はじめに
目的
最近、動画編集でOlive Video Editorが便利でよく使うが、使い方でその都度、調べたりしてるため、メモ。
この記事は基本的には自分で調べたことの備忘録&共有用で、同じようなレベルの同士?が同じ労力を払わんでも、同じレベルくらいにはなれることを勝手に目指したメモ記事です。
ということで、どこまで書くか?書いてる最中にバージョン変わって操作変わるかもしれん、とか色々と注意(適宜読み替えてもらう前提)。Premire
は未経験な方向け(=自分)なつもりだが、Photoshop
等は有識なためどこまで未経験者向けになってるかは不明。
公式文献など
https://www.olivevideoeditor.org/
(全くといっていいほどない、というか実際に全くドキュメントはない ...ようである)
有志たちの記事とか情報
- レビュー
無料&簡単かつ軽快動作で本格的な動画編集が可能な「Olive」レビュー [19/01/16] - 【これで使える!】動画編集ソフトウェアOlive のトランジション [20/04/22]
- オープンソースの動画編集ソフトOlive editorがとてもいいよ①[20/08/20] ② [20/08/24] ③ [20/08/26]
- serverあれこれ: Olive Editorまとめ [20/06/20]
- 【期待して待とう】0から作り直されて進化中のOlive 0.2 [21/01/17]
使い方
基本1.動画をカットして保存する
-
カット対象の動画をプロジェクトに読み込む。
Windowsのエクスプローラー
からプロジェクト
ウインドウにD&D
すればOK。
-
動画をシーケンスとして追加する。
プロジェクト
ウィンドウ内にある素材動画をタイムラインライン
ウィンドウにD&D
する(何か聞かれるけど、自動
っぽい選択でOK)
追加直後はシーケンス名はシーケンス1
とか初期値になってるので、エクスポート予定の名前に変更する(F2
でリネーム)。
-
タイムライン上の不要なトラックを
ポインタ
ツールで選択して削除
。削除した後、タイムラインに空白トラック?が残るので、そこも選択して削除
する。空白トラックが詰められて残ったトラックが先頭に移動する。同じ要領で後ろの不要なトラックも削除
(末尾の空白トラックは自動的にエクスポート対象外になるみたいなので、何もしなくてOK)。
-
(エクスポート前にはいったんプロジェクトを保存してから)
エクスポート
メニューからエクスポート。
エクスポートファイル名やエンコード品質など色々と問われるがわからなければ(わからないので)とりあえず初期値でOK。 -
動画サイズと編集内容、PCスペックにもよるが、数分〜数十分ほど待てばエクスポートが完了する。
基本2.動画をワイプとして追加する
説明が面倒なので、そもそもどうやるかを動画でまとめてみた。
基本3.ちょっと高度なワイプ(境界線をぼかす)
Crop
っていう切り取り用の機能と、その境界線をぼかす設定を組み合わせたワイプの例。
基本4. さらに高度なワイプ(円形に切り取る)
Math
を使い合成(乗算)処理することで、Shape
の形に切り取るワイプの例。
合成(乗算)で Shape
の色があるところだけを残すようにするため、白(RGB値の0xFFFFFF)にすることで、対象のワイプ画像を残し、白(RGB値の0xFFFFFF)じゃないところを消している(昔でいうところのスプライト処理)。
Node Editor
を使う必要がある。
機能の整理
ウィンドウ(エリア)
プロジェクト
編集中のソースビデオ(複数)や画像、生成対象となるビデオ(シーケンス)などに関する情報、編集も可能。
シーケンスに名前をつけておくと、エクスポート
する際に自動的に シーケンス
名で保存しようとしてくれる。
履歴
操作の履歴一覧。一括でUndo
する際に使うと思われる。
シーケンスビューアー
編集中のシーケンスを確認する際に使う。が、あまり過信しないほうがいいみたい。色んな編集していた場合などはその都度処理してるみたいで、細かくシーク(早送り
巻き戻し
)させたりすると処理が追いつかないのか、アプリが強制終了とかしていた。
フッテージビューアー
(使ったことないが)素材の動画や音声も?を確認するためのビューアの模様。シーケンスビューアは編集結果をプレビューするためのビューアなので加工前を確認する際に使う(んだと思う)。
素材ファイルを移動してしまった場合など、再参照させる際にここで編集する。
パラメータエディタ
タイムライン上のトラックや変形、オブジェクトなどの種々の細かい設定を調整するさいにいじる。
ノードエディタ
複数の入力映像・画像を合成(例では乗算)する場合などに、ここで編集する。
ツール
タイムライン上で編集するためのツール、詳細は後述。
タイムライン
編集結果となる動画。上に表示されるビデオや音声が優先的に表示、再生される。混ぜる場合は透過設定やトランジションを使う。
ツール
ポインタ
画面上のオブジェクトやトラックを移動する際に使う。
トラック選択
編集
リップル
ローリング
レーザー
1つのビデオ・音源トラックを切って、複数のトラックにする場合に使うツール
スリップ
スライド
手のひら
ズーム
タイムラインエリア上で、ドラッグすると拡大表示される。
範囲指定なしで拡大/縮小だけなら、キーボードの =
(拡大=近づく) -
(縮小=遠ざかる) でもできる。
録音
トランジション
トラックをフェードイン/アウトするような表現(クロスデクゾルブ)を設定する場合に使う。
追加
色々とタイムライン上に追加する場合に使う。
スナップ
ツールというより機能のON/OFFで(基本ON)ONにするとタイムライン上のトラック(ビデオや音声)などがくっついて、開始位置や終了位置を揃えやすくなる。