文字が入った列、「イベント」が入った列、「内容」は入った列のデータを

Title、Descriptic、Start Time、Endtimeにそれぞれ挿入します。

カレンダーをパッとみた時にイベントがわかるように、イベントをTitleに設定します。

カレンダーの日付の下のアイコンをクリックするとこのようなページに移動します。

COMPONENTSのText Entryを二つ配置し、
「イベント名」とイベントの内容、指示などが入力できる「内容」を挿入します。 

1番下には天気予報のURLを配置しました。
外で行われるイベントは雨だと中止になる時があるので、このページで天気を確認し、 
イベントに応じた発注や製造をどうするかを判断できるようにしました。

5.周りの人に使ってもらい、意見をもらいました。

今回は2人の方に
「こういうアプリを作ってみました、よかったら触ってみて、実際に業務で使ってみると、どうなるか、不満点もあれば教えて欲しいです!」 
と聞いてみました。

(勤続年数10年以上のパートさん)
スマホのフリック入力だし、手書きやタイピングより早くて、
編集する人は助かりそう。 
ただ、見る方はアプリを開いて、確認するというのは、なかなか続かなそう。
シフト表と一緒に見れるようにすればいいかも。

(勤続年数6年の他店チーフ)
シフトを作る時、連絡ノートや事務所にある行事カレンダーを見ながら作成するので、カレンダー形式で一覧にしてくれるのは助かる。

という意見をいただきました。

こちらの意見をいただき、少し改善をしてみました。 

アプリでイベントを入力すると、このように、スプレッドシートに反映されます。
こちらのシートのイベントの列を抽出し、


 
こちらのシフト表の曜日の下に反映されるようにし、 
シフトを作成する側と見る側の負担軽減を試みました。

シフト表はLINEBotで閲覧にできるようにしていきます。 
詳しくは以下の記事で記述していますので、よろしければ、ご覧ください、 

最終的には編集する側はアプリで、閲覧する側はシフト表でという形になりそうですが、 
全員にアプリを使ってもらうということが最終の目的ではありませんので、これでよかったのかなと思います。 
どうしても、一生懸命作ったものだと使ってもらわないと「せっかく作ったのに...」 
となってしまいがちですが、ノーコードでサクッと作りましたので、そのような執着がなく、 
最終的な形にたどり着けました。そういったところもノーコードのメリットなのかもしれません。

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