1.長文を早く読む技術
菅内閣初の第14回経済諮問会議。
サントリーの新浪さんの発言が日本の危機感を簡単に表現していて、中々面白かった内容で是非興味の有る方は読んでいただきたい。
議事要旨はこちら
しかし...この議事要旨、要旨っていう割には2万文字もある。
400文字詰作文要旨で50枚。ゲッ...こんなん毎回読むの面倒だな、と思う方も多いはず。
じゃあニュースを見ようと思っても、自分が知りたい部分が端折られているケースであったり、そもそも自分より知識が低い記者の幼稚な記事に出会ったりと、こちらも徒労に終わることも多い。
やっぱり原文の議事要旨を、早く読む方が良いわけだ。400文字詰作文要旨で50枚。
うーん...
2.銀座が力を貸してくれる
そこで、最近NLPの界隈で話題になっている銀座もとい「GiNZA」を使ってみる。
銀座のカフェで集中した、という話ではございません。GINZA SIXでもないです。
GiNZAは日本語対応番spaCyと考えると理解が早い
spaCy 入門
GiNZAはさすがに銀座だけあって出来ることが幅広い。
その中でも、私の悩みを早速解決してくれる機能が「文章要約」。
3.文章要約機能を使う。
大体はサンプルを用いたけど、要約された文章の「重要度」がアウトプットとしてなければ評価も比較もできず納得感が無いことから、採点のアウトプット部分だけロジックを追加している。
サンプルのgoogle colab
実行する時はコピーして自分のgoogle driveに持ってきて実行するのが吉。
4.結果
菅内閣初の第14回経済諮問会議。
385文章中スコア上位の文章をピックアップ。
結局第14回経済諮問会議は**「人材」**を題材とした会議で有ることが伺える。
また、**「地方の活性化」「官民一体」「使いやすい制度設計」**もキーワード。
0.645,こういうことによって大きな地域の活性化ができる。
0.556,そのためには実際に人がある程度は動かないといけないので、そこをしっかり考えつつ、やはり地域の活性化を目指していくということが重要だと思うし、そのためには、ペーパーでいろいろ書いてある個別具体的な課題に関して、しっかり対応して一気に全体が取り組んでいくということが令和2年第 14 回経済財政諮問会議的な成果につながっていって成長戦略になるのだと思う。
0.632,やはりこういう今まで議論されてきたことを、しっかりここで実行していくということが大事かと思っている。
0.612,こういう形のことをしっかりやっていく、そういう意味での誰もが便利さを実感できるためのデジタル活用というのを官民一体で考えていく必要があると思う。
0.587,それから、もう一つは、外国人人材の活用の問題で、これはやはりコーポレートガバナンス改革としてしっかりやっていくということが重要だと思う。
0.554,そうであれば、日本で本当に活躍してくれる人材というのを作り上げていくということはこれからもっと考えて良いことだと思う。
0.636,という話を聞き、非常に単純なことなのだが、制度はあります、ルールはありますと言っただけでは来てくれないので、やはりワンストップで便利なものをしっかり作っていくということが重要ではないかと思う。
0.682,そこでいろいろ人の大きな流れを作っていくということが非常に重要なことかと思う。
0.725,人材について。
0.667,例えばこういう政策をするなら、週末、その人はこの地方にいるというデータが必要になる。
0.578,新たな成長という新たなという意味は、前と全く違うということを言っているわけではなく、西村大臣資料の3ページ、あるいは我々の資料の14ページのように、項目として挙がってくることは、以前から挙げられたことをしっかりやるということだとは思う。
0.576,遅れが目立つので、しっかりやるために色々な施策を打っていかなければいけないし、そうした環境の中での働き方を考えると、2020年版の経営労働政策特別委員会報告、これは我々の春闘に向けたドキュメントだが、ここで述べたエンゲージメント等、働き方改革自体が長時間労働の制約だけではなく、やったことの意味を感じられるように働きがいになっていかなければいけない、そうしないと生産性に結びつかないので、そういうところを徹底して議論をして改革に結びつけなければいけないし、改めて、単にテレワークをやったから地方と都市と2か所に住めるというだけではなく、地方に住む意味というのは若い人が地方で活躍していくという話に持ってこなければいけない。
0.571,また、人材の質の向上という点で、先ほど新浪議員からあった中小企業支援法に基づく中小企業診断士の試験の活用、在り方というものも考えてみる必要があるかと思う。
私も要旨を全部読んでいるわけじゃないけど、
だいたいの議事の流れを知ることができて便利な要約機能。
これを記事にすることができれば、尚良し。