サービス介助士とは
サービス介助士とは、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が運営する資格試験になります。この資格は、高齢の人や障害がある人を手伝うときの「おもてなしの心」と「介助技術」を学び、相手に安心していただきながら手伝いができる人のことです。
サービス介助士とは高齢者や障害者など多様な人が暮らす社会で、年齢や障害の有無に関わらずに誰もが社会参加できるように必要なことをその人、その場にあったやり方で出来る( = ケアをフィットする)人になるための資格です。
産業能率大学通信教育課程では、この資格を取得すると2単位認定されます。
申し込みする際に学割が適用されますが、1,000円だけ安くなります。
通常価格:41,800円(消費税10%込)
学割価格:40,700円(消費税10%込)
教材:テキスト1部、提出課題1部
提出課題:あり(1回)
実技教習:自宅学習+オンライン講座+対面教習1日
検定試験:あり(不合格の場合、再試験制度あり)
※試験料 3,300円(消費税10%込)で再試験を受験できます。
受講期間:お申し込みから最大12ヶ月
資格更新制度:あり(資格の有効期限は3年間)
産業能率大学の通信講座では、講座が開講されているようです。しかし、この講座を受講するだけでは資格の取得はできません。
Q.産業能率大学でもサービス介助士の講座があるようですが、どこが違うのですか?
産業能率大学様の「サービス介助士受験基礎」だけでは、サービス介助士の資格は取得できません。
上記のように記載がありますが、講座修了後に実技講習+検定試験を受けることは可能のようです。
本講座を修了後、実技教習+検定試験を受験し【別途有料 】、合格するとサービス介助士の認定を受けることができます。
テキスト学習
テキストの内容に沿って、マークシート形式で100問出題されます。申し込みから課題提出まで6ヶ月以内を目標とされていますが、平均2か月で取得される方が多いようです。合格しないと、オンライン講座や実技講習に進めないため、早めに提出した方がよいです。
ここはテキストの内容を見ながら解答すれば、確実に合格できると思います。産能の基本リポートと同じような感じです。
※私は1問だけ間違えました。
【結果】99/100点
万が一、課題が不合格だった場合は再提出になります。合格した場合は、次のステップに進めます。私はオンライン講座+実技実習(1日)を選択しました。
公式テキスト
テキストは市販の書籍ではなく、日本ケアフィット共育機構のオリジナルテキストです。テキストの内容は、写真やイラストが多く使われており、文字も見やすくわかりやすい内容でした。
1.共生社会へ向けて
2.サービス介助士の接遇
3.障害のとらえ方
4.高齢社会の理解
5.高齢者への理解と接遇
6.障害者への理解と接遇
7.障害者の自立支援
8.円滑なコミュニケーションについて
9.関連法規および制度
オンライン講座
対面形式での実技教習を2日受講、または、オンライン講座(6~7時間相当)と対面形式での実技教習を1日受講を選択可能です。私は、日程的な制約もあり、オンライン講座+実技講習を選択しました。
オンライン講座は、iNetSCと同じような感じでした。単元ごとに短い動画になっており、少しずつ進めました。1カ月ぐらいで全部見終わりました。
※実技教習の3日前までに、全ての動画とテストが終わっている必要があります。
実技講習
実技実習は、東京の「東京共育センター(水道橋)」中心に開催されています。私は、11月の平日に申し込みをしました。実習内容は、高齢者疑似体験をしたり、車椅子の操作や、視覚障害者の手引き方法を学びました。参加者は、鉄道系の方かつ男性が多かったです。最初に全員の自己紹介をしましたが、職場の研修で参加される方が多そうでした。
実習日:2023年11月6日(月)9:30~17:00
実習場所:東京共育センター(水道橋)
【実習内容】
●高齢者疑似体験
●車椅子(車いす)操作
●視覚障害者手引き
●移乗
上記の体験後に実技試験があり、私は車椅子の操作をしましたが教官の方にめっちゃしかられてしまいました。車椅子の操作は意外に難しかったです。
実技試験後にグループに分かれてケーススタディをしました。ありそうなケースが提示されてそれをグループでどのように解決するかディスカッションしました。その後、グループごとに演劇をしました。
検定試験
16時から検定試験になります。制限時間は50分で50問出題(70点以上で合格、つまり35問正解)されます。合格率は80%ということなので、逆を言うと20%は落ちる可能性があります。実際、実習終了後に検定試験のみを受験しに来た方もいらっしゃったので、しっかり勉強していないと不合格になる可能性もあります。試験後に手ごたえはあったので大丈夫だとは思いましたが、3週間後に結果が来るまではドキドキしていました。※無事に合格しました。
全体スケジュール
講座の申込み:2023/08/21
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教材着
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課題提出(郵送)
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課題の合否通知(郵送):2023/09/24
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実技講習の申込み:2023/09/25
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オンライン講座の受講開始:2023/09/29
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実技講習:2023/11/06
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合否通知:2023/11/23
感想
サービス介助士の実技実習は、経験しておいてよかったと思いました。また、知識の習得、実技という流れはよかったです。テキストは非常にわかりやすく作られていて、よく理解できたと思います。料金は少し高いと思いますが、お値段以上の経験はできました。また、東京商工会議所主催の「福祉住環境コーディネーター検定試験」と重複する内容もありサービス介助士取得後に同試験を受けるのもありかと思いました。
過去の記事
1回目の記事(出願~入学式)
2回目の記事(入学3か月後)
3回目の記事(入学5か月後)
4回目の記事(心理学系の資格を目指す)
5回目の記事(人間関係の心理学)
6回目の記事(目指せ認定心理士①)
7回目の記事(面接技法(産能通信・通学スクーリング))
※随時、ブログを更新します。