こんにちは。
Power Platformは定期的にアップデートしております。
こちらではPower Pagesにおけるアップデートについてご紹介します。
Power Pagesのアップデートについては特殊なところがある為、Power Pagesで作成したサイトがある場合、こちらを参考にしてください。
アップデート前の事前検証について
管理者は、Web サイトの開発またはテストを有効にすることができるように、ライブ Web サイトでアップグレードが公開される前にテストサイトですべてのコアシナリオをテストすることができます。
初期アップグレードはリリースのグローバル公開の少なくとも1 週間前には公開されます。
事前検証をオンにする方法
Power Platform 管理センター に移動し、左のメニューで[リソース]を開き、[Power Pagesサイト]を選択します。
該当するPower Pages サイトを選択します。
サイトの詳細画面で[サイトの詳細]セクションの[編集]をクリックします。
左に表示される詳細の編集で[ポータルで早期アップグレードを有効化する]をチェックします。
これを設定しておくことで、初期アップブレードのリリース時に適用されます。
リリース時の対応
ユーザー側の操作については、①Dataverseに保存されるSaaS側のアップデート(Power Pages ソリューション)と②ホスト側のアップデートで変わります。
Power Pages リリースの一部として、Power Pages ソリューションは顧客自身が任意のタイミングで更新するのに対して、Power Pages Web サイトのホストは自動的に最新のバージョンに更新されます。
①Power Pages ソリューション
Power Pages ソリューションとは、Microsoft Dataverse 環境にインストールされているソリューションで、任意の Web サイトのメタデータ テーブルが含まれています。
こちらのアップデートはユーザー側でPower Platform 管理センターからユーザー自身が更新します。
Power Pages ソリューションの最新リリースについては以下のページに公開されています。
更新方法
注意
- パッケージのアップグレードには時間がかかることがあります。アップグレードの実行中は、Web サイトに不安定な動作が見られる可能性があります。オフピーク時間帯にパッケージをアップグレードすることをお勧めします。
- 選択したサイトを使用している環境のすべての Web サイトに対してアップグレードされます。
- テスト用のDataverse環境と本番用のDataverse環境を用意し、テスト用のDataverse環境でパッケージをアップグレードし、確認後に、本番用のDataverse環境にパッケージを適用することもできます。
Power Platform 管理センター に移動し、左のメニューで[環境]に移動します。
該当のPower Pages サイトの環境を選択します。
詳細画面にて、 右下の[リソース]セクション内の[Power Pages サイト]を選択します。
該当のPower Pages サイトを選択し、上の[ポータルパッケージのアップグレードについて確認する]をクリックします。
最新でない場合、[アップグレードするポータルパッケージ]ダイアログが表示される為、更新したい場合は[OK]を選択します。
画面上に表示される通知から[今すぐアップグレード]を選択します。
数分待ち、ブラウザのリフレッシュボタンをクリックして、通知が消えていたら以下のように、任意のサイトをクリックし、画面上の[Webサイトパッケージの詳細]をクリックします。
先ほど選択した項目の状態が「インストール済み」になっていたら完了です。
②ホスト
Power Pages Webサイト ホストは、実際の Web サイトを形成する Azure Webアプリケーションです。
Power Pages ウェブサイト ホストは、すべてのサイトで自動的に更新されるため、ユーザー側で設定することはありません。
新しいバージョンの Power Pages Web サイトのホストは、Power Pages ソリューションでサポートされているバージョンと下位互換性があります。 ただし、ソリューション バージョンがサポートされなくなると、新しいバージョンの Power Pages Web サイトのホストの実行は保証されません。
Power Pages Webサイトホストの最新リリースについては以下のページに公開されています。
リリース時の通知確認方法(Power Platform共通)
管理者はデフォルトでMicrosoft管理センターで、リリース内容の通知を受け取ることができます。
もしくは設定をすれば、指定のメールアドレスにメール通知を送信することも可能です。
Microsoft管理センターを開き、左のメニューで[正常性]>[メッセージセンター]を選択します。
https://admin.microsoft.com/
気になるアップデートを選択すると詳細を確認することができます。
ここで確認できることは以下です。
- 関係するサービスと1か月のアクティブユーザー数(MAU)
- アップデート予定時刻
協定世界時(UTC)で表示される為、日本時間は表示の時刻+9時間で考える - アップデート内容
- アップデートによる影響
- アップデートに対して必要なアクション
メール通知設定は、一覧の左上の[⚙]>[メール]でできます。管理者以外にメール通知を送りたい場合は、[他のメールアドレス]にチェックを付け、メールアドレスを入力し、保存してください。
参考