Xerox Star 8010 Dandelionのエミュレータ Darkstarで、ViewPointを動かす

はじめに

Xerox Starとは
Xerox PARCで開発されたAltoの研究を使って、Xeroxが開発したオフィスネットワークシステムの名称です。特徴等については、後述、参考URLのWikipedia - Xerox Star をご覧ください。
Xerox Star 8010 "Dandelion"とは
1981年にXeroxからStarワークステーションとして発売された製品の名称。Dandelionは、Xerox社内のプロジェクトコードであり、一連のStarシステムは、"D"で始まるプロジェクトコードを与えられたので、D-マシンと呼ばれる。
Darkstarとは
Xerox Star 8010 "Dandelion"のハードウェアの実行を現代のOSでエミュレートするためのエミュレータ・ソフトウェア。OSSであり、今回紹介するViewPoint（Starデスクトップシステム）や、開発環境であるXDE（Xerox Develop Environment）、Interlisp-Dなどを実行することが出来る。ライセンスは、「BSD-2-Clause license」。

次のURLから、Webブラウザーを使って、ファイル「DarkstarSetupWindows.zip」を入手する
https://github.com/livingcomputermuseum/Darkstar/releases
適当なフォルダーに保存しておく（ここでは、D:\inforle2023\03_development\06_inforle\02_Darkstar　とする）
DarkstarSetupWindows.zipを展開する（右クリックで、すべて展開を選択）
DarkstarSetupWindowsフォルダーが作成されるので、ダブルクリックで開く
DarkstarSetupWindows.msiが現れる

次のURLから、Webブラウザーを使って、ファイル「8010_hd_images.zip」をダウンロードする
http://www.bitsavers.org/bits/Xerox/8010/
適当なフォルダーに保存しておく（ここでは、D:\inforle2023\03_development\06_inforle\02_Darkstar とする）
8010_hd_images.zip.zipを展開する（右クリックで、すべて展開を選択）

DarkStarのインストール先（ここではD:\ProgramFiles\Darkstar とする）から、DarkStar.exeを起動する
しばらくすると、DarkStarのスクリーンが開くので、「System」メニューの「Hard Disk」から「Load...」を選択する
先程ダウンロードして、展開したディスクイメージから「ViewPoint-2.0-11-9-1990-18-38.img」を選択する
DarkStarスクリーンの「System」メニューから「Start」を選択する
しばらく待つ。左下のMPコードが0000からカウントアップするので、しばらくまつ
→ 時刻の設定画面となるので、適当に時刻を設定する
→ ここは、1-Dec-97にすると良いらしい（後ほど、ViewPointのSoftware Optionで必要になる。時刻は対して重要ではない。）
またしばらくまつ　MPコードが0000から8000までカウントアップするんのでしばらくまつ

ここからは、VP（ViewPoint）の環境になります。
マニュアルは下記のURLから、ダウンロードしてください（英語版になります）。
http://www.bitsavers.org/pdf/xerox/viewpoint/VP_2.0/

Xerox Star 8010エミュレータ「Darkstar」を試してみた。ViewPoint、XDEが開く。（DarkstarSetupWindows.msi）
https://2ndart.hatenablog.com/entry/2022/03/19/144643
Wikipedia - Xerox Star
https://ja.wikipedia.org/wiki/Xerox_Star
Github - Darkstar
https://github.com/livingcomputermuseum/Darkstar