デフォルトサブネットマスクの詳細
- サブネットマスクの役割
- ネットワーク内のIPアドレスを効率的に管理し、ネットワークの分割やセキュリティの向上に役立つ
- デフォルトサブネットマスクは、IPアドレスのクラスに基づいて自動的に割り当てられるが、必要に応じてカスタムサブネットマスクを設定することも可能
- クラスごとのサブネットマスク
クラス ネットワーク部分とホスト部分 クラスA 最初の8ビットがネットワーク部分、残りの24ビットがホスト部分を示す クラスB 最初の16ビットがネットワーク部分、残りの16ビットがホスト部分を示す クラスC 最初の24ビットがネットワーク部分、残りの8ビットがホスト部分を示す - サブネットマスクにおける、ネットワーク部分とホスト部分の違い
- ネットワーク部分: ネットワーク全体を識別。サブネットマスクのビットが1の部分
- ホスト部分: ネットワーク内の個々のデバイスを識別。サブネットマスクのビットが0の部分
- ネットワーク内のデバイスがどのネットワークに属しているかを識別し、同じネットワーク内で一意のホストアドレスを持つことができる
IPアドレス
クラス | 用途 | 範囲 | デフォルトサブネットマスク | プライベートIP範囲 |
---|---|---|---|---|
クラスA | 大規模ネットワーク向け | 0.0.0.0 ~ 127.255.255.255 | 255.0.0.0 | 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255 |
クラスB | 中規模ネットワーク向け | 128.0.0.0 ~ 191.255.255.255 | 255.255.0.0 | 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255 |
クラスC | 小規模ネットワーク向け | 192.0.0.0 ~ 223.255.255.255 | 255.255.255.0 | 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255 |
クラスD | マルチキャスト用 | 224.0.0.0 ~ 239.255.255.255 | ||
クラスE | 研究用 | 240.0.0.0 ~ 255.255.255.255 |
特殊なIPアドレス
種類 | 範囲 | 用途 |
---|---|---|
ループバックアドレス | 127.0.0.0 ~ 127.255.255.255 | 自分自身を指すために使用。最も一般的なのは127.0.0.1で、ローカルホストとも呼ばれる。システムのテストにも使用される。 |
リンクローカルアドレス | 169.254.0.0 ~ 169.254.255.255 | DHCPサーバが利用できない場合に自動的に割り当てられるIPアドレス。APIPA(Automatic Private IP Addressing)とも呼ばれる |
マルチキャストアドレス | 224.0.0.0 ~ 239.255.255.255 | 特定のグループにデータを一斉に送信するために使用。ストリーミングやビデオ会議などで利用される。 |
ブロードキャストアドレス | 255.255.255.255 | ネットワーク内のすべてのホストにデータを送信するために使用される |