AWSについて右も左もわからない2年目社員が、社内AWS勉強会に参加してみましたので、内容を紹介させて頂きたいと思います。
社内で開催されたAWS勉強会は初心者向けで、全く知識のない私でも概要を理解し、最終的には多少AWSを業務で扱えるようになりました。
下記に社内AWS勉強会で学んだことを非常ーーに大まかにですがまとめておきたいと思います。
社内AWS勉強会で学んだ内容
- VPC、EC2の概要
- VPC、EC2ハンズオン
- プライベートネットワーク内でのサーバ構築法
- S3の概要
- S3ハンズオン
- S3を用いたオブジェクトのCRUD
- S3のバージョニング機能
- パケットポリシー設定
- 署名つきURLの発行方法
- RDSの概要
- RDSハンズオン
- DBインスタンスの作成方法
- DynamoDBの概要
"最終的には多少AWSを業務で扱えるようになった"と先述しましたが、例えばVPC、EC2の基礎知識、S3やDynamoDBの扱い方など、本勉強会で習得したことを思い出しながら業務に活かすことができました。
中でもVPC・EC2のハンズオンで学んだサーバー構築法が、直近で最も活用できたと思います。
・・・という事で、次項にプライベートネットワーク内でのサーバ構築法をまとめておきます。
プライベートネットワーク内でのサーバ構築手順
VPC作成
- VPCダッシュボードから"VPC"を選択し、"VPCの作成"をクリック
- 名前はユニークに定める
- IPv4アドレスの範囲を"10.20.0.0/16"に設定する。
プライベートサブネット作成
- VPCダッシュボードから"サブネット"を選択し、"サブネットの作成"をクリック
- 名前はユニークに定める
- VPCは前項で作成したものを選択する
- IPv4アドレスの範囲は、VPCで定めた範囲に収まるものに設定する。(例:10.20.2.0/24)
ルートテーブル作成
- VPCダッシュボードから"ルートテーブル"を選択し、"ルートテーブルの作成"をクリック
- 名前はユニークに定める
- VPCは前項で作成したものを選択する
- 作成後、下画面の"サブネットの関連付け"タブを選択し、前項で作成したサブネットと関連付ける
EC2作成
- EC2ダッシュボードから"EC2"を選択し、"インスタンスの作成"をクリック
- 該当のインスタンスタイプを指定する
- "インスタンスの設定"では、VPCとサブネットを前項で作成したものに設定する
- "セキュリティグループの追加"では、パブリックネットワークに置かれる踏み台サーバからのアクセスを許可するため、ssh(22番ポート)を許可するよう設定しておく(踏み台サーバについては後述の"プライベートネットワークサーバ構築確認"内の"踏み台サーバの作成"にて記載)
- 上記設定が完了したら、作成ボタンを押下しインスタンスを作成する
- 作成時にキーペアの選択が表示されるため、新しいキーペアを作成し、ダウンロードしておく
プライベートネットワークサーバ構築確認
踏み台サーバの作成
プライベートネットワークサーバに接続するための踏み台サーバを作成する。
パブリックサブネット作成
- VPCダッシュボードから"サブネット"を選択し、"サブネットの作成"をクリック
- 名前はユニークに定める
- VPCは前項で作成したものを選択する
- IPv4アドレスの範囲は、VPCで定めた範囲に収まるものに設定する。(例:10.20.3.0/24)
インターネットゲートウェイ作成
- VPCダッシュボードから"インターネットゲートウェイ"を選択し、インターネットゲートウェイを作成する
- 作成したインターネットゲートウェイをチェックし、"VPCにアタッチ"を選択する
- 前述で作成したVPCを選択する
ルートテーブル作成
- VPCダッシュボードから"ルートテーブル"を選択し、"ルートテーブルの作成"をクリック
- 名前はユニークに定める
- VPCは前項で作成したものを選択する
- 作成後、ルートテーブル作成画面の下画面にある"ルート"タブを選択し、前項で作成したインタネットゲートウェイをターゲットにしたルートを作成する
- 下画面の"サブネットの関連付け"タブを選択し、前項で作成したサブネットと関連付ける
EC2作成
前述した"EC2作成"と同様の手順で作成する
(セキュリティグループについては、社内LAN等限定的な回線から接続する場合は設定すること)
ツールを用いて接続確認
TeraTermやPuTTY等のツールを用いて、踏み台サーバへログイン後、プライベートサーバに接続できるかを確認する(接続方法の詳細についてはこちらでは割愛)
まとめ
AWSに限った話ではありませんが、やはり本勉強会は座学だけではなくハンズオンを行ったことで、各サービスがどのような役割を果たしているのか理解できたのではないかと思います。実践する事は大事だなと再認識しました。
今後も本勉強会で学んだことを振り替えつつ、業務等でAWSを活用していきたいと思います。