お題
GCPのエンジニアスキルを問う資格試験のうち、一般的なタスクをこなせるかを問う「Associate Cloud Engineer」試験(以降「ACE」と表記)を受けてきた。
GCPの資格試験の中では一番最近登場したもの、かつ、最近まで英語のみの受験だったせいか、ACE試験の記事がググっても出てこない。
日本語でも受験できるようになって少しずつ受ける人も増えてくるかと思うので、何かしらの参考になれば。
もちろん、試験問題に関わることなど書けないので、結局必要最小限になるけど。
経緯
今の現場ではGCPに関する広範囲な知識を要するので、(これまでの現場ではあまりやらなかった)体系的な勉強を始め、まあ、せっかくなのでGCPの資格も取っておこうと思った。
主軸はアプリエンジニアとはいえ、「クラウドわからない」だと今後生きていけないだろうし、AWSは資格取得者いっぱいいそうだけどGCPは(日本では)まだそれほどでもない気がするし。
勉強はじめた当時、GCPの資格といったら「[Professional Cloud Architect](Professional Cloud Architect)」という感じだったのだけど、模擬試験受けたら惨敗だった(20問中9問正解)ため、まずは、アーキテクトよりは簡単(?)と思われた「Associate Cloud Engineer」の方を受験することにした。
こちらは模擬試験受けた結果、それなりだった(20問中16問正解)ので。
あ〜、ACEの模擬試験をやってみたのが約1ヶ月前か・・・。1ヶ月、あっという間。
資格試験のための勉強してなかったら何も身につかない1ヶ月だったかも。
そういう意味でも、資格取得を目標とするの、いいかも。
受験者のスペック
エンジニアとしては15年以上になるものの、インフラ戦闘力は足軽レベル。
(Linuxコマンドもわからないとはさすがに言わないけど、OSの構造(特に「カーネル」とか言われるともう・・・)やネットワーク設計など、求められても「?」という感じ)
ここ2年の間に、AWSを1年半、GCPを半年(といってもインフラチームでなくアプリチームとしての関わり)ほど経験。
試験について
情報はすべて↓(及び↓から辿れる先)にある。
https://cloud.google.com/certification/cloud-engineer?hl=ja
勉強方法
主に下記。
- 公式サイトのドキュメント
- GCP実際に契約(といってもクレカさえあればOKだし、3万円分が無料で使えるので勉強としては事足りる)してチュートリアル
- 書籍(「プログラマのためのGoogle Cloud Platform入門」)
- 業務
参考になったもの。
やらなかったこと。
(書籍はもともと持ってたものだったけど、試験代以上にお金かける余裕がなかっただけ。)
- トレーニング(例えばCoursera による Architecting with Google Cloud Platform Specialization の最初の 5 つのコース)
- Qwiklabsの実践演習(GCP Essentials、Cloud Architecture クエスト)
受験
会場は池袋を選択。都内では秋葉原とか東京もあるみたいだけど、地図的に迷いのなさそうだった池袋にした。
が、雑居ビルの一室で、入るのにちょっと躊躇・・・。なんとなく昔行った漫画喫茶を思い出す。
資格試験は最後に受けたのが10年は前だった気がするけど、PCが並んだ部屋でヘッドホン付けて黙々と試験に取り組むのは慣れてないとキツい。
試験時間は2時間だけど、開始から30分くらいは雰囲気への慣れとの戦い。開始から1時間くらいは自分の国語力との戦い。最後の30分くらいはヘッドホンに締め付けられた耳の痛みとの戦いだった。
国語力、これが一番大事な気がする。
GCPの知識ももちろん無いとダメだけど、普段GCP使う時は実際にコンソール見て操作するので直感的に(理解が足りなくても)できたりする。
ところが、画面に文章のみ出されて、「◯◯したい。どうすればいいですか?」と言われると、「え〜と」ってなる。
なにしろ、相手がいて、情報として足りないところをヒアリングしたりできる状況ではないので、与えられた文章(とGCPの知識)だけで答えを出さないといけない。
こんな時、実は学生時代(何年前だ・・・?)の国語試験の解き方が一番役に立つのかもしれない。
特に選択肢問題の解き方。
一通りの問題を大体1時間10分くらいで解き、「後で見直す」用にチェック付けた問題を見直していく。
いくつかの問題は、この見直しで「あ、間違ってる!」と気づけたので、見直しは、やはり大事。
もちろん、できる人は1周目で間違いなくできるのだろうけど。
見直しによって、ある程度は合っているはずと思える問題も増えてきたものの、そもそも何割くらい合っていれば合格なのかもわからないのでまったくもって不安は拭えなかった。
最後にアンケートのようなフォームが出てきたので「too difficult」と書いておいた。
結果と所感
結果は、合格(暫定)。
ちょっと溜めがあった後、試験結果が画面に表示された。
「合格」と書いてあったのだけど、2時間集中して疲弊しきっていたので、よくわからなかった。しばらくボーッと画面眺めてた気がする。
一応、暫定とついているのは基本的に合格であると捉えてよいらしいのだけど、合格証みたいのもらえるまで(もらえるのかな)は不安。
この試験、$125 ということで、いっぱしのゴールドカードの年会費以上かかる。
落ちたらそれがパァ。プレッシャー半端ない。いや、家計的に。ほんと、受かって良かった。
次は「Professional Cloud Architect」試験ということになるのだけど、こっちは $200 ということで、さらに高い。
まず、家庭での稟議を通すまでに時間を要しそう・・・。
なんだか、結局参考になるようなことは書けなかった気がする。
試験の内容を書くわけにもいかないからしょうがないのだけど。。。
そういえば、資格試験についてのページに「この試験は英語、スペイン語、日本語で受験できます。」と記載があり、日本語でも受験できることがわかるのだけど、その下の方に試験時間や登録料、そして「言語: 英語」と書いてある。
日本語で本当に受けられるのか、若干不安になった。。。
後日談。
「合格おめでとうございます」メールが届いたので、正式に合格と言ってよいかな。
合格者がもらえるアイテムは、ノートPCケースとマグカップ(?)を選択。
いつ届くんだろうか。。。アマゾンプライムなら早ければ当日なんだけど。。。