0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

自作 PC で Proxmox VE を構築

Posted at

ハードウェアの選定

置き場所を取らない、ミニ PC で、Windows は入れないので自作でと考え、筐体は
ベアボーン AMD X600チップセット搭載 DeskMini X600/W/BB/BOX/JP
https://www.biccamera.com/bc/item/12957679/
にしました。

でこれに合うパーツですが、
CPU: https://www.dospara.co.jp/SBR1299/IC500266.html
CPU FAN: https://www.dospara.co.jp/SBR282/IC497522.html
(届いて気がついたんだけど、CPU FAN はベアボーンにも入っていたw だけど小さくて冷却能力は低そうなので、買ってよかった。 CPU にも FAN が付いてきたけどこっちは高さがありすぎて筐体に入らないので、不採用)
Memory: https://www.dospara.co.jp/SBR1774/IC506996.html
M.2 SSD (PCIe 5.0 x4): https://www.dospara.co.jp/SBR1144/IC520064.html
M.2 SSD (PCIe 4.0 x4): https://www.dospara.co.jp/SBR1144/IC514683.html
SSD スロットは 2 つあるので、PCIe 5.0 の方を仮想マシンを入れる用途にして、4.0 の方は Proxmox VE 本体と ISO やバックアップ保管用として使います。

インストール

あらかじめ、USB に Proxmox VE 8.4 をダウンロードして作っておき、それを指して起動
下記記事が参考になりました

実際には USB メモリを指して電源を入れると、もうその時点で USB メモリからの起動になるので、しばらく待って、画面が表示されたら記事の内容に従って行うだけでした〜この時インストール先は、M.2 SSD (PCIe 4.0 x4) にしています。

IPv6 有効化

自宅は IP-OE なのでルーターには IPv4 アドレスは来ていません。なので外からアクセスしようとする場合には、IPv6 アドレスじゃないと仮想マシンにアクセスできないので、IPv6 の有効化 は必須だったのです。
下記記事がとても参考になりました。 UI 上 SLAAC を設定する画面とか出てこなかったですが、RA の確認でパケットは受け取れていましたので、先に進みます (仮想マシンを作ったあと、仮想マシンの中で IPv6 アドレスを受け取っていました)。

ディスクの追加

インストール先を M.2 SSD (PCIe 4.0 x4) にしたので、M.2 SSD (PCIe 5.0 x4) は使っていませんから、これを使えるようにしました。これは特段難しくなく、[データセンター]-[ストレージ] から [追加] で種別として、LVM を選び名前をつけて作成すれば完了です。vm-storage としました。

Windows VirtIO Driver ISO の追加

Proxmox の ISO ストレージにこの ISO を入れておかないと何かと面倒なことになるので、[データセンター]-[pve]-[local(pve)] から [ISO イメージ] を選んで、[URL からダウンロード] で次の URL を入力して、Proxmox 自体にダウンロードさせました。

ネットワークドライブのマウント

Hyper-V で動かしている仮想マシンのいくつかを移行させようと思ったのですが、リムーバブルディスクでやり取りするのも面倒なので、Windows Server がファイル サーバーになっているので、そこをマウントしてそこからインポートするやり方をとることにしました。
下記記事が参考になりました。これでネットワークドライブへのマウントも完了です。

Windows 仮想マシンのインポート

下記の記事を参考にしました。記事ではリムーバブルディスクを使っていますが、私の場合はマウントしたネットワークドライブからになります。

手順としては、

  1. Hyper-V で仮想マシンをネットワークドライブへエクスポート (VHDX だけあれば OK)
  2. Proxmox 上で仮想マシンを作成し、その際にデフォルトのディスクは削除しておく。種別dで Windows を選ぶと、[VirtIO ドライバ用の追加ドライブを追加] が出てくるので、チェックを入れてマウントしておきます。なお、CPU の種別は [x86-64-v4] にしておきます。
  3. 記事にあるように、qm importdisk <仮想マシンID> <インポート元 VHDX の場所> <インポート後の保存するストレージ> 実際には次のような感じ
    qm importdisk 101 x64_Win11-23h2.vhdx vm-storage
  4. 未使用のディスクとなるので、それを SATA で追加
  5. これで起動するので、起動後に Windows VirtIO Driver ISO からセットアップを実行してドライバーのインストール
  6. ここまで来ればネットワークも普通に使えるようになり、インポート完了です。

注意
多くの記事で、CPU は host 推奨になっていますが、私のように AMD プロセッサで構築した場合、2025年6月の更新プログラムを Windows に適用すると BSOD で起動できなくなってしまいます。

https://forum.proxmox.com/threads/amd-bsod-unsupported-processor-since-windows-build-26100-4202-update-kb5060842-its-preview-kb5058499.166828/

Windows 仮想マシンの新規インストール

下記の記事が参考になりました。デフォルトの状態で進める場合、ディスクが認識されないので、そこでドライバーのインストールが必要です。その後、初期設定画面でネットワークが見つからないという画面が出てきますが、ここでは Shift + F10 を押してコマンドラインを表示し、D: ドライブの直下にある VirtIO Driver のセットアップを実行すれば、必要なドライバーが全て入り、先に進めます。そしてこの時点でドライバーが入るので、下記の記事の最後の方の後からドライバーのインストールは行わなくて OK です。

バックアップ領域の拡張

下記の記事が参考になりました。
デフォルトのままでは、バックアップ領域は 100GB しかないので、これを拡張します。自動的に出来上がる local-lvm を削除し、その領域を割り当てる感じです。

これでバックアップ領域も増えて、いい感じの仮想マシンサーバーになりました。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?