概要
会社の人に勧めていただき、『独習Git』(リック・ウマリ 著 吉川 邦夫 翻訳、翔泳社、2016)を読んだので、その記録。
こんな人におすすめ (私)
- Gitのpullとかpushはできるけど、細かい操作や仕組みがよくわかっておらずいつも不安
- 必要なコマンドをその場で調べて使うが、全体像がよくわかっていない
- サルでもわかる、みたいな簡単に解説してくれるサイトを見てもピンとこない
- コマンドラインが苦手
ここがよかった
- Gitはもちろん、それ以外のコマンドについても丁寧な解説がある
- 何回か同じコマンドを繰り返すので、コマンドに慣れることができる
- フォルダ復元用のスクリプトが準備されており、途中で間違えても最初からやり直しが可能
今更ながらわかってよかったこと (git関連)
- gitのスイッチ
- 1文字のスイッチにはダッシュ1個
- 例:-p
- 略さないスイッチにはダッシュ2個
- 例:--version
- 1文字のスイッチにはダッシュ1個
-
origin
はリモートのこと- デフォルト名なので変更も可能。リモートを複数作ることも可能。
- git コマンドのエイリアスを作れる
git config --global alias.エイリアス名 "コマンド中身"
- ブランチの派生を視覚的に表す
git log --oneline --decorate --simplify-by-decoration --all --graph
- その単語を含むファイル名の出力
git grep 単語
- コマンドのタイポを0.1秒後に自動補正する設定
git config --global help.autocorrect 1
- マージやrebaseのキャンセル
- コミットメッセージの編集画面でコミットメッセージを全て消す
%d
- コミットメッセージの編集画面でコミットメッセージを全て消す
- rebase前の状態に戻す(何回もやっているけどいつも忘れるのでメモ)
- git reflogでrebaseを開始する直前のコミットの別名(HEAD@{n}) を見つけ出す
-
git reset --hard HEAD@{n}
- ステージングエリアと作業ディレクトリ両方リセットされる
- ブランチを作る時は、ファイルがコピーされているわけではなく、親コミットへのポインタを持っているだけ
- rebaseはブランチの開始地点を派生元の今の最新のコミットにする(何回も聞いているけど今回ちゃんとイメージがついたような)
今更ながらわかってよかったこと (git以外のコマンド)
-
Ctrl + A
: 行の先頭に移動 -
Ctrl + E
: 行の末尾に移動 -
echo 'test' >> b
: ファイルbの末尾に'test'を追記(ファイルがない場合は新規作成される)(これも何回もやっているが) -
history | grep 単語
:過去のコマンド検索
感想
コマンドやgitに少し慣れ、恐怖心が減った気がする。使っているうちに覚えるだろうとその場しのぎでコマンドを調べていたが、tutorialをちゃんとやる方が近道なのかもしれない。