はじめに
皆さんは AWS リソースにタグをつけていますでしょうか?
タグをつけることで管理がしやすくなるため、複数のワークロードや機能を同一の AWS アカウントにデプロイする際は、タグをつけているのではないでしょうか。
この記事では、「"Project: X"というタグがついたリソースを抽出して、今!」 と言われた時の手順を紹介します。
AWS Resource Groupsについて
AWS Resource Groups はタグを管理するサービスです。
タグでのリソース抽出や、タグの一括付与などを行えます。
事前準備
東京リージョンと大阪リージョンにテスト用のLambda関数を作成します。
タグには Project: X
を付与します。
AWS Resource Groupsでのタグ抽出
ここで、リソースグループの作成 か タグエディタ を選びます。
- リソースグループの作成 : 検索条件をリソースグループとして保存可能。同じ条件で何度も確認する場合に有用。ただし同一リージョンのみ検索可能 。
- タグエディタ : 検索条件を保存できないが、クロスリージョンでも検索可能 。
リソースグループの作成
リソースグループの作成 > タグベース で条件を入れていきます。
「グループリソースをプレビュー」リンクを押すと、指定したタグのついたリソースが表示されます。ただし、同一リージョンのリソースのみ表示されます。
このままグループ名を入力して登録すると、次回以降は検索条件を設定せずにリソースを確認できます。
タグエディタ
次に、タグエディタでクロスリージョンの検索をします。
タグエディタ > All regions > All supported resourece types を選びます。
タグに Project: X
を指定して、リソースを検索 リンクを押します。
すると、「リソースの検索結果」欄に先ほど作成した、東京リージョンと大阪リージョンの関数が表示されます。
また、表示されたリソースのチェックボックスにチェックを入れ、選択したリソースのタグを管理する リンクを押します。
次の画面では、Project: X
の値を一律変更したり、新しいタグを一律で付与することができます。
以上です。