本の読み方を試行錯誤しています
技術書や仕事に関わる本を読む時に、どうすれば効率的に読むことができるのか、頭に内容が残るのか試行錯誤しています。現在は、西尾 泰和 著『エンジニアの知的生産術』(技術評論社 2018)を参考に、少し自己流にアレンジしています。まだ「これが最高の読み方だ!」とは思えないですが、今の読み方を記録してみようと思います。
↓『エンジニアの知的生産術』
『エンジニアの知的生産術』に記載されていたやり方概要
- 読み方には「速い読み方(有用な情報を見つける)」と「遅い読み方「情報をもとに理解を組み立てる)」がある
速い読み方
1. 準備:目的を明確化する。
2. プレビュー:1冊5分くらいで全体をみてキーワードをメモして情報収集し、本を読むべきか、目的を修正すべきかチェックする。
3. (フォトリーディング:目のフォーカスをぼかしてページ全体を眺める。1冊3~5分 ※著者の方はあまりおすすめしていない)
4. 質問をつくる:再度5~15分本を眺めて、具体的な質問をつくる。まだ答えは探さない。読書の目的を具体的にしていく。
5. 熟成する:10〜20分、できれば一晩おく。
6. 答えを探す:4の答えを探すためにまたざっと読む。
7. マインドマップをつくる:学んだことをノートに書く。
8. 高速リーディング: 自分が必要と思う速度ではじめ〜おわりまで読む。
※この時、見出し・図・箇条書きを特にチェックする。大事な情報が記載されていることが多い。
遅い読み方
1. 予備調査・選書:3時間くらい。
2. 通読:4時間くらい。章の見出しをノートに記入していく。→読みながらノートを埋めていく。わからないことは何度でも記録する。頻出単語を記録する。関係や理由などは矢印でつなぐ。
3. 詳細読み:上記で記録した「わからないこと」を解決しつつ読む。
考えをまとめる
1. レポートで言及するとよさそうな情報をふせんに書き出す。100枚目標。
2. 書き出したふせんを並べる。関係がありそうなものを近くに異動する(KJ法)。集めたグループに表札をつける(これは省略可)。
3. 束ねたふせんをまた広げる。ふせん同士やグループ同士の関係を図解化する。
4. 図解を元に文章化する。全体を見る⇄詳細を見るを繰り返す。
現在の自己流の読み方
上記を参考にしつつ、時短のため、速い読み方・遅い読み方を混ぜてアレンジしたような読み方になっています。4の部分は両方試しているところです。
1. 目次をチェックする:全体像を把握しようと努める。
2. ざっと読む:見出しを中心に、30分くらい目標で1度最後まで眺める。気になった単語はマーカーを引く。
3. マーカーを引きながら読む:大切そうな部分にマーカーをマーカーを引きながら読む。
4. マーカーを引いた部分を中心に、ノートに転記する:まとめ資料を作るイメージで、ノートに転記する。
or
4. マーカーを引いた部分を中心に、ふせんアプリ(Post-it)に転記する:この場合はこの後ふせんをグループ分けして、タイトルをつける。
5. 4で作成したノートやふせんを見返す。
考えていること・悩み
- 目的意識を明確にするために、2の時に気になった単語や疑問を書き出したらいいのかもしれない。しかし、そうすると2の実施時も、iPad(ノート)も必要になるので、少し面倒。
- 4でやたらと時間がかかってしまう。もう少し短縮したい。特に4の部分をふせんにすると、時間がかかってしまう。ふせんに書くと、確かに全体を見る⇄詳細を見るを繰り返すことができるメリットは感じたが、読み返す際のハードルを考えても、ノートにまとめ資料を作る方がよいように感じている。マインドマップも昔やってみたことがあるが、これも見返してみた時の理解度がいまいちに感じた。ただ、コピペではなく手書きで書き写すことで、少し頭に入る度合いはあがっているのではないか?と感じる。
もう少し時短で効率的に読めるようになっていきたい
読むのに時間がかかりすぎてしまうと、読むハードルもあがってしまうので、1冊にもう少し時間をかけずに読めるようになっていきたいです。理解の必要な度合いなどから、まとめ資料の細かさを変えてもいいかもしれないと思っています。他の方がどう読んでいるのかも気になります。