こんにちは、はじめまして。
新卒未経験でプログラマとして入社したハルです。今回、Databricksを受けるなら手始めにこれ、と言われる「Databricks Certified Data Engineer Associate」に合格したので、備忘録として記録しておきたいと思います。
目次
- 学習を始めたきっかけ
- 学習方法
- 試験当日
- 合格メリット
- 所感
学習を始めたきっかけ
学習を始めたきっかけは、アサインされる予定のプロジェクトでDatabricksを使用するかもしれないから学習しておいてほしいと上長に言われたことがきっかけというとても受動的なものでした。それまで、Databricksというソフトはもちろん、データレイクハウスがなんなのか、ということさえ知りませんでした。なんなら、ETLやSQLもわからないし、Pythonは大学一年生の時に講義で軽く触った程度で、友達に教えてもらいながらなんとか単位取得、といったレベルでした。
ただ、入社後研修を受けて、ほんのり頑張る程度の覚悟でIT業界を生き抜くのはだぞという雰囲気をうっすら感じていたので、ここで一発まあまあ難易度高さそうで会社からも重宝されそうな技術を身に着けておこう!と思い、全力で挑みました。
学習方法
主に次の教材です。(URL割愛🙏)
- Databricksの公式サイトにある動画教材
- Udemy
- ハンズオン
特に、ハンズオンで定期的にUIを触りながら理解を深めるのは良いと思います。それぞれの項目からできることを紙に書き出して通勤時間、退勤時間、移動時間、とスキマの隙間を埋め尽くしました。
そして、資格試験のために役に立ったのはUdemyの学習教材です。ただ、Databricksの学習教材で日本語対応しているものが少なく、Udemyを見る時もブラウザの翻訳機能or生成AIに頼る必要があると思います。
Udemyの学習教材ですが、一旦概要を掴むためにも動画を視聴するのがおすすめですが、資格取得だけなら模試の教材を全て丸暗記で十分合格ラインに乗れると感じました。
私は問題&回答を紙に手書きし、通勤時間、退勤時間、移動時間とスキマの隙間を暗記時間で埋め尽くしました。暗記を基本にしながら、わからない部分はChatGPT等生成AIに質問しまくることで、段々と知識がつながってくると思います。そうなってくると、案外試験範囲も狭く、4、5回別の模試を解くと「なんか見たことあるなあ」という感覚が増えてくるので、知識が身についてくると思います。
最短での合格を目指すのならばこの模試を最大の目的とした学習方法が一番効率が良い気がします。(私は資格取得の目的がDatabricks技術の習得よりも会社での居場所確保だったので、これが効率よかったです。なんなら、DELTA LIVE TABLESとかすごそうな技術の知識を何度も問われますが、まだ一回も使ったことないです。)
試験当日
覚悟がキマり切っていたので午前7時半から受験申し込みました。ちなみに、オンラインで家からいつでも受けられますが、月末は意外と夕方の時間が埋まっているので早めに予約した方が良いかもしれません。(バウチャーが切れるのが月末なのかな?)試験当日と前日は正直足掻いてもだめだと思っていたので、精神統一してしっかり眠りました。そして、朝からバキバキにして受験し合格しました。合否は受験してすぐページに記載されるので、合格と書かれていた時は内定を貰った以来の喜びでした。ちなみに、出題範囲が5つのドメインに分かれており、それぞれの正答率も出るので結構楽しいです。
合格メリット
合格メリットは色々とありますが、一番には自信がつくことです。入社後優秀な仲間たちに、大学で必死に育てあげた自尊心をメタメタにされていたので、なんとかITに関する資格を取れたことで、なんとかIT業界でも生きていけるかも!という実感を得られました。
もちろん、現在のプロジェクトでDatabricksを利用しているので、先輩への質問を最小限にツールを使うことはできていると思います。ただ、プロジェクトではPythonの知識の方が多く使うことになるので、それほどメリットは感じていないです。
あと、おそらく私の会社にはDatabricksの資格取得者は少なそうなので、そこで強みにはなっている気がします。そして、これから案件を増やそうという時っぽかったので差別化ができたような気がします。もちろん経験とかが重要なことは承知です。
所感
Databricks Certified Data Engineer Associate資格はそれほど難易度が高くないですが、まだあまり日本でメジャーになっておらず、これから、という感じなのでとったときのインパクトが大きい気がします。このタイミングでDatabricksに出会って、良い学習環境が整って、合格できたのはとても運後良かったと同時に、戦略的に動くことができたと自分を褒めてあげたいです。
これはこの資格に限ったことではありませんが、IT未経験新卒は全ての技術が難しく感じ、そしてあまりチームメンバーに対して価値を出せないと感じることがあるかと思います。さらに、コンサルティング的な会社では実力主義でプロジェクトに呼ばれるかどうかみたいなところもあるかもしれませんが、そういったときに一旦資格を取っておく、というのは経験の無い新卒にとってわかりやすい武器になると思います。
もちろん実戦経験がものをいう世界なのは理解していますが、その実践を積むための場所に最初から呼ばれやすくなるツールとして資格を有効利用できるのではないでしょうか。
資格取得はベテラン社員も新卒社員も同じ学習をしなければならず、割とフラットに開かれたチャンスです。なんなら、Databricksなど新しい技術や日本では学びにくいが、意外と取得は難しくない資格はねらい目かと思います。
私はちょっと今回の成功に味を占めてしまったので、次はAWS SAAを狙っています。定期的に技術ブログを書こうと思っているので、ぜひ応援お願いします~。