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初心者のAWS lambda学びまとめ

Last updated at Posted at 2024-11-10

概要

仕事でAWS lambdaを使う機会があったので、学んだことや注意事項のまとめです。
初心者で同じような境遇の人の参考になれば嬉しいです。

使ったサービス

  • lambda
  • API Gateway
  • cdk (lambda, API Gatewayのコードを管理)

lambda自体の設定

ライブラリを使う

lambdaのコード内で、Python標準ではないライブラリを使いたい場合は、ライブラリのコードもどこかに保持しておく必要があります。以下2つの選択肢があるようです。(他にもあるのかもしれません。)

  • lambdaレイヤーに入れる
    ライブラリをzipにしてlambdaレイヤーというところにアップロードする方法です。

わかりやすかった記事:

[注意]
zipにするフォルダ名は注意が必要です。(pyhonのライブラリなら、python にする)

  • その時にはまって書いた記事:

ちなみに、lambdaレイヤーにはライブラリ以外のものもアップロードできて、以下のように開けるようです。(lambdaレイヤーは、/opt 以下に展開されるため。)また、複数の関数間で共有することができるそうです。

with open("/opt/zipにしたフォルダ名/file名", "r") as f:
  • Bundlingオプションを使う
    自分では使っていないが、他の人がこちらを使っていました。インストールするライブラリとコマンドを書いておくことで、アップロードしてくれるようです。デプロイ後は、lambdaレイヤーではなく、lambda本体の中のディレクトリに含まれているようです。

コールドスタートを防ぐ (プロビジョニングされた同時実行数)

コールドスタートでレスポンスが遅くなるのを防ぐために、事前に初期化しておく実行環境の数を指定できます。(ただ、その分のコストはかかるそうです。)

同時実行数(ピーク時の秒間)の1/3位を設定しておくと良いと教えてもらいました。

cdkでは、エイリアスに対して以下のように設定できます。

const alias = new lambda.Alias(this, 'SampleAlias', {
      aliasName: "sampleAlias",
      version: sampleLambda.currentVersion,
      provisionedConcurrentExecutions: 5,
    });

[注意]
エイリアス名と関数名を同じにした状態でデプロイしたところ、以下のエラーが発生しました。違う名前の方が良いみたいです。

Resource handler returned message: "Provisioned Concurrency configuration failed to be applied. Reason: FAILED" (RequestToken: xxx, Handler
ErrorCode: NotStabilized)

デプロイ時のダウンタイムを最小化 (エイリアス)

API Gatewayからは、lambdaのエイリアスを呼び出すようにしておくことで、エイリアスに紐づくバージョンを変更するだけで、バージョン変更ができます。デプロイ時のダウンタイムを最小化に役立ちます。

[注意]
API Gatewayからlambdaのエイリアスを呼び出すと、管理コンソールからコード編集しても、エイリアスに紐づくバージョンを変えなければ変更が反映されません。よく考えればわかることなのですが、気がつくまでにしばし時間を要しました。

API Gateway関連

独自のドメインを設定する (カスタムドメイン設定)

API Gatewayのドメインを、指定したドメインに設定することができます。この手順を参考に実施しました。

(カスタムドメイン自体の設定はインフラチームに実施いただいていたのを、cdk化しただけなので、元の設定は完全に理解できているわけではないですが。)

cdk関連

cdkのベースは別の方に作ってもらったため、自分でゼロから作るのはできていないので、今度ゼロから作ってみたいです。

環境ごとに名前をつける

環境ごとに名前をつけないと、同じAWS環境上に複数環境用のstackが存在する場合に、上書きされてしまうという事象が発生しました。

stackの定義を増やす

一つのプロジェクトに複数stackを入れることもでき、/lib 配下に、stackごとのファイルを作り、/bin 配下のファイルにstackを追記します。stackを分けるかどうかについては、削除やデプロイを分けたいかがポイントになりそうという話がありました。

stackを削除する

cdk deploy した時に、裏では Cloud Formationのスタックがデプロイされています。
stackの削除は、コマンドで cdk deploy stack名 でできますが、なかなか削除されない時は、CloudFormation > スタック名 > リソース から、リソースごとの削除状況を確認することができます。画面から削除することもできます。

削除保護の設定

CloudFormation の画面から、stackの削除保護 (一度無効にしなければ削除できなくなるため、誤って削除するのを防ぐことができる)を設定できます。が、cdkでデプロイすると設定が上書きされて無効になってしまうため、削除保護を設定したい場合は、cdk側で設定が必要なようです。

/bin 配下のstack定義で、各stackを定義する時に1行追加するだけです。

new SampleStack(app, `SampleStack-${targetEnv}`, {
+  terminationProtection: true,
   env: { 省略 },
}

その他

CloudWatchの「すべてのログストリームを検索」

lambdaのログは、CloudWatch で確認することができます。(lambdaの画面から、モニタリング > CloudWatchログを表示 から表示できます。)
これは、lambdaのログに限らないのかもしれないのですが、CloudWatchの「ログストリーム」の「最終のイベント時刻」が、画面を読み込み直しても更新されないことがありました。(「ログが出力されない!と騒いだが実際は出力されていた。)「すべてのログストリームを検索」で検索するのが便利なようです。

image.png

おわりに

完全に理解した!とは言えないけれど、学びは多かったので次に生かしたいです。初めてだったので、社内の経験のある方が、色々説明と資料を送ってくださって本当にありがたかったです。感謝...。

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