服薬管理したい
ここ数年でIoTに目覚めいろいろなものを作ってきましたが、服薬管理関係のものを作っていることが多く、それだけ一番自分が困っていることなんだなあと感じる次第です。
2024年に頑張って作った服薬シリーズ最新作『私の服薬システム』を紹介します。
お困りポイント
- 定期的に飲まないといけない薬を飲み忘れる
- 追加で飲みたいときなど十分時間があいているか(前回何時に飲んだか)知りたい
- 症状の傾向を知るために記録をつけたい
工夫したところ
- 通知の仕方(アラーム音が鳴るにすると止めるだけ止めて「あとで飲もう」って思って忘れてしまうので、確実に飲んでから消せるように画面上にアラート表示のみにした)
- 気温などの環境値とともに服薬が記録できるようにした(頭痛薬を飲んだ時など、どんなときに頭が痛くなるか分析できる)
- WiFiにつながらない外出先からも記録できるようにした
STM32マイコンでタッチパネル操作
STM32マイコン(STM32U5G9J-DK2)で作成をしました。
どうしてSTM32マイコンを採用したかというと、ちょうどSTM32マイコンのコンテストが開催されていて、アイデアが通ればコンテスト応募を条件としてマイコンがいただけるということだったので「これはちょうど良い」と応募し、いただくことができたからです。
▼ 技術仕様に関しては以下にまとめていますのでよければご覧ください。
https://protopedia.net/prototype/5362
このマイコンTouchGFXというツールが使えて、これが画面を作るのにとても良いツールでした。
こういったものが他のマイコンにもあればよいのになと感じました。
製作から約半年間使い続けてみた感想
飲み忘れが激減しました!これは効果がすごく大きかったです。
いっぽうマイコンがボタンを押してからの反応が長く(WiFi接続してGASにアクセスしてるのですがそれが遅くて)記録するのがちょっとストレスです。ここをどうにか改善したいです。
あと前回服薬時刻もトップ画面に表示しときたいと思いました。
また使い続けて思ったこととしてボタンの押し感としてはやはり物理ボタンのほうがいいのかなと思いました。(これは好みかも)
『つくると!6』展示で好感触、さらに改良したい
『つくると!6』という福岡の展示会に出展しましたら、たくさんの方からいいですねと言っていただきました。
お話させていただきますと私だけでなく沢山の方が服薬に関してどうにか楽にならないかと思われていることがわかりました。
皆さんにも使っていただけるような形を目指して今後も改良を加えていきたいななどと思っています。