入学1年3か月後の成果
産業能率大学の通信課程に入学して1年3か月が経過しました。現在(2023年12月)の状況を振り返ります。結果として、1年3か月で 86 単位修得しました。
● 修得単位数 148 単位(3年次編入のため 62 単位は修得済み)
●「入学前」技能審査 16 単位
●「入学後」技能審査 4 単位(秘書技能検定2級、販売士3級)
● 科目修得試験 56 単位
● オンラインSC/通学SC 14 単位(科目修得試験後のSC 8 単位)
● iNetSC 2 単位
● 不足単位数 なし
● GPA 2.64
スクーリングの状況(10月~12月)
以下の日程でスクーリングを受講しました。社会学概論は、社会福祉主事任用資格を得るために履修しました。心理学概論は修得済みのため、残りは経済学のみです。しかし、経済学は年2回しかスクーリングが開講されないため、次年度に回しました。
2023年10月21日、22日 社会学概論(オンラインSC)
2023年10月28日、29日 人間関係の心理学(オンラインSC)
2023年11月7日、8日 面接技法(通学SC)※単位修得済み
2023年11月25日、26日 カウンセリングの理論(オンラインSC)※単位修得済み
2023年12月16日、17日 産業カウンセリング概論(通学SC)※単位修得済み
科目修得試験後にスクーリングを受講する意味
3年次に履修した科目のうち、科目修得試験(カモシュウ)で修得した科目が多くありましたが、ほとんどの科目でスクーリングを受けていませんでした(理由は他大学の履修証明プログラムに参加してたため)
心理学はテキストを読むだけだと身に付かないと思っているので、スクーリングが受けられる科目は受講することにしました。また、テキスト学習を一回しているので内容の理解が深まると思いました。11月に面接技法、カウンセリングの理論、12月に産業カウンセリング概論をそれぞれ受けました。
※筆者は他大学の大学院を修了してるので、卒業が目的ではありません。
ちなみに成績評価は変わりませんが、スクーリング単位として認定はされます。
産業能率大学のQ&Aにも以下のように記載があります。
Q.既に科目修得試験に合格して単位修得した科目のスクーリングを受講することはできますか?
受講できます。
このパターンでスクーリングに合格すると、その科目の成績評価と総修得単位数は変わりませんが、スクーリング単位数が内数として加算されます。
各面接授業については、ブログ記載しております。
認定心理士対応科目
認定心理士資格は、「公益社団法人日本心理学会」が認定する心理学の基礎資格で、4年制大学で心理学の標準的な基礎知識と基礎技術を修得していることを認定するものです。
※産業能率大学HPより引用
4年次は対応する科目を中心に履修しており、10月の科目修得試験(カモシュウ)では、行動心理学、学習心理学、認知心理学、教育心理学、発達心理学を受けました。12月までに a領域(心理学概論)、b領域(心理学研究法)、d領域(知覚心理学・学習心理学)、f領域(教育心理学・発達心理学)、g領域(臨床心理学・人格心理学)、h領域(社会心理学・産業心理学)の科目が修得済みになったので、認定心理士を得るための科目は「心理学実験演習Ⅰ・Ⅱ」のみになりました。
4年次に進級して思いましたが、心理学系の科目のスクーリングがとても少ないです。元々、心理学部がないところに心理学系コースを通信課程に設置しているので致し方ないですが、もっと心理学系のスクーリングを開講いただきたいですね。
資格取得
次回の単位認定に向けて、サービス介助士とビジネス実務法務検定3級、福祉住環境コーディネーター3級を受けました。残念ながらサービス介助士以外は不合格でしたが、リベンジする機会があれば受け直したいと思います。福祉住環境コーディネーター3級は1点足りず、かなり悔しかったです。
科目修得試験(カモシュウ)(12月期)
12月のカモシュウを受けるには、10月17日までにリポートに合格している必要があります。カモシュウは、最大 5 科目まで申込みできます。認定心理士の対応科目を優先的に選択した結果、福祉心理学、家族心理学、健康心理学、心理学研究法、心理学統計法を申し込むことにしました。なお、心理学研究法と心理学統計法は、心理学実験演習Ⅰ・Ⅱを受けるための前提科目になっています。
2023年12期の科目修得試験(カモシュウ)は以下のような日程でした。
リポート〆切:2023年10月17日
申込期間:2023年11月10日~11月14日
試験期間:2023年12月1日~12月7日
結果通知:2023年12月23日
成績はS, A, B, C, F の 5 段階で評価されます。(産業能率大学HPより引用)
以下、カモシュウで受験した科目と成績になります。カモシュウのあとに1か月以内には、結果が公表されます。12月の初旬に試験を受けて結果は12月23日に発表されました。
結果、以下の通りですが、初めてF評価をいただきました。確かに手ごたえ全くなかったのでC評価は覚悟してたのですがF評価でがっくりしてます。しかし、再受験をすることで評価を変えることが可能なので2月期のカモシュウで合格したいと思います。
12月期の受験科目と結果
● 福祉心理学(2単位)A
● 家族心理学(2単位)F
● 健康心理学(2単位)B
● 心理学研究法(2単位)A
● 心理統計法(2単位)S
成績評価が「不合格(F)」になった科目のGPもGPAの算出に含まれますが、当該科目の科目修得試験や面接授業等を再受験・再受講し「合格」した場合は、「合格」後の成績評価に該当するGPを使用します。
健康心理学は、時間がなくて、自分でも意味不明な記述になってたと思うのでしかたないかと考えています。福祉心理学は、テキストの内容がわかりやすかったので理解して問題が解けてた印象です。
前述した通り、心理学研究法と心理統計法は、心理学実験演習Ⅰ・Ⅱの前提科目であるため履修するかつ理解する必要があります。私は統計学の基礎的な知識があり、心理学統計法のリポートに2週間程度使って読み込んだのでよい結果につながったと思います。心理学研究法もSいけるかな?と思いましたそんなに甘くなかったです。
各科目について簡単に紹介します。認定心理士を目指す場合は、履修しておきたい科目です。
福祉心理学(2単位)
福祉心理学とは、時代を生き抜く人々の、一人一人が求める「幸せの追求」のためのサポートをし、「生活の質」を向上させていくために貢献する必要不可欠な学問である。本科目では、日常生活に散見する問題の心理的背景を見据えながら、どのような実践的支援が求められているのかを考えながら学んでいく。また、福祉をめぐる現状と課題として、「親子関係」から「高齢」に関するテーマまでを扱い、現代社会における福祉の現状と課題、支援について、幸せの追求が進み、生活の質が向上するよう詳しく学んでいく。
教科書:福祉心理学 (公認心理師スタンダードテキストシリーズ17)
家族心理学(2単位)
近年、日本の家族のあり方は変化し続けている。晩婚化、非婚化、少子化、DV、離婚の増加、育児不安、児童虐待、介護、親子関係のトラブルなど、連日様々な話題が取りあげられている。本科目では、人間関係を「家族」という視点から切り取った時に浮かび上がる様々な現象・関係性・トラブル等について、文献やデータを題材に心理学の視点から学習する。「家族」という社会的単位に関する研究成果を詳しく知るとともに、それらの背景についても理解を深める。
教科書:よくわかる家族心理学
健康心理学(2単位)
健康は、私たちが充実した人生を送るうえでの大きな課題・関心事となっている。本科目では、心身の健康維持増進や疾病予防に向けた取り組みや支援を目指す人のために、健康心理学の基礎理論について取り上げていく。健康心理学は誕生してからまだ数十年の学問ではあるが、現代を生きるすべての人に関わる重要なテーマを扱っている。自分自身の価値観に基づく人生の充実のための援助を目標として、そのために必要な心身の状態をできるかぎり実現することを目指す。
教科書:ベーシック健康心理学
心理学研究法(2単位)
心理学は「心」を探求していく学問である。この実際には見たり、触れたりすることのできない「心」の仕組みや働き、そして役割について明らかにするために様々な努力や工夫がなされてきた。本科目は、『いかに「心」を研究していくか?』そのための様々な方法の基本を学び、今後の実践や研究活動に活かしていけるようになることを目的としている。そのために実験法、質問紙調査法、観察法、面接法に加えて実践研究、精神生理学的研究についても学んでいく。
教科書:Progress & Application 心理学研究法
心理統計法(2単位)
心理学研究において、正しいデータ処理や効果的な統計解析を行うための知識を得ることは必要不可欠である。本科目では、心理学で用いられる統計手法や、統計に関する基礎知識を学ぶことを目的とする。また、心理統計で得られる基礎知識によって、日常生活でしばしば出会う統計の理解につなげることができる。
教科書:よくわかる心理統計
過去の記事
心理学系の資格を目指す
目指せ認定心理士①(産能通信)
※随時、ブログを更新します。