はじめに
本記事ではUbuntuをセットアップあるいはカスタマイズする手順や項目についてまとめる.ご自身で扱いやすい環境を整える際に参考されたい.
OS の入手
Rufusというツールでisoファイルをusbメモリに書き込み,ブートデバイスを作成する.
システムアップデート
OSのアップデート
cat /etc/os-release
sudo do-release-upgrade -c
上記のコマンドを実行すると,アップデートを実行してくれるコマンドを示してくれる.今回は do-release-upgrade
を実行するように提示された.
do-release-upgrade
sudo apt install update-manager
パッケージのアップデート
sudo apt update
sudo apt dist-upgrade
sudo apt autoremove
# パッケージリストの更新
sudo apt update
# パッケージの更新
sudo apt upgrade
# 不要なパッケージの削除
sudo apt autoremove
# 全てのパッケージを最新のバージョンにアップグレードする
sudo apt full-upgrade
Google Chrome
細かい操作方法について
- 日本語入力の方法
Homebrewのインストール
VSCodeのインストール
Python
pyenv のインストール
Linux では Python が標準でインストールされているが,これは Ubuntu パッケージを実行するためのものである.
従って,この環境にライブラリをインストールすると,Ubuntu の一部機能に不具合が生じる可能性がある.
そこで,pyenv という Python を管理できるパッケージを Homebrew する.
brew install pyenv
次のコマンドでインストールした pyenv のバージョンを確認できる.
pyenv -v
pyenv-virtualenv
pyenv で仮想環境を用いるために,pyenv-virtualenv をインストールする必要がある.
brew install pyenv-virtualenv
次のコマンドで Homebrew を用いてインストールされたパッケージを確認することができる.
このコマンドを実行して出力された内容に pyenv-virtualenv が含まれていれば,正常にインストールされている.
brew list
Python のインストール
次のコマンドでインストール可能な Python のバージョンを確認できる.
pyenv install --list
例として,Python 3.10.4 をインストールするコマンドを次に示す.
pyenv install 3.10.4
次のコマンドで pyenv でインストールした Python のバージョンを確認できる.
pyenv versions
次にインストールした Python を環境に適用するコマンドを示す.
3.10.4
の箇所はご自身のものに変更されたい.
pyenv global 3.10.4
次のコマンドで使用している Python のバージョンを示すことができる.
pyenv version
次のコマンドで環境下の Python のバージョンを確認できる.
Python3 --version
トラブルシューティング
Python3 --version
コマンドの出力で Python バージョンの変更を確認できなかった場合,次の手順を試されたい.
設定ファイル /home/ユーザ名/.bashrc
(もしくは /home/ユーザ名/.bash_profile
)をテキストエディタで開き,最終行に次の内容を追記する.
なお,設定ファイルは隠しファイルであるため,デフォルト設定のフォルダアプリでは見つけることができない.
その場合は次のサイトを参考にされたい.
<省略>
# pyenvを正しく機能させるためにシェルの初期化を行う
export PATH="$HOME/.pyenv/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init --path)"
eval "$(pyenv init -)"
eval "$(pyenv virtualenv-init -)"
次のコマンドを実行してシェルの再読込みを行う.
# bashを使っている場合
source ~/.bashrc
# bash_profileを使っている場合
source ~/.bash_profile
次のコマンドで実行環境が変わったかを確認されたい.
pyenv version
python --version
仮想環境を構築できるようにする
次のコマンドで,仮想環境が構築できるようにする.
sudo apt update
sudo apt install python3-venv
Github Desktop
細かい設定
ノートパソコンをたたんだときの動作
ノートパソコンをたたんだときにサスペンド状態にならないようにする.
次のコマンドで root
権限でファイルシステムを開く
sudo nautilus
/etc/systemd/logind.conf
を開く.
デスクトップにて右クリックした際に開くメニューに新規ドキュメントを作成できるようにする
端末にて次のコマンドのいずれかを実行すればよい.
フォルダ名が英語設定である場合
touch ~/Templates/空のドキュメント
フォルダ名が日本語設定である場合
touch ~/テンプレート/空のドキュメント
参考