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心理学系の資格を目指す(産能通信)

Last updated at Posted at 2023-04-22

心理学関連の資格

自由が丘産能短期大学の心理学基礎コース、産業能率大学の心理カウンセリングコース・心理マネジメントコースでは、認定心理士はじめ様々な資格を目指すことが可能です。

以下に心理学系の資格をまとめます。
認定心理士、心理学検定、メンタルヘルス・マネジメント検定試験の順番で紹介します。

認定心理士

認定心理士資格は、「公益社団法人日本心理学会」が認定する心理学の基礎資格で、4年制大学で心理学の標準的な基礎知識と基礎技術を修得していることを認定するものです。以下の一覧にある科目を修得することで日本心理学会に申請することが可能です。ちなみに在学中(卒業確定の場合)でも仮申請することができます。
※産業能率大学HPより引用

認定心理士対応科目

ここで気を付けなければならないのが、「心理実験演習Ⅰ」および「心理実験演習Ⅱ」という科目は、通学SCのみの科目となっており、4年次しか履修することができないことです。土日にスケジュールが組めなかったり、地方在住で通学が厳しい方は、予め予定を調整する必要がありそうです。さらにこの科目を受けるには「心理研究法」と「心理統計法(2024年度以降は、「心理学のための統計」という科目名)」も事前に学習しておく必要があります。私は、3年次入学で心理学以外の科目も履修したかったですが、認定心理士対応科目を履修すると考えると余裕がないことがわかりました。産能短大から編入することも可能であるため、経済的に余裕があり、負担を減らしたい方は心理学基礎コースから編入するルートもありかと思います。

心理カウンセリングコースで3年次の科目(認定心理士対応科目)は以下となります。これ以外に学部共通の科目を履修する必要があります。

● 心理検査法(2単位)
● カウンセリングの理論(2単位)
● 心理療法(2単位)
● 面接技法(2単位)
● 産業カウンセリング概論(4単位)
● キャリアカウンセリング(4単位)

認定心理士取得に必要な基礎科目や選択科目は上記だけでは満たせないため追加履修(年間8単位まで)や4年次に履修する必要があります。
私は3年次に基礎科目の「心理学概論」と「一般心理学」を追加履修しました。この科目は産能短大でも履修することが可能です。

● 心理学概論(4単位)
● 一般心理学(2単位)

心理学検定

心理学検定は、「一般社団法人日本心理学諸学会連合」が行っている検定です。資格を取得することで、心理学の知識があると証明できます。試験問題は心理学の 10 科目について行われ、10 科目が2領域に分類されています(A領域5科目・B領域5科目)。各科目 20 問で構成され、解答形式は4肢選択となります。産業能率大学では、心理学検定に対応する科目として「基本キーワードで学ぶ心理学」があります。ただし、この科目は認定心理士の要件ではありません。なお、心理学検定1級は、資格取得に関する「Student of the Year」制度の表彰対象になります。また、認定心理士を取得した場合、優遇措置(後述)があり、心理学検定1級を取得する方法もあります。

キーワードで学ぶ心理学

A領域

1.原理・研究法・歴史
2.学習・認知・知覚
3.発達・教育
4.社会・感情・性格
5.臨床・障害

B領域

6.神経・生理
7.統計・測定・評価
8.産業・組織
9.健康・福祉
10.犯罪・非行

「認定心理士」取得による「心理学検定1級」の申請

A領域で3科目以上の合格を得た後で、日本心理学会発行の認定心理士を取得した場合は、優遇措置により心理学検定1級を取得することができます。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験

メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得するための検定試験です。メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、「公開試験」(統一試験日に全国 15 都市で実施)の場合は、年2回(3月と11月)開催されています。
産業能率大学では、Ⅲ種に対応する科目に「メンタルヘルス・マネジメント初級」(産能短大科目)、Ⅱ種に対応する科目に「組織におけるメンタルヘルス・マネジメント」があります。ただし、これらの科目は、認定心理士の要件ではありません。

試験名 対象 問題構成・時間 合格基準
Ⅰ種(マスターコース) 人事労務管理スタッフ
経営幹部
選択問題:2時間
論述問題:1時間
合計が105点以上
Ⅱ種(ラインケアコース) 管理監督者(管理職) 選択問題:2時間 70点以上の得点
Ⅲ種(セルフケアコース) 一般社員 選択問題:2時間 70点以上の得点

2023年3月19日実施データ

試験名 受験者(人) 実受験者(人) 合格者数(人) 合格率(%)
Ⅱ種(ラインケアコース) 13,340 11,918 6,444 54.1
Ⅲ種(セルフケアコース) 5,600 5,035 3,995 79.3

2022年11月6日実施データ

試験名 受験者(人) 実受験者(人) 合格者数(人) 合格率(%)
Ⅰ種(マスターコース) 2,000 1,628 287 17.6
Ⅱ種(ラインケアコース) 12,175 10,998 6,401 58.2
Ⅲ種(セルフケアコース) 6,002 5,458 3,787 69.4

まとめ

本稿では、認定心理士、心理学検定、メンタル・マネジメント検定について紹介しました。産業能率大学では、これらの資格の対応科目があるので、資格取得を目指して勉強しましょう。

過去の記事

1回目の記事(出願~入学式)

2回目の記事(入学3か月後)

3回目の記事(入学5か月後)

※随時、ブログを更新します。

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