設定方法
Emacsの YaTeXモードでプレビュー(C-c t p)を使うとき、
指定したPreview Commandによっては
Preview Fileの拡張子が自動補完されない場合がある。
この場合には、補完リストを自分で追加する。
補完リストはyatex
ディレクトリ内にあるyatexprc.el
の849-852行目で
以下のように定義されている(YaTeX 1.76)。
(defvar YaTeX-dvi2-command-ext-alist
'(("[agx]dvi\\|dviout" . ".dvi")
("ghostview\\|gv" . ".ps")
("acroread\\|pdf\\|Preview\\|TeXShop\\|Skim\\|evince" . ".pdf")))
例えば、プレビューアとしてdviにemacsclient
、
pdfにapvlv
を追加したい場合には以下の定義に変更するか、~/.emacs
に書く。
(defvar YaTeX-dvi2-command-ext-alist
'(("[agx]dvi\\|dviout\\|emacsclient" . ".dvi")
("ghostview\\|gv" . ".ps")
("acroread\\|pdf\\|Preview\\|TeXShop\\|Skim\\|evince\\|apvlv" . ".pdf")))
以上のように設定すれば、
これらのプレビューアでも拡張子が自動補完されるようになる。
補足 (YaTeXモードのプレビュー)
EmacsでTeXを編集するときには、
入力補完の強い YaTeXモードを導入しておくと便利である。
C-c t pはプレビューにバインドされており、
編集中のtexファイルをコンパイルして得たdviやpdfのファイルを
Emacsから開いて閲覧することができる。
具体的には、~/.emacs
で設定したdvi2-command
(setq dvi2-command "xdvi")
がEmacsの下の方にあるミニバッファに
Preview Command: xdvi
などと表示される。その後RETを押すと、
Preview File: hoge.dvi
と表示され、さらにRETを押すとそのファイルを開くことができる。
このとき、Preview Commandをミニバッファで編集することもでき、
その場合は指定したコマンドに応じて
Preview Fileの拡張子が自動補完される。例えば、
Preview Command: xpdf
と編集してRETを押すと、
Preview File: hoge.pdf
と拡張子が補完される。