はじめに
まずこちらをご覧ください。タイトルの通りですが、初歩的なミスによりAWSで100万円溶かしました。生き恥を晒しています。
この記事では、私がどのようにこの大金を失ったのか、そしてその教訓について共有します。そして、「世の中にはこんな間抜けな人間がいるんだなぁ」というエンタメとして楽しんで貰えればと思います。
勉強が高くついた
私がAWSを触った目的は、RDSやEC2を使ってアプリ開発の勉強をし、GlueやAthenaなどのサービスにも少し手を出してみることでした。しかし、6月から11月の間に気づかぬうちに100万円が消えていました。
原因
原因1: サービスの停止忘れ
開発したEC2インスタンスなどのサービスは停止するのが基本です。しかし私は一部のサービスを停止することを忘れていたため、不要なコストが発生していました。さらに、私はEC2インスタンスだけでなく、スナップショットの保持にも費用がかかることを知らず、追加のコストが発生していることに気づきませんでした。
原因2: 無料枠の過信
AWSの無料枠があると高を括り、実際の使用量を見落としていました。無料枠といってもサービスごとに利用上限があります。例えば、EC2なら月750時間まで無料だが、私の場合は試行錯誤のために複数個のEC2インスタンスを建てており、上限を超えてしまっていました。
AWS 無料利用枠
原因3: クレジットカードの未確認
私は数ヶ月間、クレジットカードの支払いを確認していませんでした。口座残高はチェックしていたものの、直近で大きな買い物や定期投資もしていたため、「まぁこんなもんかなぁ」と思い込んでいました。気が付いた時には手遅れでした。
結果と対応
AWSに事情を説明したところ、最近の支払い30万円余りは返金してもらえました。
AWSのサポートは非常に親切でしたが、残りの70万円については返金が難しいとのことでした。
(詳細な理由の個別回答は難しいということでしたが、もしかしたら直近2~3ヶ月の支払いだけが対象となるのかもしれません)
少なくとも気が付くのが早ければ早い方が良いということですね。
対策方法
1. 支払い上限の設定
対策の中で、最も重要です。AWSの支払い上限を設定し、予期せぬ高額請求を防ぎます。面倒くさいかもしれないですが、実務では必須になると思うので覚えましょう。手順通りに実施するだけです。
請求アラームの作成方法
2. サービスの適切な管理
EC2などのサービスは使用しない時は必ず停止するようにします。これは意識して停止出来れば世話がないですが、停止忘れのためにも1.のアラート設定は優先的に行いましょう。
3. 定期的な支払い確認
クレジットカードの支払いは定期的に確認し、予期せぬ出費を避けます。クレジットカードの不正利用対策にもなるので、AWSに限らずクレジットカードの支払いは定期的に見ておきましょう。
まとめ
私のような失敗を避けるためにも、定期的な支払い確認とサービスの適切な管理が重要です。詰まるところ、当たり前のことを当たり前に実施しましょうという話です。
そして、100万円を失い恥を晒しても、人間は意外と前向きに生きていけることを学びました。むしろ人生が変わったなくらいの感覚で、多少のミスに動じなくなりました。
最後に、私の失敗談を聞いて「自分のミスなんて大したことないな...」と少しでも前向きになる方がいれば嬉しいです。