入学1年後の成果
産業能率大学の通信課程に入学して1年が経過しました。現在(2023年11月)の状況を振り返ります。結果として、1年間で 74 単位修得しました。
● 修得単位数 136 単位(3年次編入のため 62 単位は修得済み)
●「入学前」技能審査 16 単位
●「入学後」技能審査 4 単位(秘書技能検定2級、販売士3級)
● 科目修得試験 48 単位
● オンラインSC 4 単位
● iNetSC 2 単位
● 不足単位数 なし
● GPA 2.74
技能審査等の合格に係る単位認定申請期間(入学後)
年2回、取得した資格による単位認定の申請期間があります。筆者は、3年次の科目が4月には終わっていたため、空いている期間に秘書技能検定2級と販売士3級を取得しました(販売士2級も取得しましたが間に合いませんでした)。申請書と合格証のコピーをレターパックで送るだけなので手続きは簡単です。
申込期間:2023年7月20日~8月5日
履修登録(4年次)
3年次は各コースの科目があらかじめ決まっており、自動的に履修登録されテキストが配本されますが、4年次は自分で履修登録をする必要があります。7月26日に履修登録をiNetから行いました。認定心理士を目指す場合は、心理学系で履修しなければならない科目がたくさんあるため、あまり考えず登録しました。スクーリングの有無や推奨科目かの確認も登録時にできました。しかし、推奨科目に認定心理士に必要な科目(心理学研究法や心理統計法)が含まれておらず、推奨科目はあまり当てにならないかなと思いました。
認定心理士対応科目
認定心理士資格は、「公益社団法人日本心理学会」が認定する心理学の基礎資格で、4年制大学で心理学の標準的な基礎知識と基礎技術を修得していることを認定するものです。
※産業能率大学HPより引用
4年次は対応する科目を中心に履修することにしました。
科目修得試験(カモシュウ)(10月期)
進級期の場合、10月に科目修得試験を受けることができますが、履修登録を7月末にして、実際にテキストが届いたのが、8月9日でした。10月のカモシュウを受けるには、9月5日までにリポートに合格している必要があり、1か月ぐらいで提出することになりました。カモシュウは、最大 5 科目まで申込みできます。認定心理士の対応科目を優先的に選択した結果、行動心理学、学習心理学、認知心理学、教育心理学、発達心理学を申し込むことにしました。
2023年10期の科目修得試験(カモシュウ)は以下のような日程でした。
4年次の履修登録:2023年7月26日
配本:2023年8月9日
リポート〆切:2023年9月5日
申込期間:2023年9月22日~9月26日
試験期間:2023年10月13日~10月19日
結果通知:2023年11月7日
成績はS, A, B, C, F の 5 段階で評価されます。(産業能率大学HPより引用)
以下、カモシュウで受験した科目と成績になります。カモシュウのあとに1か月以内には、結果が公表されます。10月の初旬に試験を受けて結果は11月7日(いつも結果通知の予定日より早いのに今回は通常通り)に発表されました。
10月期の受験科目と結果
● 行動心理学(2単位)S
● 認知心理学(2単位)A
● 学習心理学(2単位)A
● 教育心理学(2単位)A
● 発達心理学(2単位)A
通学SCやオンラインSCの場合は、カモシュウを受けずに単位を取得することもできます。
時間に余裕がある方はスクーリングでしっかり授業を受けてから、最終試験を受験して単位を取得する方がよいかもしれません。
各科目について簡単に紹介します。私は心理カウンセリングコースですが、産業能率大学ならではの経営学やビジネスに直結した科目がどのコースでも履修できます。
行動心理学(2単位)
行動心理学では、実際に観察できる行動から人間の心理をとらえようとする。つまり、人の振る舞いやしぐさ、言動などといった見聞きできる行動から、その背後にある人間の心理を明らかにする。人間関係をスムーズにする方法、行動からわかる性格と心理、恋愛でうまくいくテクニック、ビジネスで成功するコツ、モノを買う時の消費者行動など、身の回りのさまざまな場面で役立てることのできる行動心理学の知識を学ぶ。
教科書:今日から使える行動心理学
認知心理学(2単位)
朝起きて顔を洗う、電車に乗る、読書する、夕飯の献立を決める・調理するなど、日常生活のあらゆる活動は高度な認知機能の働きによって可能となる。認知心理学は、このような人間の認知機能(知覚、記憶、問題解決、思考など)がどのようなしくみで働いているのかを明らかにする学問である。本科目では、人の認知機能に関するこれまでの研究成果を学ぶとともにその問題点も併せて検討し、さらに、認知心理学の知見が日常生活にどのように役立てられているのかについても検討する。
教科書:グラフィック認知心理学
学習心理学(2単位)
心理学において「学習」とは、「経験によって今までにない行動が表れること」を意味する。学習に関する研究分野では、行動と認知の形成メカニズムを説明するため数多くの理論が提唱され、その知見は実験場面にとどまらず、臨床、教育、産業領域など、私たちの日常生活に応用されている。本科目では、学習にまつわる身近な現象に関する基礎理論についてテキストを通して学ぶとともに、学習心理学という観点からヒトの行動を分析する視点を身につける。
教育心理学(2単位)
教育心理学とは、「『教育』という事象を理論的・実証的に明らかにし、教育の改善に役立てる学問」とされている(日本教育心理学会,2003)。本科目では、「教育」という概念に深く関わる「発達」、「パーソナリティ」、「教師」、「問題行動」、「発達障害と特別支援教育」など複数のテーマに触れることにより、教育実践の場に関わる人間を多面的に理解することを目指す。
教科書:ようこそ教育心理学の世界へ
発達心理学(2単位)
人間の心や行動の解明を、その発達のしくみと関連づけたものが発達心理学である。本科目では、最近新たに発展してきた生涯発達心理学の視点を取り入れている。心の発達、認知の発達、ことばの獲得と発達、教育の過程、人格(パーソナリティ)の発達などの、発達心理学の基本をベースに、青年期の特質とそこでの対人関係と知的機能における発達的意味を考える「青年期の展開」、成長発達の過程において起こる危機と阻害の問題を考える「発達の危機と阻害」、人間の心身発達の問題を問い直す「生涯発達心理学の課題」について学習する。
教科書:発達心理学
過去の記事
1回目の記事(出願~入学式)
2回目の記事(入学3か月後)
3回目の記事(入学5か月後)
4回目の記事(心理学系の資格を目指す)
5回目の記事(人間関係の心理学)
※随時、ブログを更新します。