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社会福祉主事任用資格(産能通信)

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社会福祉主事任用資格とは

社会福祉主事」とは、都道府県や市町村の福祉事務所に配置され、社会福祉によるサポートをおこなう職員です。ここでいう「主事」とは、公的機関や各種法人、団体に置かれる職員の職名の一種となります。

また、その社会福祉主事に任用されるための資格を「社会福祉主事任用資格」といいます。ここでいう「任用資格」とは、特定の職業や職位に就く際に必要になる資格のことです。

「任用資格」は取得するだけでは効力を発揮しないため、任用資格を取得し、地方公務員試験に合格し、福祉事務所に配属されてはじめて「社会福祉主事」を名乗ることができます。

社会福祉主事任用資格の取得方法

社会福祉主事任用資格は、大学や短期大学において厚生労働大臣が指定する科目のうち3つ以上を履修して卒業した場合にも取得することができます。

この指定科目は、時代の変遷とともに科目名の変更を行っています。このため、自らが大学等を卒業した年度において規定されていた指定科目名に基づいて該当するか確認することになります。

確認をする際は、自らが大学等で履修した科目の名称と、指定科目名とが原則一言一句同じでなければ指定科目を履修したものと認められません。
※厚生労働省ページより

社福.png

指定科目

厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する科目(三科目主事(社会福祉法第19条第1号))を修得して卒業することで「社会福祉主事任用資格」を得ることができます。産業能率大学では、「心理学概論」「社会学概論」「経済学」の3科目の指定科目を修得することが取得要件となっています。

● 心理学概論(4単位)
● 社会学概論(2単位)
● 経済学(4単位)

心理学概論

通信授業(テキスト学習)のみの科目になります。かつ4単位科目になっています。〇〇概論とは、全体の内容をまとめて述べること。要約して論じること。と辞書にあるように心理学について幅広い内容について取り扱う内容でした。この科目は認定心理士の要件にもなっており、心理学系のコースの方はお勧めの科目となっています。しかし、スクーリングが開講されていないため、科目修得試験(カモシュウ)で単位を取得する以外の方法がありません。そして、私は残念ながら、科目修得試験の結果「C」評価でした。4単位科目で「C」評価のため、GPA が下がりました。かなり痛かったです。似たような科目の「一般心理学」も「B」評価であったため、記述がよろしくなかったのだと思ってます。

到達目標

①心理学の基本的専門用語の意味を理解し、その概念を説明できる。
②心理学の理論構成を理解し、人間の行動や現象を心理学の枠組みを用いて適切に考察できる。

テキスト

心理学への誘い 著者:榎本 博明

テキストでは、大学教養課程レベルの心理学の知識を体系的に学習します。忙しいビジネスパーソンにも理解できるよう、分かりやすい文章による紙面構成です。

スクリーンショット 2023-10-28 082836.png

目次

第1節 心の機能
 1.知覚
 2.学習
 3.記憶
第2節 発達
 4.発達
 5.青年期
 6.キャリア
 7.成人期・老年期
第3節 自分
 8.性格
 9.自己
第4節 社会
 10.家族
 11.対人関係
第5節 臨床
 12.ストレスと健康

感想

前述した通り、社会福祉主事任用資格と認定心理士のダブル取得を目指す場合、この科目を履修する必要があります。しかし、コース配本科目ではないため、3年次に追加履修するか、4年次に履修登録しなければ履修できませんでした。筆者は、3年次に追加履修をして単位修得しました。テキストの内容は、心理学をこれから学び始める人に向けた内容でわかりやすかったです。しかし、科目修得試験でやらかした記憶はないのですが、C評価でしたので厳しい評価でした。また、似たような科目に「一般心理学」という科目があり、こちらも履修しましたが類似する内容だったので、心理学概論のみでよかったかなと思いました。

社会学概論

社会学は「社会現象の実態や、現象の起こる原因に関するメカニズム(因果関係)を体験・統計・データなどを用いて分析することで解明する学問である」とWikiページに記載があります。これだけ見てもよくわからないですが、スクーリングでは論点を絞った内容であったため理解できました。シラバスには、以下のように記載されています。

社会学は「社会秩序はいかにして可能か」を問う学問です。この授業は、現代社会の構造と機能について、社会学の様々な観点から問い直すことを目指しています。

社会問題となっている事柄について、グループでディスカッションをするのがメインだったかと思います。

授業については、通信授業(テキスト学習)、オンラインSC、iNetSC から選択することができます。筆者は、オンラインSCで履修しました。スクーリング日程表を確認すると年間 15 回も開講されていることから受けやすい科目だと思います。

社会学概論.png

到達目標

①古典から現代社会学までの学説を理解し、現代社会で生じる様々な現象を社会学的視点から説明できる。
②社会学者たちの思考を学び、現代社会の諸問題について社会学の用語を用いて考察できる。

担当教員

日隈 信夫 先生(中央学院大学商学部商学科 准教授)

経営学、経済学に関して研究されており、若い頃の苦労話など聞いて色々と経験されてる方だと思いました。

テキスト

社会学概論 社会のしくみを1から学ぶ 著者:小林 孝雄

目次

第1章 「社会」学のガイダンス
第2章 社会秩序はいかにして可能か
第3章 社会集団と組織
第4章 地位と役割
第5章 アイデンティティ
第6章 意図せざる結果
第7章 社会問題の社会学
第8章 社会的包摂と社会的排除
第9章 宗教と社会
第10章 エゴイズムとアノミー
第11章 行為・相互作用・システム
第12章 行政と政治
第13章 自由と平等
第14章 社会的連携
第15章 家族から社会へ

感想

まず、400ページ近いボリュームのテキストなので、読むのが大変でした(4単位でもよいのでは)。上記の目次通り、社会学について幅広く取り扱っていました。特に歴史上、社会に影響を与えた人物について社会的な背景も考慮しつつ考えました。
スクーリングについては、1日目は座学中心で社会学の幅広い知識について授業を受けましたが、2日目はグループワーク中心で、各グループ(10グループ程度)に分かれて、現代社会の様々な問題についてディスカッションしました。最後に発表の時間がありましたが、チームごとにまとめた文章を先生が読み上げる形でした。少しでも社会学に興味を持てたかとは思います。
約1カ月で成績が付きましたが結果は「B」評価でした。相対評価だと、好成績をとるのが難しいですね。

経済学

経済学とは、『経済についての学問、経済現象を対象とする社会科学の一領域である』とWikiページに記載があります。なんだか難しそうだなというのが初見の感想ですが、配布されたテキストをペラペラと見ても難しそうです。そのため、学習が後回しになっています(2023年11月現在)。シラバスには、以下のように記載があります。

本科目では、いくつかある経済学の中で、スタンダードなものを学んでいく。いわゆる、ミクロ経済学・マクロ経済学と言われているものである。標準的な個人あるいは家計および企業は、与えられた条件の下で、どのように合理的な消費や選択をするものなのか、あるいはしていけばいいのか、という消費行動と企業活動の理論がミクロ経済学である。また、広く・大きく一国全体として、生産と消費は国を挟んでどのようになっているのか、政府の経済政策はどうなっているのか、これらを見ていくのがマクロ経済学である。

ん・・・・。よくわからん。

授業については、通信授業(テキスト学習)、オンラインSCから選択することができます。テキストを見ても難しそうだし、スクーリングを受けたいという方が多いです。しかし、スクーリング日程表を確認すると年間 2 回しか開講されていない(2024年度から年 3 回開講)ことから毎年、すぐにスクーリングの申込みと同時に席が埋まってしまうほどの人気です。筆者は、2023年11月のスクーリングがオンラインゼミと被ってしまい申込みができませんでした。そのため、2024年4月のスクーリングを申し込みました。※3回とも担当教員は由川先生のようです。

入門経済学 第4版

到達目標

①経済学の基礎知識を基に経済現象の相互関連や因果関係について説明できる。
②経済のグローバル化と今後のわが国の経済政策について考察できる。

担当教員

由川 稔 先生 博士(経済学)

テキスト

入門経済学 第4版 著者:井堀 利宏

3色刷・充実した解説項目・明快な記述で幅広く好評を得ている経済学入門書の最新版。第4版では経済学の考え方,論理展開についてより丁寧な解説を補った。また統計データをアップデートし,さらに最近の日本経済のトピックを本文中やコラムで取り上げ,経済理論の基本概念を的確に説明するとともに現実の経済問題を考える際の判断材料を提供するという本書の特徴が一層明確になっている。

目次

経済学とは何か/家計/企業/政府/金融/ミクロ市場/ミクロ政策/マクロ市場/マクロ政策/日本経済/国際経済/経済学の諸問題

感想

テキストを読んだだけだと理解が乏しかったので、スクーリングを受講しました。過去最大の100人以上が受講されていました。授業に関しては、テキストに沿って内容の解説が行われました。ついていくのが大変でしたが、2日間、頑張ってみました。先生がものすごいスピードで解説されてましたが、説明は分かりやすかったと思います(ただし、全てを理解してる自信はないです)。課題はそれほど大変では、なかったですが、最終試験がボリューミーでした。先生の話をちゃんと聞いてれば解答できる問題ではあったので合格してることを祈ってます。

過去の記事

マネジメントを学ぶ(産業通信)

マネジメントを学ぶ(産能通信)②

マネジメントを学ぶ(産業通信)③

目指せ認定心理士①(産能通信)

目指せ認定心理士②(産能通信)

目指せ認定心理士③(産能通信)

※随時、ブログを更新します。

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