UNIXについて
UNIXは元々、アメリカAT&T社のベル研究所で開発され、大きく分けて2つの路線で発展してきました。ひとつは、ベル研究所の作ったUNIXを受け継ぐSystem V(ファイブ)系と呼ばれるもので、もうひとつは、カリフォルニア大学バークレー校で開発されたものを受け継ぐBSD系です。
UNIXは、専用のワークステーションなどで動作するものでしたが、これらを個人向けのパソコンで動作するように移植したものをPC-UNIXと呼びます。LinuxはPC-UNIXの代表ですが、UNIXのソースコードを流用していないため、UNIX系OSと呼ばれることもあります。
UNIXの他の分類方法としては、研究機関向けに公開された情報をもとに、大手コンピューターメーカーが自社コンピュータ製品向けに商品として開発・販売してきたもの(商用UNIX)と、有志ユーザーが協力し合って開発を続け、基本的には無償で提供することを前提としているものがあります。
UNIXの系譜
おわりに
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参考文献
・Linuxの絵本 サーバーOSが楽しくわかる9つの扉 単行本(ソフトカバー) – 2020/1/20
株式会社アンク (著) p.xiii