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FetchXMLをノーコードで編集する方法

Last updated at Posted at 2023-03-31

今回はコーディングになってしまうFetchXMLをノーコードで編集する方法をご紹介します。

1. FetchXMLをダウンロードする

扱いたいテーブルを追加しているモデル駆動型アプリを開きます。

1.1 [フィルターを編集する]をクリックします。
image.png

1.2 [FetchXMLのダウンロード]をクリックします。
image.png

1.3 注意が出たら[保存]をクリックします。

1.4 XMLファイルで保存されます。
このコードが、このテーブルの規定のビューで使っているクエリです。
image.png

2. FetchXML Builderで編集する

2.1 XrmToolBoxとFetchXML Builderのインストール

XrmToolBoxというDataverseの開発者ツールがあります。
https://www.xrmtoolbox.com/
こちらからダウンロードしておいてください。
image.png

その中にFetchXML Builderというのがあります。こちらを使うと簡単にFetchXMLを書くことができます。
https://fetchxmlbuilder.com/
こちらも個別にインストールする必要がありますので、以下のインストール方法に従ってインストールしてください。
https://fetchxmlbuilder.com/manual-installation/

2.2 ツールと環境の接続設定方法

XrmToolBoxのフォルダの中のexeファイルをクリックします。
image.png

[Tools]タブを開き、正しい手順でインストールしてあると、Filterで「FetchXML Builder」を入力すると出てきます。
image.png

[New connection]をクリックします。

[Microsoft Login Control]をクリックします。

[Open Microsoft Login Control]をクリックします。

[Office 365]>[Display list of available organizations]>[Login]

Microsoftアカウントのメールやパスワードをいれてログインします。

使いたい環境を選択します。

無事、成功したらコネクションに名前を付けて[Finish]ボタンをクリックします。

[Continue]をクリックします。

2.3 FetchXML Builderを使ってFetchXMLを編集する

[Open]>[Open File]をクリックして、ダウンロードしたxmlファイルを開きます。
image.png

[Execute]をクリックすると今のFetchXMLでのクエリ結果が表示されます。
image.png

[View]>[FetchXML]をクリックすると実際のFetchXMLを表示することができます。
image.png
image.png

[Convert]>[SQL Query]をクリックすると、右側でSQLとして確認することができます。SQLに慣れている方はこちらを試してください。
(C#やJavaScriptも同じように表示できます。)
image.png

画面左で編集したいを右クリックし、メニューで操作を選択します。
image.png

テーブルを右クリックすると、フィルタリングや並び替え、関連付けなどもこの場で行うことができます。

[Execute]をクリックすると[Result View]タブで変更された実際のデータを確認できます。
image.png

[FetchXML]タブで変更されたFetchXMLクエリを確認できます。
image.png

このように基本的にUIベースで編集していき、Saveしたりこちらをコピーして使うことができます。
image.png

おまけ

[Convert]でPower Automateをパラメータを取得できたり、Web APIで使えるOdataIDが使えます。

まとめ

FetchXMLについて、ツールを使った編集方法をまとめました。
この方法を使って、複雑なクエリのコーディングもノーコードで行うことができます。
ぜひ活用してみてください!

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