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Conoha VPSでUbuntuサーバーを構築する方法

Last updated at Posted at 2020-06-06

環境

  • ローカル環境:Windows 10
  • 構築するサーバー:Ubuntu 18.04 LTS

サーバーの追加

Conoha VPSのメニューから、サーバー追加を選択して、サーバーを追加する。

注意すべきポイントは以下のとおり。

  • イメージタイプはUbuntu 18.04
  • rootパスワードを設定して、忘れないようにする。
  • SSH Keyは使用しない(あとから設定する)
  • 接続許可ポートは全て許可
  • ネームタグは後から変更できる(特に影響はない)
  • それ以外の項目は特に設定しない

上記の項目に注意して、サーバーを追加する。

サーバーにアクセス

追加したサーバーの管理画面に移動する。
そこで、ネットワーク情報からサーバーのIPアドレスを参照する。(以下アドレスをx.x.x.xとする)

コマンドプロンプト(Winキーを押してcmdと押すと出てくる)を開いて以下のコマンドを入力すると、サーバーにssh接続できる

# x.x.x.xにrootというユーザー名で接続する
ssh root@x.x.x.x
# ここでパスワードを問われるので、rootパスワードを入力

もし、sshコマンドがありませんと言われる場合はOpenSSHが入っていない可能性がある。

以下、sshで接続した状態での操作をサーバー上での操作、sshで接続していない状態での操作をローカル上での操作という。

新規アカウントを追加

続いて、サーバー上にアカウントを追加する。
sknjpnという名前で作成したが、もちろん好きな名前に変更すべきである。

# sknjpnという名前のアカウントを追加
adduser sknjpn
# パスワード以外の項目は何も書かずにEnterでよい

# sknjpnをsudoグループに追加
gpasswd -a sknjpn sudo

参考:ubuntu ユーザを追加して sudo 権限をつける

SSH接続出来るようにする

現在のパスワード認証ではなく、公開鍵認証にする。

新規作成したアカウントでアクセスする

一旦サーバーからログアウトする

exit
# ここで、コマンドプロンプトが落ちた場合は、再度コマンドプロンプトを立ち上げる。

鍵の作成とサーバーへの公開鍵の配置

以下はローカル上での操作であることに注意する。

公開鍵(id_rsa.pub)は名前通り公開して問題ないが、秘密鍵(id_rsa)は公開してはいけない。(OpenSSHがSSH接続時に参照するのみ)

サーバー上に上げるときはid_rsa.pubを用いる

# 鍵を作成する
ssh-keygen -t rsa
# 作成場所を聞かれるが、デフォルトのままにする。保存場所は次のコマンド入力に用いる。
# パスフレーズは毎回入力が面倒になるので何も入力せずEnterを押す

# 公開鍵をサーバーに送信する(sknjpnは新規作成したアカウント名に変更すること。C:\Users\sknjpn\.ssh\id_rsaは保存場所を入力)
scp C:\Users\sknjpn\.ssh\id_rsa.pub sknjpn@x.x.x.x:~/authorized_keys

# サーバーにログイン
ssh sknjpn@x.x.x.x

# authorized_keysを.sshファイル内に移動
mkdir .ssh
mv authorized_keys .ssh/

# サーバーからログアウト
exit

# サーバーにログイン
ssh sknjpn@x.x.x.x
# この時、パスワードの入力が求められないならば公開鍵認証が有効となっている。

参考:公開鍵暗号を用いてのSSH接続(きほん)

SSH接続時のセキュリティ設定

まず、パスワード認証より安全な公開鍵認証でサーバーにログインが可能となった。

これ以降でパスワード認証によってSSH接続してくるとしたら、それはたぶん貴方ではない誰かである。

というわけで、パスワード認証の禁止も含めたセキュリティ上の設定を行う。

# vimのインストール(たぶん、不要な場合が多いが念のため)
sudo apt install vim -y

# SSH接続の設定ファイルを修正
sudo vim /etc/ssh/sshd_config

以下のように設定してください(Vimによる編集は、iキーを押すと入力が出来るようになります)
* #Port 22Port XXXXXに(XXXXXは1024から65535のいずれかの番号を入力。後で使うのでこの番号を覚える)
* PermitRootLogin yesPermitRootLogin no
* PasswordAuthentication yesPasswordAuthentication no

* #ClientAliveInterval 0ClientAliveInterval 60

ClientAliveIntervalを設定することで、SSH接続が勝手に切断されなくなります。(しなくてもよい)

参考:(ssh 接続をタイムアウトしないようにする)[https://gist.github.com/koudaiii/dc6ea63fa0258c39987d]

設定が終了したら、ESCキーをおして、:wqと入力してEnterキーを押してください(上書き保存)

そうしたら、接続が問題なくできるか確認してください

# 変更の適用
service sshd restart

# ログアウト
exit

# XXXXX番ポートでログイン
ssh -p XXXXX sknjpn@x.x.x.x

これで接続出来たら成功です。

パッケージの更新

以下のコマンドを入力して、パッケージを更新してください。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y

VSCodeでサーバーに接続する

これは、ほぼおまけです。
まず、Extensionsから、Remote Developmentをインストールしてください。

そうしたら、Remote Explorerアイコンをクリックして、上部の設定をContainersからSSH Targetsに変更します。

SSH Targetを追加すると、sshのコマンド入力が求められますが、この時にこれまでと同様にssh -p XXXXX sknjpn@x.x.x.xを入力すれば接続できます。

参考:VSCodeのRemote Developmentを使ってみる

もし最初からやり直す場合

サーバーを削除して、再度一番上から実行すれば良いのですが、一点注意がありまして、

ローカル上に、サーバーへのSSH接続情報が残っていると、新規作成したサーバーをなりすましだと認識して接続出来なくなるので、known_hostsファイルを修正する必要があります。

ローカル上にC:\Users\sknjpn\.ssh\known_hostsというファイルがあると思いますので、(id_rsaがあるのと同じ場所です)

そのファイルを削除するか、開いて接続したサーバー情報が書かれている行を削除してください。

さいごに

CentOSを使う場合などはいくつかのコマンドが異なりますし、基本的にUbuntuの場合の解説となっています。

またOpenSSHなど、ローカルの環境に応じて、書かれている通りに動かない場合があります。

もし、ご意見、ご感想等ありましたら、お気軽にコメントください。

以上で、解説は終わりです。

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