Python Arcade Libraryの概要
Python Arcade LibraryはPythonで2Dゲームを作るためのライブラリである.
有名なライブラリだと,pygameがある.ただ,Windowsの環境でpipを使ったインストールをしようとすると,raise DistutilsPlatformError("Unable to find vcvarsall.bat") というエラーを吐いてしまう.このエラーの解決方法が気に入らない人はPython Arcade Libraryを使うと良いだろう.
Python Arcade LibraryはpygletというOpenGLを使ったライブラリをゲームで使いやすくするために,pymunkやTiledなどを上手く組み合わせたものとなっている.物体の当たり判定やマップの読み込みを用意してくれているので,2Dゲームを作りたい人は試してみる価値はあるだろう.
Python Arcade Libraryのチュートリアル
Python Arcade LibraryのチュートリアルはSimple Platformerを読むと良い.
Python Arcade Libraryのチュートリアルは英語のみしかないが,難しい単語や文法はでてこない.英語の勉強にもなると思って頑張って読んでみよう.もちろん,deeplなどを使っても良い.
Step1から11までは,解説がついているので,ゲームを作ったことがない人にとってやさしくなっているが,Step12から解説がなくなっている.ソースコードの写経だけでなく,どの変数はどんな処理をさせるために必要なのか,といったことを考えながら読む必要がでてくる.
Python Arcade Libraryのサンプルコード
Python Arcade Libraryの公式ページにHow-To Exsample Codeがある.チュートリアルだけでは消化しきれなかったことや,作ってみたいゲームの実装方法がわからなくなったときは少し探してみると良いと思う.
SpritesやCamera Use,View Managementを見てみると,チュートリアルでは消化しきれなかったPython Arcade Libraryの使い方を学べるだろう.
Python Arcade Libraryで作られたゲーム
Games Made With Arcadeにまとめられている.githubからダウンロードして遊べるようになっている.ゲームの実装方法が気になった人は他人のコードを読んで,勉強してみるのも一つの手かもしれない.