昨日Power AppsにもGPTベースのAI機能「Copilot」が搭載されることが発表されました!
今後はこのCopilot(副操縦士)を我々キャプテンがどう扱っていくか、が大事になってきますね。
今回発表された機能についてご紹介します。
今まで
実はPower Appsには2021年に自然言語からPower Fxを生成するGPTベースの機能を初めて導入して以来、以下のような機能が実装されてきました。
- アップロードされた画像をもとにアプリを生成
- 事例をもとにデータを整形
- 修正の提案
これから
そして今回、アプリケーション開発の最初のステップにGPTの機能を導入します。
開発者は、Power AppsのCopilotとの自然言語による会話を通じて、アプリを構築することができるようになります。
今回紹介された3機能
アプリ作成
Copliotに「こういうアプリがほしい」と話しかけると、そのアプリを画面だけでなく、テーブルとサンプルデータ(これ地味にうれしい)、バックエンドのロジックまで作ってくれます。
あとは私達が確認を行って、必要に応じて修正するだけです。
実際の画面
「こういうアプリ作って」とホーム画面で話しかけます。
以下の画面では「現場点検の詳細アプリを作成して」と書いてます。
テーブルを作ってくれるので
「列を追加して」「サンプルデータ入れて」などと右のチャットで話しかけると、自動で列やサンプルデータの作成を行ってくれます。
少し待つと、アプリの編集画面に表示されるのはある程度形ができているアプリです。
データ系
ユーザーは、実行中のアプリに直接組み込まれたAIアシスタントの助けを借りて、アプリ内のデータに関するインサイトを会話形式で得ることができます。
イメージつきづらいと思うので具体例を挙げますが、
例えば、機器検査アプリで、検査関連のデータを扱う際には以下のような問いかけをして、その結果を得ることができます。
「検査が失敗する最も一般的な理由は何ですか?」
「その種類の問題で最も活発な検査員は誰ですか?」
「最も頻繁に検査される機器はどれですか?」
実際の画面
以下の例だと
「最近、どの現場を点検されましたか?」と聞くと、
「最近変更した検査現場は、Contoso LtdとNorth Tradersです。」と返信がきています。
データ分析の新しい形ですね。
Power Appsの標準コンポーネントにチャットボットが追加
Power Virtual Agentsチャットボットが、今回、Power Apps側でコンポーネントとして登場し、簡単にアプリにチャットボットを埋め込むことができるようになりました。
今までは、標準でPower AppsのアプリにPower Virtual Agentsで作ったチャットボットを埋め込むことができなかったのですが、Power Virtual Agentsも会話ブースターや自然言語ボット構築などパワーアップしたことを機に、アプリ側でも簡単に使えるようになりました。
実際の画面
コンポーネントの中に「チャットボット」があり、これをクリックすると、、
まとめ
どうでしたでしょうか。
Power Appsもどんどん進化していきますね。
Power Apps Copilotだけではなく、最近続々と発表されるAIについて思うことですが、今までは我々がコンピュータ語を覚えて会話(コーディング)してきましたが、コンピュータのほうが我々の言語を覚えてくれてるんですね。
これからは本当にノーコードになっていきますね。
参考文献
今回、以下の記事を参考にしております。