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後輩へAWS入門編を教えるには?

Last updated at Posted at 2024-03-29

皆さん、こんにちは! 好きな牧草はチモシー、ITエンジニアのSkyfoxです!
今回は、後輩をもつ先輩向けに書いています。
後輩への教え方は、正解がなく聞き手に合わせておこなうと思うので、皆さんも他良い方法がありましたら、ぜひコメントで教えてください!

この記事について

対象者

  • 後輩をもつ先輩方
  • 後輩にAWSについての教え方に困ってる方

本記事のゴール

後輩への教え方の参考になればと思います。

前提

ページはじめに書いた通り、私は後輩への教え方に関係なく、相手に何かを伝える際は、相手によって伝え方をカスタマイズする必要があると考えています。

突然ですが...

突然ですが、あなたは初めてAWSの話を聞く若手社員だとします。
ある日、先輩社員から、
「AWSでEC2を建てるための説明をします!
 下の図で説明します!!
 AWSとは、クラウドコンピューティングサービスで、・・・EC2は仮想サーバーになっていて・・・」
という説明を受けたら、どう感じるでしょうか?

image.png

おそらく、

「ちょっと待ってください!
 よくわからなかったので、もう一度お願いしてもよろしいでしょうか...?」

となるかと思います。

少し極端な例でしたが、AWSを初めて見る後輩、ましてやIT初心者の後輩にIT用語が多い説明だと、頭がパンクしてしまいます。
そして、教えている先輩ももう一度説明することになり、時間を要してしまいます。

そのようなことにならないよう、私なりのAWSの教え方を次章から説明していきます。

私の結論

結論から言うと、以下の3点に気をつけて伝えていました。

  1. 聞き手が知っている身近なものに例える
  2. 図を用いて、視覚的に捉えやすくする
  3. アウトプットする

それでは詳しく説明していきます!

詳細

1. 聞き手が知っている身近なものに例える

「突然ですが...」章でもありましたが、AWSがわからない状態で、ITワードを多めで説明すると、理解しづらいことに加え、「なんだか難しそう」と敷居が上がってしまいます。
私もはじめ教える際は、ITワードに沿って説明してしまい、聞き手だった後輩も理解していない表情でした。

そこで、まずはAWSの敷居を下げ、AWSを近い存在にするため、編み出した教え方が
「聞き手が知っている身近なものに例える」ことです。

先ほどのAWSのワードを身近な例に例えて、私なりにEC2を説明すると以下のようになります。

ex)
EC2とは、仮想のサーバーで、リクエストを送るとコンテンツを返してくれるコンピュータのことです。

例えると、マンションにある宅配BOXに似ています。
「配達をお願い(リクエスト)し、数日後、配達BOXの鍵を開けると、欲しかった荷物(コンテンツ)が届く」
この流れと似ています。

もちろん、厳密にいうと違う箇所があるのですが、
AWSの敷居を下げ、AWSを近い存在にするためには、イメージをつけやすくする必要があります。
正確な説明は、AWSの入り口を理解した後におこなうことで、より理解が進むと考えています。

2. 図を用いて、視覚的に捉えやすくする

とはいえ、口頭や文章のみですと、理解に限界があります。
人の情報の80%は視覚から得ているため、図や表を使用することで、より理解しやすい説明をすることができます。

私の場合、AWS構成図と身近な例えを使用した図の両方を用意し、見比べながら教えていました。

ex)
AWS構成図
image.png

身近な例えを使用した図
たとえ話.jpg

3. アウトプットする

以上の2点で、概念の理解・イメージはつき、インプットできたかと思います。
では、インプットの次はアウトプットです。

ここで、皆さんエビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか?
エビングハウスの忘却曲線とは、時間経過にともなう、記憶の変化やメカニズムについて研究した結果です。
この曲線を見てわかるように、私たちはインプットのみで何もしないと、時間が経過するごとに、物事をだんだん忘れていってしまいます。
逆に、インプットしたものを復習(アウトプット)し続けることで、記憶に定着しやすくなります。
そのため、私はアウトプットするところまで1セットとし、繰り返し教えていました。
また何より、実際にAWS環境を触らないと、理解できない箇所もあるため、AWS環境を使用したアウトプットは重要です。

image.png
※引用「エビングハウスの忘却曲線とは | 朝日新聞社

効果

以上の教え方をしていた結果、私の後輩にAWSのハードルが低くなったと言ってもらえ、現在その後輩は仕事で活躍中です。
また私自身も、反復練習になり、よりAWSの知識が定着しました。社会人1年目時は、抽象的に覚えていましたが、今回の方法で毎年後輩に教えていることで、抽象的だった理解がより具体的になりました。
そして、説明力も徐々に高くなってきていると実感しています。

さいごに

以上、イメージをつけるAWS入門編の教え方でした。
より詳しい正しい知識をつけるためには、アウトプット後に反復勉強を兼ね、詳細な知識をインプット&アウトプットしていく必要があると考えています。
ですが、その前にAWSについてのイメージがつくようにすることで、その後の知識理解もより効果的になると思います。

ぜひ皆さんも効果があった、教え方がありましたら、コメントで教えてください!

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