はじめに
代表的なサーバの種類についてまとめてみました。
Webサーバ
Webサイトの機能を提供するサーバ。HTMLファイルや画像ファイル、プログラムなどを置いておく。クライアントのブラウザがアクセスしてくると、それらのファイルを提供する。
代表的なソフトは、Apache(Apache HTTP Server)、Nginx(エンジンエックス)、IIS(Internet Information Services)。
メールサーバ
メールの送受信を担当するSMTPサーバと、クライアントにメールを受信させるPOPサーバがある。これら2つを合わせてメールサーバと呼ぶことが多い。メールをダウンロードしてから読むのではなく、サーバに置いたまま読めるIMAP4サーバもある。
代表的なソフトは、Sendmail、Postfix、Dovecot。
データベースサーバ
データを保存したり、検索したりするためのデータベースを置くサーバ。
代表的なソフトは、MySQL、PostgreSQL、MariaDB、SQL Server、Oracle Database。
ファイルサーバ
ファイルを保存して、皆で共有するためのサーバ。
代表的なソフトは、Samba。
DNSサーバ
IPアドレスと、ドメインを結びつけるDNS機能を持つサーバ。
DHCPサーバ
IPアドレスを自動的に振る機能を持つサーバ。
FTPサーバ
FTPプロトコルを使って、ファイルの送受信を行うサーバ。Webサーバと同居させることが多く、ファイルの設置に使う。
プロキシサーバ
通信を中継する役割を持つサーバの総称。社内LANなどインターネットから隔離された場所からインターネット上のサーバに接続するときに使う。また、プロキシサーバを経由すると、接続先から自分のアクセス元を隠すことが出来るため、自分の身元を隠したいときにも使われることもある。
認証サーバ
ユーザー認証するためのサーバ。Windowsネットワークにログインするための「Active Directory」と呼ばれるサーバや、無線LANやリモート接続する際にユーザー認証する「Radiusサーバ」などがある。
代表的なソフトは、OpenLDAP、Active Directory。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます!
参考文献
・仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/1
小笠原種高 (著)
p.13