LoginSignup
3
1

AI Builderのプロンプトビルダーカスタマイズ機能

Posted at

AI Builderのプロンプトビルダーカスタマイズ機能が追加されました!
この機能によりすごく便利になったプロンプトビルダーを試してみましょう
https://aka.ms/tryprompts

image.png

モデルの種類について

設定セクションのドロップダウンメニューでは、カスタムプロンプトの回答を生成する生成AIモデルの中から選択することができます。

2024年5月現在、デフォルトのモデルはGPT 3.5 turboです。
これまでにプロンプトビルダーで作成されたカスタムプロンプトは、このデフォルトモデルに依存しています。

正確なバージョンはGPT 3.5 turbo 0613です。
GPT 3.5 turbo 0613が非推奨になるため、6月中にGPT 3.5 turbo 0125モデルに切り替わる予定です。

GPT 3.5モデルは、Power AppsまたはPower Automateで使用する場合、AI Builderクレジットを消費します。

2024年5月現在、利用可能なもう1つのモデルはGPT 4です。
プレビューモデルである間は、Power AppsまたはPower Automateで使用してもAI Builderクレジットは消費されません

プレビューモデルであるため、環境設定のAI Builderプレビュートグルに連動をオンにしているかどうかで使用を制御できます。

細かい機能については以下の表でご確認ください。

GPT 3.5 GPT 4
ステータス GA - デフォルト プレビュー
バージョン gpt-3.5-turbo-0613 gpt-4-32k-0613
ライセンスルール Power AppsとPower Automateのクレジットを消費。 プレビュー中は消費しない
詳細 2021年9月までのデータで学習。文章は16kトークンまで 2021年9月までのデータで学習。文章は32kトークンまで。多言語に対応。

GPT4.0は技術的な情報をもとに文書を作る力と創造性においてGPT3.5より優れているといわれています。場合を分けて、使い分けてみてください。

プレビューモデル(GPT-4)をオン・オフする方法

Power Platform 管理センター にサインインし、設定したい環境を選択します。
[設定] をクリックします。
image.png

[製品]を開き、[機能] を選択します。
image.png

[AI Builder]の[プレビューモデル]のトグルでオン・オフを切り替えます。
プレビューモデルがオフの場合、GPT 4はドロップダウンメニューで選択できず、GPT 4で作成されたプロンプトはブロックされます。
image.png

正確なバージョンは変更される場合があります。
2024年5月現在、GPT-4 0613バージョンを使用しています。

temperature

設定セクションのスライダーは、生成AIモデルのtemperatureを選択することができます。
0から1の間で変化し、生成AIモデルが出す回答を、創造性のある回答にする(1)のか、決定論的な回答(0)にするのかをガイドします。

デフォルトの温度は 0 です。
これまでにプロンプトビルダーで作成されたカスタムプロンプトも同様に 0 になっています。

temperatureは、AIモデルによって生成される出力のランダム性を制御するパラメータです。

  • temperatureが低いほど、予測可能で保守的な出力になる
  • temperatureが高いほど、回答に創造性と多様性が生まれる

これは、モデルの出力におけるランダム性と決定性のバランスを微調整する方法となります。

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1