Windows の設定
コントロールパネルを開いて、[プログラム] を選択する。
[Windowsの機能の有効化または無効化] を選択する。
[仮想マシン プラットフォーム] にチェックを入れて有効にする。
BIOS の設定
BIOSで仮想化を有効にする必要がある。設定方法はマシンのメーカーによって異なるのでご自身で調べられたい。
WSL2 のインストール
確実に信頼できる情報をもとに WSL をインストールしたい場合は、次のサイトから公式のドキュメントを参考にされたい。
コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行して WSL2 をインストールする。なお、2024年10月20日時点では、デフォルトで Ubuntu 24.04.1 LTS がインストールされる。
wsl --install
指定の Linux をインストールしたい場合
次のコマンド、もしくは wsl -l -o
コマンドから、オンラインでインストール可能な Linux ディストリビューションを確認できる。
wsl --list --online
参考として、2024年10月20日時点でインストール可能な Linux ディストリビューションを次に記す。
>wsl --list --online
インストールできる有効なディストリビューションの一覧を次に示します。
'wsl.exe --install <Distro>' を使用してインストールします。
NAME FRIENDLY NAME
Ubuntu Ubuntu
Debian Debian GNU/Linux
kali-linux Kali Linux Rolling
Ubuntu-18.04 Ubuntu 18.04 LTS
Ubuntu-20.04 Ubuntu 20.04 LTS
Ubuntu-22.04 Ubuntu 22.04 LTS
Ubuntu-24.04 Ubuntu 24.04 LTS
OracleLinux_7_9 Oracle Linux 7.9
OracleLinux_8_7 Oracle Linux 8.7
OracleLinux_9_1 Oracle Linux 9.1
openSUSE-Leap-15.6 openSUSE Leap 15.6
SUSE-Linux-Enterprise-15-SP5 SUSE Linux Enterprise 15 SP5
SUSE-Linux-Enterprise-15-SP6 SUSE Linux Enterprise 15 SP6
openSUSE-Tumbleweed openSUSE Tumbleweed
他の Linux ディストリビューションをインストールしたい場合は次のコマンドを実行されたい。
wsl --install -d ディストリビューション名
前述のコマンドを実行すると、次の内容が出力される。ここで、デフォルトユーザを設定する必要がある。
まずは、ユーザ名を入力する。ユーザ名は Windows のものと異なる任意のものでもよい。
続いて、パスワードを入力する。パスワードは確認を含めて2回入力する必要がある。
Installing, this may take a few minutes...
Please create a default UNIX user account. The username does not need to match your Windows username.
For more information visit: http://aka.ms/wslusers
Enter new UNIX username:
これで,WSLでインストールしたLinuxにログインできる.
なお,次回以降は次のコマンドでWSLのLinuxにログインできる
wsl
ログアウトは次のコマンドを実行すればよい。
exit
インストールした Linux の確認
無事に Linux がインストールされたかを確認したい場合は、WSL でインストールした Linux にログインした後に、lsb_release -a
コマンドを実行すればよい。
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 24.04.1 LTS
Release: 24.04
Codename: noble