#概要
ServiceNow の画面には、関連リストという最下部のエリアで、今開いているレコードと関連する別レコードのリストを表示できるようになっています。
こちらのエリアには、基本的には、今開いているレコードへの Reference フィールドを持っているテーブルが表示対象として選択できるようになっていますが、Relationship という定義で設定すると、任意のクエリーで関連するレコードを取得し、表示することができます。
既存の各 Relationship の定義は、System Definition > Relationships に行くことで確認することができます。
例えば、Incident テーブルに対しては、「Incident by Same Caller」という Relationship が定義されています。
Apply to table の方が、関連リストを出すときの親テーブルになるもの、Queries from Table が関連リストを取得する対象の子テーブルです。
「Incident by Same Caller」という関係は、Apply to table、Queries from Table ともに Incident で、以下のスクリプトがクエリーのスクリプトとして、定義されています。
current.addQuery('caller_id', parent.caller_id);
ですので、Incident レコードを開いたときに、開いたインシデントレコードのcaller_id フィールドの値と同じ値が caller_id に入っている Incident をクエリーして表示する Relationship になっています。
定義されている Relationship は、関連リストを表示した画面で、ヘッダー部分を右クリック、Configure > Related list と行って、出てくる画面で表示する候補として出てきます。
自分で Relationship を追加した場合も候補に出てきますので、任意のクエリーで取得したリストを関連リストに表示できます。
以上です。