株式
株式とは
株式とは、一般的には株式会社が資金を調達するために発行する有価証券のことである。株式を発行して得た資金は、銀行からの借入金や社債発行で得た資金とは違い、企業には返済の義務はない。その代わり、株式を購入して資金を出してくれた株主に対して、様々な還元をする。
主な株主の権利
・経営参加権
株主総会で議決権を行使出来る権利。
・剰余金配当請求権
会社の剰余金(利益)から、配当を受け取ることが出来る権利。
・残余財産分配請求権
会社が解散する際、負債を返済した後、財産が残る場合、株主はその持ち株数に応じて残った財産の分配を受けることが出来る権利。
株式の売買単位
通常の株取引で売買される売買単位のことを、「単元株」という。単元株の株数は、100株である。実際の取引は、単元株の整数倍で行われ、売買は100株、200株、300株・・・・・・となる。
・「株式累積投資」と「株式ミニ投資」
証券会社が個人向けに提供している「株式累積投資」と「株式ミニ投資」は、単元株未満で株式の売買が出来るサービスである。
株式累積投資 ・・・毎月、一定額ずつ積み立て方式で購入する。
株式ミニ投資・・・1単元の10分の1の単位で売買する。
証券取引所
株式は、通常、証券取引所を通じて売買される。東京証券取引所(東証)以外にも、名古屋・札幌・福岡に証券取引所がある。東証は主に「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に区分される。
株価の仕組み
株の価格(株価)には、4つの種類がある。
始値(はじめね)・・・最初に取引された価格
終値(おわりね)・・・最後に取引された価格
高値(たかね) ・・・最も高く取引された価格
安値(やすね) ・・・最も安く取引された価格
4つの株価を「四本値(よんほんね)」という。
「ローソク足」とは
ローソク足とは、株価の動きを時間の経過に沿って図で表したものである。形がローソクに似ていることから、ローソク足と呼ばれており、四本値を表している。
ローソク足を並べてグラフにしたものを「株価チャート」と呼ぶ。
おわりに
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参考文献
・【CBT模試付/動画付】FP3級合格のトリセツ 速習テキスト 2024-25年版【CBT対応/オールカラー/無料講義動画/完全リンク問題集有/法改正対応】(YouTubeほんださん/東大式FPチャンネルとコラボ中!) (ファイナンシャルプランナー) (FP合格のトリセツシリーズ) 単行本 – 2024/5/18
東京リーガルマインド LEC FP試験対策研究会 (著, 編集)
p.202-204